昨日は「患者さんからの質問に対する答え」
で、患者さんというより主治医の誤解について書きました。
本日は別のこのブログを読まれた方から頂いたメールに対してのお答えです。
2月25日の「NHKのことをイロイロ書く理由」
で書いた内容で誤解を受けてしまわれたようですので、
もし同じ誤解を受けられた方がおられたら大変ですから、
釈明しておきます。
膵ガン治療に対するターセバについてです。
私にメールを出された方は、患者さんではありません。
膵ガンの患者さんの、親しいお知り合いと名乗られる方です。
内容は、
非常に重い内容で、困ってしまいます。
先ず、大きな誤解は、
ターセバの治療効果が小さいとは、書きませんでした。
「2週間しか」とは、書きましたが、それは私の価値観です。
「2週間も」と考える患者さん(本件の場合ご友人)もおられると、思います。
その2週間の意味については、患者さん自身が判断して下さい。
また、
ターセバが、膵ガンに対して効果が乏しいのではなく、
「ジェムザールとターセバを併用した場合と
ジェムザール単独での治療効果を比較した場合、
併用しても2週間の延命効果しか認められていない。」
と書きましたが、ターセバ単独でのデータは出ておりません。(私は知りません)
ターセバ単独の治療効果は未知です。
文面からは、判断できませんが、
恐らくはじめは、お決まりのジェムザールを使いその後、
効かなくなったということだと思います。
一般的な抗癌剤治療専門の先生は、効かなくなったら、
その治療は止めるのが普通ですから、
お友達の患者さんの場合は、ターセバ単独で治療されているものと思われます。
そうであれば、
ハッキリとした膵ガンに対するターセバの治療効果のデータはありません。
しかし、何度もこのブログで書いているとおり、
データはあくまで他人の参考値であり、
エビデンスがあるといっても、その治療を今受けている本人に効果がなければ、
意味がありません。
逆にエビデンスなどなくても、今実際に治療効果があるのであれば、
その治療が最高の治療です。
また、「しか」「も」かいずれかは判りませんが、
2週間は平均値であり、
それ以上の患者さんも、それ以下の患者さんも同数いるはずです。
それ以上になりそうであれば、「○○も」になるでしょうし、
それ以下であれば「××しか」になると思います。
私の考えとしては、そのターセバが「効果あり」と判断すれば、
続ける価値はあると思いますし、
「効果無し」と判断すれば、すぐに止めるべきだと考えます。
ターセバを開始してから今までの治療効果については、主治医に確認して下さい。
当たり前の答えで申し訳ありません。
次にターセバの副作用についてですが、
ターセバの最も頻度の高い副作用は、メールに書かれている皮膚症状です。
ターセバの内服により、その皮膚症状(副作用)が発現しない場合は、
「ターセバの治療効果も出ない」と言われています。
従って、お友達の場合効果は発現している可能性はあるのではないかと思われます。
これは、他の抗癌剤とまったく違うところです。
最後に一番難しい質問です。
「お金と命どちらが大切か?」
「借金してまでの延命が必要か否か?」
この難問に明確に答えられる方がおられましたならば、
是非教えて頂きたいと思います。
誰か、回答をお願いします。
公のコメントが憚られるのであれば、
私に直接メールを頂ければ、
コピーをして、それを添付し、ご質問を頂いた「ガン患者さんのご友人」に
お送りします。
本日は、ターセバについての予期していなかった質問を頂き、それについて書きました。
何度も、書いておりますとおり、
このブログの内容は、私の考え方を勝手に書いているものであり、
その考えを、患者さんに強要するつもりは毛頭ありません。
ガン治療に対する、
選択肢の一つとして、
考え方の一つとして、
アタマの片隅において頂きたいと思います。
標準的抗癌剤治療についても同様です。
親の仇の様に書いてきましたが、
その治療が合う患者さんだっているはずです。
それで満足する患者さんもおられると思います。
ただ、私は、その様な患者さんは見たことがなく、
「私の価値観から考えるとその治療は行なわない」というだけです。
もっとも、私の実父には、標準的抗癌剤治療は行ないませんでしたので、
標準的抗癌剤治療は「親の仇」ではありません…
また、膵ガンの患者さんは現在6人診ていますが、
ジェムザールが効かなくなった患者さんでも、
バカ高いターセバを使わずに治療する方法(薬)はあります。
しかし、健康保険では認められていませんので、
ブログで公表することは少々憚られます。
興味のある方は直接お問い合わせ下さい。
患者さん、またはそのご家族の方に限らせて下さい。
本日は、ご質問から、派生してイロイロ書いてしまいました。
以上 文責 梅澤 充
で、患者さんというより主治医の誤解について書きました。
本日は別のこのブログを読まれた方から頂いたメールに対してのお答えです。
2月25日の「NHKのことをイロイロ書く理由」
で書いた内容で誤解を受けてしまわれたようですので、
もし同じ誤解を受けられた方がおられたら大変ですから、
釈明しておきます。
