「たまには治る人もいるから治療をしましょうよ」
と言われた患者さんがいます。
私が、一年以上診ている患者さんです。
手術後にガンが再発して、
標準的抗癌剤治療を受け、
その後私のところへ来られ、
1年間以上抗癌剤治療を続けてきました。
標準的抗癌剤治療での生存期間中央値は10ヶ月もないガンです。
手術をしてくれた主治医のもとには、
時々経過報告に行かれていたようです。
そして、その主治医から、
「腫瘍マーカーも増大してきているから、
標準的抗癌剤治療をした方が良いかも知れない」
と言われ、腫瘍内科を紹介されたそうです。
その腫瘍内科医から、
「たまには治る人もいる」
と言われたそうです。
患者さんご本人は、
標準的抗癌剤治療のつらさは知っていますが、
「あんな治療は今の体力のあるうちにしかできないから、
治るのならば治療をしたい」
と、トンでもない考えてをしてしまいました。
私は、今まで何回か、
「現在の抗癌剤治療は、患者さんの無知に付け込んだ、
騙まし討ちのような治療だ」
ということを書いてきました。
それは「○○%の確率で効きますよ」
と言われた言葉を患者さんが、
「○○%の確率で治る」
「○○%の確率ですごく良くなる。長生きできる」
と、勘違いして治療を受けているからです。
しかし、「治る人もいる」
というのは「ウソ」です。
騙まし討ちを超えて詐欺です。
たびたび登場していただく、
○○がんセンターなどの
「治療計画説明書」なるものを患者さんがお持ちになることがありますが、
そこには、
「ハッキリと治ることはない」
と書かれています。
そして「延命のための治療」
と明記してあります。
○○がんセンターの方がはるかに良心的です。
その患者さんが行かれている病院は公立病院です。
採算を考えて治療を勧めているのではないと思いますが、
抗癌剤治療で有名な都立病院から、
移ってきたばかりの腫瘍内科医だそうですので、
ご自身の抗癌剤治療の腕前の披露でもしたいと考えているのでしょうか。
私が診ているほとんどの患者さんは、
標準的抗癌剤治療のつらさに耐えかねたり、
その治療の本当の意味を知って、
標準的ではない抗癌剤治療を求めて来られた方です。
したがって、「治る人がいる」などといわれても、
それが「ウソ」であることを知っていますので、
標準的な治療を受けようとは考えません。
しかし、その患者さんは、
標準的抗癌剤治療を続けているときに、
抗癌剤治療ができる主治医が転勤になり、
抗癌剤治療を続けることができなくなったことから、
私のところへ来たという経緯の方ですので、
あまり、標準的抗癌剤治療の意味はご理解いただいておりません。
その上、私が治療をして、
腫瘍マーカーも一時期は増加せず停滞してくれたときもありますが、
現在は、停滞気味ながらジワジワと増加してきていますので、
「治る」という言葉にコロッと騙されても仕方がないのかも知れません。
標準的抗癌剤治療のエビデンスでは、
すでに亡くなられている確率は70%以上はあるのですが、
やはり、患者さんにとっては、
1年間以上にわたり、腫瘍マーカーがユックリでも増大するという事実には、
耐え難いものがあるようです。
○○%の確率で腫瘍マーカーの一時的な低下を期待できる
標準的な抗癌剤治療は魅力があるのでしょうか。
本日はあらためて、
標準的抗癌剤治療の意味を説明し、
もし、それを行うのであれば、
現在の無症状のQOLの高い時間を大切にするために、
無治療という選択肢も大きな意味があることをお話しました。
「標準的抗癌剤治療を行いガンが治る」
あまりにも酷いウソを言って患者さんを
治療に引き込もうとする
とんでもない医者もいまだに生息しているようですので、
十分にご注意ください。
それと同時に、標準的抗癌剤治療の意味についてあらためて考えてみてください。
以上 文責 梅澤 充
と言われた患者さんがいます。
私が、一年以上診ている患者さんです。
手術後にガンが再発して、
標準的抗癌剤治療を受け、
その後私のところへ来られ、
1年間以上抗癌剤治療を続けてきました。
標準的抗癌剤治療での生存期間中央値は10ヶ月もないガンです。
手術をしてくれた主治医のもとには、
時々経過報告に行かれていたようです。
そして、その主治医から、
「腫瘍マーカーも増大してきているから、
標準的抗癌剤治療をした方が良いかも知れない」
と言われ、腫瘍内科を紹介されたそうです。
その腫瘍内科医から、
「たまには治る人もいる」
と言われたそうです。
患者さんご本人は、
標準的抗癌剤治療のつらさは知っていますが、
「あんな治療は今の体力のあるうちにしかできないから、
治るのならば治療をしたい」
と、トンでもない考えてをしてしまいました。
私は、今まで何回か、
「現在の抗癌剤治療は、患者さんの無知に付け込んだ、
騙まし討ちのような治療だ」
ということを書いてきました。
それは「○○%の確率で効きますよ」
と言われた言葉を患者さんが、
「○○%の確率で治る」
「○○%の確率ですごく良くなる。長生きできる」
と、勘違いして治療を受けているからです。
しかし、「治る人もいる」
というのは「ウソ」です。
騙まし討ちを超えて詐欺です。
たびたび登場していただく、
○○がんセンターなどの
「治療計画説明書」なるものを患者さんがお持ちになることがありますが、
そこには、
「ハッキリと治ることはない」
と書かれています。
そして「延命のための治療」
と明記してあります。
○○がんセンターの方がはるかに良心的です。
その患者さんが行かれている病院は公立病院です。
採算を考えて治療を勧めているのではないと思いますが、
抗癌剤治療で有名な都立病院から、
移ってきたばかりの腫瘍内科医だそうですので、
ご自身の抗癌剤治療の腕前の披露でもしたいと考えているのでしょうか。
私が診ているほとんどの患者さんは、
標準的抗癌剤治療のつらさに耐えかねたり、
その治療の本当の意味を知って、
標準的ではない抗癌剤治療を求めて来られた方です。
したがって、「治る人がいる」などといわれても、
それが「ウソ」であることを知っていますので、
標準的な治療を受けようとは考えません。
しかし、その患者さんは、
標準的抗癌剤治療を続けているときに、
抗癌剤治療ができる主治医が転勤になり、
抗癌剤治療を続けることができなくなったことから、
私のところへ来たという経緯の方ですので、
あまり、標準的抗癌剤治療の意味はご理解いただいておりません。
その上、私が治療をして、
腫瘍マーカーも一時期は増加せず停滞してくれたときもありますが、
現在は、停滞気味ながらジワジワと増加してきていますので、
「治る」という言葉にコロッと騙されても仕方がないのかも知れません。
標準的抗癌剤治療のエビデンスでは、
すでに亡くなられている確率は70%以上はあるのですが、
やはり、患者さんにとっては、
1年間以上にわたり、腫瘍マーカーがユックリでも増大するという事実には、
耐え難いものがあるようです。
○○%の確率で腫瘍マーカーの一時的な低下を期待できる
標準的な抗癌剤治療は魅力があるのでしょうか。
本日はあらためて、
標準的抗癌剤治療の意味を説明し、
もし、それを行うのであれば、
現在の無症状のQOLの高い時間を大切にするために、
無治療という選択肢も大きな意味があることをお話しました。
「標準的抗癌剤治療を行いガンが治る」
あまりにも酷いウソを言って患者さんを
治療に引き込もうとする
とんでもない医者もいまだに生息しているようですので、
十分にご注意ください。
それと同時に、標準的抗癌剤治療の意味についてあらためて考えてみてください。
以上 文責 梅澤 充



