ある患者さんからメールをいただきました。
お父様のガン治療を心配されている息子さんからです。
知らないはずです。
そしてそれがエビデンスどおりの結果に終わることも毎日見てきています。
自分の知らない治療に対して、
「低量の抗ガン剤では副作用だけが蓄積して
かえって具合が悪くなっていく可能性がある」
などと、ずいぶん都合のいい言い訳をしているみたいですが、
チョット苦しすぎる弁解のように思います。
標準的抗癌剤治療では、
絶対的に安全である可能性しかないのでしょうか。
標準的に大量の抗癌剤をつかった治療では、
副作用の蓄積により、
抗癌剤治療そのものが続けられなくなってしまった患者さんは数知れません。
それも、ごく短期間の治療で、
非常に強い骨髄抑制が現れて、
それ以降の治療が困難になってしまう患者さんも少なくありません。
そのような患者さんは現在も何人か診ています。
治療には難渋しています。
主治医は、実行したことのない治療であり、
何も知らないのだから仕方ありませんが、
2006年2月14日の「製薬会社の社会貢献」
でも書いたとおりです。
その記事で紹介した患者さんは
タキソールという抗癌剤を使い続けて
現在丸7年を経過しました。
この患者さんがタキソールでは最長ですが、
5年を超える患者さんはゾロゾロいます。
毒性の蓄積により具合が悪くなる可能性は、
少なくとも標準的な治療よりははるかに少ないと思います。
抗癌剤は毒薬です。
それが少ないから、毒性性が無い。
などということはありません。
量が少なくとも毒性は存在します。
しかし人間には、多少の毒が入ってきても、
それが、許容範囲内であれば、
必ずもとのとおりに身体は復活します。
許容範囲限界の大量の毒が身体に入り、
そのダメージから脱却する前に、
次の毒が入れられる。
これが、標準的な抗癌剤治療です。
これでは、毒は蓄積することが当たり前です。
蓄積しないほうが不思議です。
「抗ガン剤が効くタイミングを逃す可能性がある」
これも、相当に苦しい言い訳ではないでしょうか。
ガン治療には、
すべての可能性があります。
先ほどのタキソールでは、
たった一回の使用でショック死された患者さんも報告されています。
その主治医には、「効くタイミング」とやらを、
教えていただきたいものですね。
はじめから、ドカンと“大量の抗癌剤爆弾”を投下したならば、
必ず効くのでしょうか。
それが、最善のタイミングでしょうか。
標準的な抗癌剤治療では○○%の確率でしか効かないことは証明されているはずです。
そして、その○○%から外れてしまった患者さんでは、
大きなダメージだけが残されることだけはハッキリ判っています。
寿命を縮めるのです。
「やってみなければ判らない」です。
あらゆる可能性を考えて、
どの道に進むべきなのか、
自己責任の上にゆっくりお考えください。
私自身は、「やってみなければ判らない」ならば、
外れたときのダメージが少ないほうを選びますが・・・・
以上 文責 梅澤 充
お父様のガン治療を心配されている息子さんからです。
今月の○日にセカンドオピニオンに伺いました○○です。
その後のメールで先生が仰った通り、私自身が主治医に会うための努力が足りなかったと思い、先週○○日に都合をつけて父の診察に付き添いました。
こちらが希望するならば低量の抗ガン剤治療を行っても構わないとは仰っていましたが、
やはり懐疑的なのは明らかでした。
低量の抗ガン剤では副作用だけが蓄積してかえって具合が悪くなっていく可能性があるということや、抗ガン剤が効くタイミングを逃す可能性があるということなど不安要素を強く言われました。
そういった治療をしたことのない医師がそう考えるのは当然とも思いますが、
直接そう説明されるとやはり怖くなります。
それでもやってもらえるならば・・・とも思うのですが、
いやいやながらやってもらうのもどこか抵抗を感じます。
また、気持ちとしては低量の抗ガン剤治療の可能性を信じたいとは思いますが、
それが○○がんについてはどうなのかも気になります。
どちらにしてもやってみなければわかりませんし、
こちらが決めるしかないのですが・・・
知らないはずです。
そしてそれがエビデンスどおりの結果に終わることも毎日見てきています。
自分の知らない治療に対して、
「低量の抗ガン剤では副作用だけが蓄積して
かえって具合が悪くなっていく可能性がある」
などと、ずいぶん都合のいい言い訳をしているみたいですが、
チョット苦しすぎる弁解のように思います。
標準的抗癌剤治療では、
絶対的に安全である可能性しかないのでしょうか。
標準的に大量の抗癌剤をつかった治療では、
副作用の蓄積により、
抗癌剤治療そのものが続けられなくなってしまった患者さんは数知れません。
それも、ごく短期間の治療で、
非常に強い骨髄抑制が現れて、
それ以降の治療が困難になってしまう患者さんも少なくありません。
そのような患者さんは現在も何人か診ています。
治療には難渋しています。
主治医は、実行したことのない治療であり、
何も知らないのだから仕方ありませんが、
2006年2月14日の「製薬会社の社会貢献」
でも書いたとおりです。
その記事で紹介した患者さんは
タキソールという抗癌剤を使い続けて
現在丸7年を経過しました。
この患者さんがタキソールでは最長ですが、
5年を超える患者さんはゾロゾロいます。
毒性の蓄積により具合が悪くなる可能性は、
少なくとも標準的な治療よりははるかに少ないと思います。
抗癌剤は毒薬です。
それが少ないから、毒性性が無い。
などということはありません。
量が少なくとも毒性は存在します。
しかし人間には、多少の毒が入ってきても、
それが、許容範囲内であれば、
必ずもとのとおりに身体は復活します。
許容範囲限界の大量の毒が身体に入り、
そのダメージから脱却する前に、
次の毒が入れられる。
これが、標準的な抗癌剤治療です。
これでは、毒は蓄積することが当たり前です。
蓄積しないほうが不思議です。
「抗ガン剤が効くタイミングを逃す可能性がある」
これも、相当に苦しい言い訳ではないでしょうか。
ガン治療には、
すべての可能性があります。
先ほどのタキソールでは、
たった一回の使用でショック死された患者さんも報告されています。
その主治医には、「効くタイミング」とやらを、
教えていただきたいものですね。
はじめから、ドカンと“大量の抗癌剤爆弾”を投下したならば、
必ず効くのでしょうか。
それが、最善のタイミングでしょうか。
標準的な抗癌剤治療では○○%の確率でしか効かないことは証明されているはずです。
そして、その○○%から外れてしまった患者さんでは、
大きなダメージだけが残されることだけはハッキリ判っています。
寿命を縮めるのです。
どちらにしてもやってみなければわかりませんし、
こちらが決めるしかないのですが・・・
「やってみなければ判らない」です。
あらゆる可能性を考えて、
どの道に進むべきなのか、
自己責任の上にゆっくりお考えください。
私自身は、「やってみなければ判らない」ならば、
外れたときのダメージが少ないほうを選びますが・・・・
以上 文責 梅澤 充



