昨日の「あぁ、セカンドオピニオン」に対して、
セカンドオピニオンを受ける大変さ、
ハードルの高さについてのコメントをいくつかいただいています。
オモテのコメントですのでご覧ください。
「現実は厳しいですね。」
と、他人事のように言ってしまいますが、
セカンドオピニオンを嫌う医者の気持ちは、
分かりますし、また分からない部分もあり複雑です。
昨日例に挙げた(実例のようですが・・・)医者は
チョット例外的にひどすぎるように思いますが、
セカンドオピニオンを受けたいといわれて、
気持ちよく、
「ハイどうぞ」という医者は少ないように思います。
少なからず気分を害してしまう医者もいるのではないでしょうか。
特に、大きな病院に勤務している医者ではその傾向が強いように思います。
何故でしょうか?
第一に面倒であること。
当然、自分の仕事が一つ増えるのですから、
あまり歓迎はできません。
一般的に医者は書類を書くことは好きではありません。
外科医であれば手術が増えて、仕事が忙しくなることは厭いませんが、
書類書きなどの仕事は嫌いです。
第二に医者の年齢にもよると思います。
大病院は多くは大学からの派遣病院が多く、
概ね若い医者が多くなっています。
医者は、医学部を卒業してちょうど10年目(35歳前後)くらいになると、
一人前になったような気分になります。
そのくらいの若い医者が、
公立病院などでは多いように思われます。
そうなると、一人前になって、
何でもできると勘違いしているときに、
患者さんからセカンドオピニオンを要求されると、
出鼻を挫かれたような気分になって、
「完璧な医者であるオレを信じられないのか!」
と、さらに大きな勘違いに発展し、
素直にそれを受け入れたくはなく、
気分を害するということになるような気がします。
私もそのくらいの歳の時には、そうだったように思います。
歳とともに自分のできることが如何に少ないかが判ってきて、
セカンドオピニオンもまったく嫌だとは思わなくなるように思います。
次に、大病院の医者は、
何か医療問題が起きても、
直接自分の責任にはならない場合が多いからではないでしょうか。
私の場合などは、セカンドオピニオンは、
他の病院を飛び出して、
あるいは追い出されて来た患者さんは別ですが、
ガンと診断がついて、はじめて訪れた患者さんなどには、
先ず、可能な限り多くの病院でセカンドオピニオンを受けてくることを勧めます。
それは、私自身の責任逃れのためです。
患者さんご自身でできるだけ多くの病院でセカンドオピニオンを受けていただき、
他のところでの治療が良いと思ったなら、
そちらに行けば良いことですし、
ご自身の治療に対する多くの考えを聞いた結果、
私の治療が良いと考えてくれたのであれば、
すべてではありませんが、
結果責任の一部は間違いなく患者さんが背負ってくれることになります。
これは、非常に助かります。
文字通り、肩の荷が軽くなります。
しかし大病院の勤務医は、
はじめから結果責任はあまり感じていませんから、
結果的にセカンドオピニオンを嫌うように思います。
しかし、如何なる理由があるにしても、
セカンドオピニオンを受けることは患者さんの権利です。
それを行使できないのは理不尽な話です。
患者も医者も人間ですから、
感情のぶつかり合いは当然あると思います。
しかし、私が勝手に考えたセカンドオピニオンを嫌う医者の心理は、
的を大きくは外れてはいないと思います。
その医者の心理状況も考慮して、
上手く医者を手玉に取って、
セカンドオピニオンの権利を獲得してください。
本来、そんな苦労は不要なはずですが・・・・
余談ですが、コメントの一節を見て思い出したことがあります。
私のところに来る前に、
別の病院からUFTというクスリが処方されていた患者さんがいます。
私が選択したのは少量ですがTS-1でした。
ご承知の方も多いと思いますが、
TS-1とUFTなどの5-FU系統の抗癌剤は、
同時に内服(点滴)すると死に至る危険性があります。
「ソリブジン事件での死亡事故」と同じです。
そこで患者さんには、
「UFTは絶対に飲まないでくださいね!死ぬこともありますよ!」と確認して、
さらに院外処方の調剤薬局でも指示してもらうように処方箋にも書いたのですが、
「両方飲んだ方が効くかと思った」
とのことで、同時に内服していました。
翌週に、抗癌剤の点滴のために来られたときには、
白血球がほとんど無くなるほどの骨髄抑制を来たしていました。
即座に入院してもらい、救命はしましたが、
本当に死ぬところでした。
「言うとおりにしてもらえないと、ホントに死にますよ!」と言ってしまいました・・・・
以上 文責 梅澤 充
セカンドオピニオンを受ける大変さ、
ハードルの高さについてのコメントをいくつかいただいています。
オモテのコメントですのでご覧ください。
「現実は厳しいですね。」
と、他人事のように言ってしまいますが、
セカンドオピニオンを嫌う医者の気持ちは、
分かりますし、また分からない部分もあり複雑です。
昨日例に挙げた(実例のようですが・・・)医者は
チョット例外的にひどすぎるように思いますが、
セカンドオピニオンを受けたいといわれて、
気持ちよく、
「ハイどうぞ」という医者は少ないように思います。
少なからず気分を害してしまう医者もいるのではないでしょうか。
特に、大きな病院に勤務している医者ではその傾向が強いように思います。
何故でしょうか?
