コメントで質問をいただきました。
匿名の質問には答えていないのですが、
悩んでいる方も多いと思われる内容ですので、
私の考えを書きます。
特に免疫力を向上させる食事は、
消化器術後の患者さんにとっては好ましくないものが多いですから・・・・
ところで、再発予防のためのサプリメントの意味・効果は、
正直に言って、判りません。
また、私は、免疫治療が無意味だとも思っていません。
免疫治療の意味・効果が判らない。
というだけです。
また、免疫治療だけに頼ることは無謀だ。
と言っているだけです。
多くのサプリメントが免疫力を向上させることは事実です。
私自身、免疫力増強作用が強く、
廉価なサプリメントはお勧めすることも少なくありません。
しかし、理論的に考えると、
免疫活性を向上させることでの再発予防効果は、
あまり期待できないように思われます。
それは、体内にガンが再び増大してきたならば、
その小さなガンの塊そのものが最大の免疫刺激になるからです。
全身状態が良好でガンを抱えている患者さんでは、
免疫能力は一般の人(ガンを持っていない人)よりも、
高くなっています。
まだ、全部の解析はできていませんが、
1万人近い患者さんの免疫データを見ると、
間違いなくその傾向はあると思います。
私は、人間の免疫活性を見るとき、
そのような目で見ています。
その高くなっている免疫力をさらに向上させることに
何処まで意味があるのかは不明です。
もしかすると、ガンが、免疫活性を刺激するようになるよりも、
もっと小さな状態の時に、
サプリメントなどで免疫活性を向上させることには
意義があるような気はしていますが、
その確証はありません。
また、クレスチンという健康保険のクスリがありますが、
それは、カワラ茸というキノコの菌糸体抽出成分です。
いわば、お国が健康保険で使えるクスリとして認めた健康食品のようなものです。
私は、健康保険で許される患者さんには、
極力処方するようにしています。
クレスチンはTh2(Helper T-cell 2)の抑制という、
腫瘍免疫力にブレーキをかけるように作用しますが、
その活性を抑えることで、
相対的に腫瘍免疫力を向上させると考えられています。
そのクレスチンは胃ガンの根治手術後において、
抗癌剤治療単独の患者群と比較して、
抗癌剤治療と同時にクレスチンを服用したグループでは、
確実に延命効果があることが証明されています。
がんセンターなどでは絶対に使わないクスリですが・・・・
免疫力を向上させるという健康食品の多くは、
Th1(Helper T-cell 1)という、
腫瘍免疫活性を亢進されるリンパ球を活性化させるものです。
したがって、クレスチンと併用すれば、
腫瘍免疫力の増強効果は一段と大きくなると考えられます。
そうであるならば、
免疫活性を上げると謳っているサプリメントを併用することは、
生存期間の延長に寄与する可能性は多分にあると思います。
私は、3年前にガンで亡くなった自分の身内には、
クレスチンと同時に、
6年間にわたりサプリメントは飲ませました。
勿論、それがどの程度有効であったのかはまったく不明です。
しかし、害は無かったと思っています。
サプリメントの再発予防の効果については不明ですが、
経済的に問題が無いのであれば、
それは無駄ではないと思います。
ダメもとです。
サプリメントが無料であれば、
私は、一部の免疫疾患の患者さんを除き、
すべてのガンを患う患者さんに勧めます。
サプリメントの効果について、
それを立証できる医者はいません。
サプリメントを使うか否かを決めるときには、
医者に相談するより、
お財布に相談したほうが無難だと思います。
以上 文責 梅澤 充
匿名の質問には答えていないのですが、
悩んでいる方も多いと思われる内容ですので、
私の考えを書きます。
はじめまして、毎日興味深く読ませて頂いています。僕は胃癌で全摘をしました。現在、再発予防にTS-1を服用してますが、免疫力をあげる為に食事療法をしていて、今後サプリを飲む事も検討しています。そこで、先生のおっしゃる無意味な免疫治療という事についてですが、僕達のような再発予防という場合でも無意味なのでしょうか?それとも転移再発後に対してはという事なのでしょうか?気になったのでコメントさせて頂きました。ハードな生活の上に毎日の更新でさぞお疲れの事と思います。余力ありましたら、この件にふれてみて下さい。お願いします。
消化器の手術後の食事療法は難しいと思います。特に免疫力を向上させる食事は、
消化器術後の患者さんにとっては好ましくないものが多いですから・・・・
ところで、再発予防のためのサプリメントの意味・効果は、
正直に言って、判りません。
また、私は、免疫治療が無意味だとも思っていません。
免疫治療の意味・効果が判らない。
というだけです。
また、免疫治療だけに頼ることは無謀だ。
と言っているだけです。
多くのサプリメントが免疫力を向上させることは事実です。
私自身、免疫力増強作用が強く、
廉価なサプリメントはお勧めすることも少なくありません。
しかし、理論的に考えると、
免疫活性を向上させることでの再発予防効果は、
あまり期待できないように思われます。
それは、体内にガンが再び増大してきたならば、
その小さなガンの塊そのものが最大の免疫刺激になるからです。
全身状態が良好でガンを抱えている患者さんでは、
免疫能力は一般の人(ガンを持っていない人)よりも、
高くなっています。
まだ、全部の解析はできていませんが、
1万人近い患者さんの免疫データを見ると、
間違いなくその傾向はあると思います。
私は、人間の免疫活性を見るとき、
そのような目で見ています。
その高くなっている免疫力をさらに向上させることに
何処まで意味があるのかは不明です。
もしかすると、ガンが、免疫活性を刺激するようになるよりも、
もっと小さな状態の時に、
サプリメントなどで免疫活性を向上させることには
意義があるような気はしていますが、
その確証はありません。
また、クレスチンという健康保険のクスリがありますが、
それは、カワラ茸というキノコの菌糸体抽出成分です。
いわば、お国が健康保険で使えるクスリとして認めた健康食品のようなものです。
私は、健康保険で許される患者さんには、
極力処方するようにしています。
クレスチンはTh2(Helper T-cell 2)の抑制という、
腫瘍免疫力にブレーキをかけるように作用しますが、
その活性を抑えることで、
相対的に腫瘍免疫力を向上させると考えられています。
そのクレスチンは胃ガンの根治手術後において、
抗癌剤治療単独の患者群と比較して、
抗癌剤治療と同時にクレスチンを服用したグループでは、
確実に延命効果があることが証明されています。
がんセンターなどでは絶対に使わないクスリですが・・・・
免疫力を向上させるという健康食品の多くは、
Th1(Helper T-cell 1)という、
腫瘍免疫活性を亢進されるリンパ球を活性化させるものです。
したがって、クレスチンと併用すれば、
腫瘍免疫力の増強効果は一段と大きくなると考えられます。
そうであるならば、
免疫活性を上げると謳っているサプリメントを併用することは、
生存期間の延長に寄与する可能性は多分にあると思います。
私は、3年前にガンで亡くなった自分の身内には、
クレスチンと同時に、
6年間にわたりサプリメントは飲ませました。
勿論、それがどの程度有効であったのかはまったく不明です。
しかし、害は無かったと思っています。
サプリメントの再発予防の効果については不明ですが、
経済的に問題が無いのであれば、
それは無駄ではないと思います。
ダメもとです。
サプリメントが無料であれば、
私は、一部の免疫疾患の患者さんを除き、
すべてのガンを患う患者さんに勧めます。
サプリメントの効果について、
それを立証できる医者はいません。
サプリメントを使うか否かを決めるときには、
医者に相談するより、
お財布に相談したほうが無難だと思います。
以上 文責 梅澤 充



