非常にタチの良くないガンが再発してしまった患者さんが相談に来られました。
再発を来たしたのは1年前です。
その時、勧められた抗癌剤治療は一回だけ行い、
その後は、ご自身の判断で、
抗癌剤治療は一切行っていなかったそうです。
その時、主治医からは、
「半年、もって1年」と言われたそうですが、
1年経った現在、
元気ではありませんが、
栄養状態も良く、ご存命です。
これから、最少量の抗癌剤を使った治療を計画されています。
主治医の「半年、もって1年」は、
標準的な抗癌剤治療を行った場合の数字です。
無治療の場合、多くは半年程度しか生きていることのできないガンです。
主治医に、「少量の抗癌剤で治療を行って欲しい」
と頼んだときには、
「少量の抗癌剤では効かない」
と言われたそうですが、
少量よりさらに少ないゼロでも、
標準的に大量の抗癌剤を使った治療と同等以上の数字です。
当たり前ですが、
この1年間、抗癌剤の副作用を味わうことはありませんでした。
主治医はおそらく
「偶然、たまたま」といわれると思います。
しかし、偶然であろうがタマタマであろうが、
副作用を受けることなく、
企画されていた被害甚大な抗癌剤治療と同等以上に生活ができているのです。
その、標準的抗癌剤治療は非常に厳しく、
その治療が奏功してガンの一時的な縮小が得られても、
全身へのダメージが大きく長生きをすることはできません。
勿論、再発が発見された当初は、
それに伴う自覚症状も皆無ですから、
普通の日常生活を送ることができます。
本日の患者さんは、定期的な診断はあまり行っていなかったようですので、
たまたまラッキーだったのですが、
どんなガンでも、
無治療あるいは、
少量の抗癌剤で治療していくときには、
頻回に状態を把握して、
増悪があれば即座に対応する体制を整えていれば、
何時でも、大量の抗癌剤を使う治療に移行することは可能です。
当然、少量で別の抗癌剤に切り替えて治療することも十分に可能です。
ガンが存在しているから、
即座に標準的抗癌剤治療を行う。
これは、あまりにも愚かな行為だと思います。
標準的抗癌剤治療を重用する医者は、
エビデンスを重要視されていますが、
そのエビデンスは、
PS.(パフォーマンス ステータス)が、
0と1 の患者さんが対象に出されたデータです。
PS. については
2006年1月18日の「緩和医療」で書きましたが、
PS.0 は「ガンが存在していることは確認されるも無症状の患者さん」
PS.1 は「自覚症状を伴い、軽度の生活制限を受ける患者さんです」
PS.0 とPS.1 の患者さんを比較した、
標準的抗癌剤治療の成績データはありません。
0も1もイッショクタです。
個別のデータが無い以上、
エビデンスを重視するのであれば、
PS.0 でもPS.1 でも治療成績に変わりは無いということです。
そうであれば、
再発が確認された当初のPS.0の時から、
時間が経過してPS.1に至ってから治療を開始したほうが、
その経過を観た分だけ長生きできることになります。
生存期間中央値の数字は、治療開始からの時間です。
ノンビリしたタイプのガンでは、
PS.0から1に至るまで半年以上余裕のあるヤツもいます。
まったく不自由なく生活できるその時間の分だけトクをすることになります。
その時間は当然抗癌剤治療の副作用はありません。
「イキナリ標準」は愚かだと思います。
ただし、副作用を伴わない範囲の抗癌剤を使って
ガンと同居することを目指す治療であれば、
同居人はまだ、小さくておとなしいうちの方が、
扱いやすいですので、早めに始めたほうが無難だと思います。
エビデンスを重視する医者は、
ご自身に都合の良いエビデンスだけを眺めているような気がしてなりません。
以上 文責 梅澤 充
再発を来たしたのは1年前です。
その時、勧められた抗癌剤治療は一回だけ行い、
その後は、ご自身の判断で、
抗癌剤治療は一切行っていなかったそうです。
その時、主治医からは、
「半年、もって1年」と言われたそうですが、
1年経った現在、
元気ではありませんが、
栄養状態も良く、ご存命です。
これから、最少量の抗癌剤を使った治療を計画されています。
主治医の「半年、もって1年」は、
標準的な抗癌剤治療を行った場合の数字です。
無治療の場合、多くは半年程度しか生きていることのできないガンです。
主治医に、「少量の抗癌剤で治療を行って欲しい」
と頼んだときには、
「少量の抗癌剤では効かない」
と言われたそうですが、
少量よりさらに少ないゼロでも、
標準的に大量の抗癌剤を使った治療と同等以上の数字です。
当たり前ですが、
この1年間、抗癌剤の副作用を味わうことはありませんでした。
主治医はおそらく
「偶然、たまたま」といわれると思います。
しかし、偶然であろうがタマタマであろうが、
副作用を受けることなく、
企画されていた被害甚大な抗癌剤治療と同等以上に生活ができているのです。
その、標準的抗癌剤治療は非常に厳しく、
その治療が奏功してガンの一時的な縮小が得られても、
全身へのダメージが大きく長生きをすることはできません。
勿論、再発が発見された当初は、
それに伴う自覚症状も皆無ですから、
普通の日常生活を送ることができます。
本日の患者さんは、定期的な診断はあまり行っていなかったようですので、
たまたまラッキーだったのですが、
どんなガンでも、
無治療あるいは、
少量の抗癌剤で治療していくときには、
頻回に状態を把握して、
増悪があれば即座に対応する体制を整えていれば、
何時でも、大量の抗癌剤を使う治療に移行することは可能です。
当然、少量で別の抗癌剤に切り替えて治療することも十分に可能です。
ガンが存在しているから、
即座に標準的抗癌剤治療を行う。
これは、あまりにも愚かな行為だと思います。
標準的抗癌剤治療を重用する医者は、
エビデンスを重要視されていますが、
そのエビデンスは、
PS.(パフォーマンス ステータス)が、
0と1 の患者さんが対象に出されたデータです。
PS. については
2006年1月18日の「緩和医療」で書きましたが、
PS.0 は「ガンが存在していることは確認されるも無症状の患者さん」
PS.1 は「自覚症状を伴い、軽度の生活制限を受ける患者さんです」
PS.0 とPS.1 の患者さんを比較した、
標準的抗癌剤治療の成績データはありません。
0も1もイッショクタです。
個別のデータが無い以上、
エビデンスを重視するのであれば、
PS.0 でもPS.1 でも治療成績に変わりは無いということです。
そうであれば、
再発が確認された当初のPS.0の時から、
時間が経過してPS.1に至ってから治療を開始したほうが、
その経過を観た分だけ長生きできることになります。
生存期間中央値の数字は、治療開始からの時間です。
ノンビリしたタイプのガンでは、
PS.0から1に至るまで半年以上余裕のあるヤツもいます。
まったく不自由なく生活できるその時間の分だけトクをすることになります。
その時間は当然抗癌剤治療の副作用はありません。
「イキナリ標準」は愚かだと思います。
ただし、副作用を伴わない範囲の抗癌剤を使って
ガンと同居することを目指す治療であれば、
同居人はまだ、小さくておとなしいうちの方が、
扱いやすいですので、早めに始めたほうが無難だと思います。
エビデンスを重視する医者は、
ご自身に都合の良いエビデンスだけを眺めているような気がしてなりません。
以上 文責 梅澤 充