第一に面倒であること。
当然、自分の仕事が一つ増えるのですから、
あまり歓迎はできません。
一般的に医者は書類を書くことは好きではありません。
外科医であれば手術が増えて、仕事が忙しくなることは厭いませんが、
書類書きなどの仕事は嫌いです。
第二に医者の年齢にもよると思います。
大病院は多くは大学からの派遣病院が多く、
概ね若い医者が多くなっています。
医者は、医学部を卒業してちょうど10年目(35歳前後)くらいになると、
一人前になったような気分になります。
そのくらいの若い医者が、
公立病院などでは多いように思われます。
そうなると、一人前になって、
何でもできると勘違いしているときに、
患者さんからセカンドオピニオンを要求されると、
出鼻を挫かれたような気分になって、
「完璧な医者であるオレを信じられないのか!」
と、さらに大きな勘違いに発展し、
素直にそれを受け入れたくはなく、
気分を害するということになるような気がします。
私もそのくらいの歳の時には、そうだったように思います。
歳とともに自分のできることが如何に少ないかが判ってきて、
セカンドオピニオンもまったく嫌だとは思わなくなるように思います。
次に、大病院の医者は、
何か医療問題が起きても、
直接自分の責任にはならない場合が多いからではないでしょうか。
私の場合などは、セカンドオピニオンは、
他の病院を飛び出して、
あるいは追い出されて来た患者さんは別ですが、
ガンと診断がついて、はじめて訪れた患者さんなどには、
先ず、可能な限り多くの病院でセカンドオピニオンを受けてくることを勧めます。
それは、私自身の責任逃れのためです。
患者さんご自身でできるだけ多くの病院でセカンドオピニオンを受けていただき、
他のところでの治療が良いと思ったなら、
そちらに行けば良いことですし、
ご自身の治療に対する多くの考えを聞いた結果、
私の治療が良いと考えてくれたのであれば、
すべてではありませんが、
結果責任の一部は間違いなく患者さんが背負ってくれることになります。
これは、非常に助かります。
文字通り、肩の荷が軽くなります。
しかし大病院の勤務医は、
はじめから結果責任はあまり感じていませんから、
結果的にセカンドオピニオンを嫌うように思います。
しかし、如何なる理由があるにしても、
セカンドオピニオンを受けることは患者さんの権利です。
それを行使できないのは理不尽な話です。
患者も医者も人間ですから、
感情のぶつかり合いは当然あると思います。
しかし、私が勝手に考えたセカンドオピニオンを嫌う医者の心理は、
的を大きくは外れてはいないと思います。
その医者の心理状況も考慮して、
上手く医者を手玉に取って、
セカンドオピニオンの権利を獲得してください。
本来、そんな苦労は不要なはずですが・・・・
余談ですが、コメントの一節を見て思い出したことがあります。
記憶に残る医者は『僕の言うことを聞かなくて死んだ患者が居るんだ。』と
言われたときは、さすがに私もこの医者に診てもらうことは止めようと決心しました。
私のところに来る前に、
別の病院からUFTというクスリが処方されていた患者さんがいます。
私が選択したのは少量ですがTS-1でした。
ご承知の方も多いと思いますが、
TS-1とUFTなどの5-FU系統の抗癌剤は、
同時に内服(点滴)すると死に至る危険性があります。
「ソリブジン事件での死亡事故」と同じです。
そこで患者さんには、
「UFTは絶対に飲まないでくださいね!死ぬこともありますよ!」と確認して、
さらに院外処方の調剤薬局でも指示してもらうように処方箋にも書いたのですが、
「両方飲んだ方が効くかと思った」
とのことで、同時に内服していました。
翌週に、抗癌剤の点滴のために来られたときには、
白血球がほとんど無くなるほどの骨髄抑制を来たしていました。
即座に入院してもらい、救命はしましたが、
本当に死ぬところでした。
「言うとおりにしてもらえないと、ホントに死にますよ!」と言ってしまいました・・・・
以上 文責 梅澤 充