膵ガン治療に対するターセバについてです。
私にメールを出された方は、患者さんではありません。
膵ガンの患者さんの、親しいお知り合いと名乗られる方です。
内容は、
ターセバについての貴重な情報をありがとうございます。
私の親友ですが、膵がんで治療を続けております。
はじめの数ヶ月は順調に良くなりよろこんでいましたが、次第にはじめに使って頂いていた薬の効果がなくなったらしく、ターセバという新薬が効くと聞いて、さっそく、輸入していただける病院を探して飲んでいます。
しかし、先日先生がブログでご指摘されていたとおり、あまりにも治療費が高くて、私にも借金を頼んでくるほど経済的に困窮しております。
その上、効果がわずかなのであれば、止めるべきでしょうか。
また、からだじゅうに、吹き出物がでてきてそれもつらいようです。
友人として、止めろというのはつらいのですが…
先生のお考えをお聞かせいただけませんでしょうか。
非常に重い内容で、困ってしまいます。
先ず、大きな誤解は、
ターセバの治療効果が小さいとは、書きませんでした。
「2週間しか」とは、書きましたが、それは私の価値観です。
「2週間も」と考える患者さん(本件の場合ご友人)もおられると、思います。
その2週間の意味については、患者さん自身が判断して下さい。
また、
ターセバが、膵ガンに対して効果が乏しいのではなく、
「ジェムザールとターセバを併用した場合と
ジェムザール単独での治療効果を比較した場合、
併用しても2週間の延命効果しか認められていない。」
と書きましたが、ターセバ単独でのデータは出ておりません。(私は知りません)
ターセバ単独の治療効果は未知です。
文面からは、判断できませんが、
恐らくはじめは、お決まりのジェムザールを使いその後、
効かなくなったということだと思います。
一般的な抗癌剤治療専門の先生は、効かなくなったら、
その治療は止めるのが普通ですから、
お友達の患者さんの場合は、ターセバ単独で治療されているものと思われます。
そうであれば、
ハッキリとした膵ガンに対するターセバの治療効果のデータはありません。
しかし、何度もこのブログで書いているとおり、
データはあくまで他人の参考値であり、
エビデンスがあるといっても、その治療を今受けている本人に効果がなければ、
意味がありません。
逆にエビデンスなどなくても、今実際に治療効果があるのであれば、
その治療が最高の治療です。
また、「しか」「も」かいずれかは判りませんが、
2週間は平均値であり、
それ以上の患者さんも、それ以下の患者さんも同数いるはずです。
それ以上になりそうであれば、「○○も」になるでしょうし、
それ以下であれば「××しか」になると思います。
私の考えとしては、そのターセバが「効果あり」と判断すれば、
続ける価値はあると思いますし、
「効果無し」と判断すれば、すぐに止めるべきだと考えます。
ターセバを開始してから今までの治療効果については、主治医に確認して下さい。
当たり前の答えで申し訳ありません。
次にターセバの副作用についてですが、
ターセバの最も頻度の高い副作用は、メールに書かれている皮膚症状です。
ターセバの内服により、その皮膚症状(副作用)が発現しない場合は、
「ターセバの治療効果も出ない」と言われています。
従って、お友達の場合効果は発現している可能性はあるのではないかと思われます。
これは、他の抗癌剤とまったく違うところです。
最後に一番難しい質問です。
「お金と命どちらが大切か?」
「借金してまでの延命が必要か否か?」
この難問に明確に答えられる方がおられましたならば、
是非教えて頂きたいと思います。
誰か、回答をお願いします。
公のコメントが憚られるのであれば、
私に直接メールを頂ければ、
コピーをして、それを添付し、ご質問を頂いた「ガン患者さんのご友人」に
お送りします。
本日は、ターセバについての予期していなかった質問を頂き、それについて書きました。
何度も、書いておりますとおり、
このブログの内容は、私の考え方を勝手に書いているものであり、
その考えを、患者さんに強要するつもりは毛頭ありません。
ガン治療に対する、
選択肢の一つとして、
考え方の一つとして、
アタマの片隅において頂きたいと思います。
標準的抗癌剤治療についても同様です。
親の仇の様に書いてきましたが、
その治療が合う患者さんだっているはずです。
それで満足する患者さんもおられると思います。
ただ、私は、その様な患者さんは見たことがなく、
「私の価値観から考えるとその治療は行なわない」というだけです。
もっとも、私の実父には、標準的抗癌剤治療は行ないませんでしたので、
標準的抗癌剤治療は「親の仇」ではありません…
また、膵ガンの患者さんは現在6人診ていますが、
ジェムザールが効かなくなった患者さんでも、
バカ高いターセバを使わずに治療する方法(薬)はあります。
しかし、健康保険では認められていませんので、
ブログで公表することは少々憚られます。
興味のある方は直接お問い合わせ下さい。
患者さん、またはそのご家族の方に限らせて下さい。
本日は、ご質問から、派生してイロイロ書いてしまいました。
以上 文責 梅澤 充



