現在の日本人は、近隣諸国との間で問題になっている歴史認識を見ても、自虐的な傾向がとても強いように感じます。
それが、美徳とでも勘違いしているような気がします。
歴史認識における自虐は、まったく滑稽であり、
日本人としてのステータスを貶めることに生甲斐を見出しているようにすら見える
「進歩的文化人」と呼ばれる人々は、
何処かから何かもらっているのではないかと、疑いたくなるくらいです。
日本がすべて正しいなどと、極右のような考えはありません。
良くないところも多分にあったとは思います。
しかし、それだけではないはずです。
是は是、非は非で、冷静に判断してもらいたいと思います。
歴史認識の問題は、国益には大きく影響しますが、
ガンにも、人命にも関係ないので、ここら辺で止めておきますが、
ガン治療の現場でも、
日本のガン治療に大きな影響力を持つ偉〜い進歩的なセンセイ方の自虐的行動で、大いに迷惑を被っている面があります。
本日はそのことについて書きます。
それは、抗癌剤です。
日本人は、優秀な抗癌剤をたくさん作り出しています。
しかし、日本人の患者さんがそのせっかくの新薬の恩恵に与るまでには、
紆余曲折を経なければなりません。
例えば、ゼローダ(商品名)(一般名Capecitabine)という経口抗癌剤は、
1993年に、日本の鎌倉研究所と言うところで開発されました。
しかし、抗癌剤治療専門の偉〜い先生方に、
「経口抗癌剤なんか効かない」という
有難いお墨付きを頂き、国外追放の憂き目に遭いました。
しかし、アメリカで、大腸ガンおよび乳ガンにおけるその有用性が見出され、
1998年いち早くアメリカで、大腸癌、乳癌に対して承認され、
患者さんの負担になる点滴ではなく、通院の必要のない経口で、
手軽に使える有効な新薬として汎用されるようになりました。
それを見て、国外追放処分を下した偉い先生方は慌てました。
日本に逆輸入を試みましたが、
今度は厚生労働省がなかなか動きません。
日本で使われなかったため、
当然アメリカ人の患者さんにおけるデータしか存在しないからです。
お堅い日本の厚生労働省では、海外のデータだけでは承認しません。
日本人のデータがなければダメです。
従って日本で臨床治験をやり直して、
日本での開発から実に10年の歳月を経て、
2003年6月6日やっと日本で、乳ガンに対してのみ承認されました。
日本で開発したのに、「南蛮渡来の有難い新薬」として…
アメリカに遅れること5年です。
しかも、いまだに日本では大腸ガンには、健康保険では使えません。
同様に日本の偉〜い先生およびマスコミにも散々けなされた、
経口抗癌剤のUFT(ユーエフティー)も、日本で承認はされていましたが、
ゼローダと似たような扱いを受けました。
UFT(ユーエフティー)は、国の恥とまで言われました。
このUFT(ユーエフティー)については、
書きたいことが余りにもたくさんあり過ぎますので、
後日あらためて書きます。
また、エルプラット(商品名)(一般名オキザリプラチンOxaliplatin)という、
大腸・直腸ガンに対して世界中で使われている抗癌剤は、
1970年代に名古屋市立大学の教授により発見された化合物です。
それを、スイスの会社が製造販売することになり、
世界中のどの国も大腸・直腸ガン治療の決め手として使用しているさなか、
日本だけが、世界中から取り残され、
承認がなされず、2005年4月にやっと承認された新薬です。
それまで、それを発見した日本だけ、まさに世界からオキザリにされていました。
この新薬の承認にあたっては、ある患者さんのまさに命がけの努力がその影にあり、
マスコミでも大きく取り上げられていました。
昨年亡くなられた、大腸ガン患者であったHSさんは、
日本では認可されていない為、その薬を、極めて高額な料金を支払い、
輸入で使わざるを得ませんでした。
その経験から、一刻も早い承認を厚生労働省に懸命に働きかけ、
それが通じたのか、昨年4月に承認されました。
HSさんはその承認を見届け亡くなられました。
私は、そのオキザリプラチンを使った標準的抗癌剤治療を、
推奨はしませんが、
オキザリプラチンは極めて有効な抗癌剤として使っています。
この様に、日本では、日本以外の国で、特にアメリカで認められなければ、
日本人が開発したものを、素晴らしい薬であると信じることができない。
奥ゆかしいというか、極めて馬鹿げた、摩訶不思議な精神状態だと思います。
2月21日の「エビデンスが無いときは?」(2)で登場したアムルビシンは、
日本で開発されました。
幸い日本でも承認されています。
このクスリも日本発の世界に通用する抗癌剤です。
昨日の、メトロノミック テラピー のように、
アメリカのお尻を追いかけるのはいい加減に止めて、
(メトロノミック テラピーそのものは理想的な治療です!)
この日本発のクスリが世界中の患者さんに最大の福音をもたらす
日本オリジナルの使い方を工夫して頂くことを期待しています。
以上 文責 梅澤 充
それが、美徳とでも勘違いしているような気がします。
歴史認識における自虐は、まったく滑稽であり、
日本人としてのステータスを貶めることに生甲斐を見出しているようにすら見える
「進歩的文化人」と呼ばれる人々は、
何処かから何かもらっているのではないかと、疑いたくなるくらいです。
日本がすべて正しいなどと、極右のような考えはありません。
良くないところも多分にあったとは思います。
しかし、それだけではないはずです。
是は是、非は非で、冷静に判断してもらいたいと思います。
歴史認識の問題は、国益には大きく影響しますが、
ガンにも、人命にも関係ないので、ここら辺で止めておきますが、
ガン治療の現場でも、
日本のガン治療に大きな影響力を持つ偉〜い進歩的なセンセイ方の自虐的行動で、大いに迷惑を被っている面があります。
本日はそのことについて書きます。
それは、抗癌剤です。
日本人は、優秀な抗癌剤をたくさん作り出しています。
しかし、日本人の患者さんがそのせっかくの新薬の恩恵に与るまでには、
紆余曲折を経なければなりません。
例えば、ゼローダ(商品名)(一般名Capecitabine)という経口抗癌剤は、
1993年に、日本の鎌倉研究所と言うところで開発されました。
しかし、抗癌剤治療専門の偉〜い先生方に、
「経口抗癌剤なんか効かない」という
有難いお墨付きを頂き、国外追放の憂き目に遭いました。
しかし、アメリカで、大腸ガンおよび乳ガンにおけるその有用性が見出され、
1998年いち早くアメリカで、大腸癌、乳癌に対して承認され、
患者さんの負担になる点滴ではなく、通院の必要のない経口で、
手軽に使える有効な新薬として汎用されるようになりました。
それを見て、国外追放処分を下した偉い先生方は慌てました。
日本に逆輸入を試みましたが、
今度は厚生労働省がなかなか動きません。
日本で使われなかったため、
当然アメリカ人の患者さんにおけるデータしか存在しないからです。
お堅い日本の厚生労働省では、海外のデータだけでは承認しません。
日本人のデータがなければダメです。
従って日本で臨床治験をやり直して、
日本での開発から実に10年の歳月を経て、
2003年6月6日やっと日本で、乳ガンに対してのみ承認されました。
日本で開発したのに、「南蛮渡来の有難い新薬」として…
アメリカに遅れること5年です。
しかも、いまだに日本では大腸ガンには、健康保険では使えません。
同様に日本の偉〜い先生およびマスコミにも散々けなされた、
経口抗癌剤のUFT(ユーエフティー)も、日本で承認はされていましたが、
ゼローダと似たような扱いを受けました。
UFT(ユーエフティー)は、国の恥とまで言われました。
このUFT(ユーエフティー)については、
書きたいことが余りにもたくさんあり過ぎますので、
後日あらためて書きます。
また、エルプラット(商品名)(一般名オキザリプラチンOxaliplatin)という、
大腸・直腸ガンに対して世界中で使われている抗癌剤は、
1970年代に名古屋市立大学の教授により発見された化合物です。
それを、スイスの会社が製造販売することになり、
世界中のどの国も大腸・直腸ガン治療の決め手として使用しているさなか、
日本だけが、世界中から取り残され、
承認がなされず、2005年4月にやっと承認された新薬です。
それまで、それを発見した日本だけ、まさに世界からオキザリにされていました。
この新薬の承認にあたっては、ある患者さんのまさに命がけの努力がその影にあり、
マスコミでも大きく取り上げられていました。
昨年亡くなられた、大腸ガン患者であったHSさんは、
日本では認可されていない為、その薬を、極めて高額な料金を支払い、
輸入で使わざるを得ませんでした。
その経験から、一刻も早い承認を厚生労働省に懸命に働きかけ、
それが通じたのか、昨年4月に承認されました。
HSさんはその承認を見届け亡くなられました。
私は、そのオキザリプラチンを使った標準的抗癌剤治療を、
推奨はしませんが、
オキザリプラチンは極めて有効な抗癌剤として使っています。
この様に、日本では、日本以外の国で、特にアメリカで認められなければ、
日本人が開発したものを、素晴らしい薬であると信じることができない。
奥ゆかしいというか、極めて馬鹿げた、摩訶不思議な精神状態だと思います。
2月21日の「エビデンスが無いときは?」(2)で登場したアムルビシンは、
日本で開発されました。
幸い日本でも承認されています。
このクスリも日本発の世界に通用する抗癌剤です。
昨日の、メトロノミック テラピー のように、
アメリカのお尻を追いかけるのはいい加減に止めて、
(メトロノミック テラピーそのものは理想的な治療です!)
この日本発のクスリが世界中の患者さんに最大の福音をもたらす
日本オリジナルの使い方を工夫して頂くことを期待しています。
以上 文責 梅澤 充



