小腸ガンという珍しいガンの患者さんが
遥々北海道からセカンドオピニオンに来られました。
涼しい北海道から、
クソ暑い東京までご苦労様でした。
その患者さんは、現在、腹膜転移を起こしています。
当然のように抗癌剤治療を勧められています。
しかし、小腸ガンに対する標準治療など存在しません。
小腸ガンだけでなく、
頻度の少ないガンでは、
エビデンスのある標準治療は存在しないものも少なくありません。
8月11日の「エビデンスの無い治療はしません」
でも書いたとおり、
日本では(欧米もそうでしょうが・・・・)
「ガン治療 = エビデンスのある治療」と決め付けている病院、医者がほとんどです。
その信念に従えば、
エビデンスが無いのですから、
治療そのものが存在しないはずです。
しかし、その小腸ガンの患者さんは、
「大腸ガンに準じて標準治療をします」
と主治医から宣言されています。
たしかに大腸と小腸は類似している点は多々あります。
しかし、別臓器です。
胃も大腸も同じ消化器ですが、
胃ガンと大腸ガンでは治療はまったく違います。
(私の場合は同じ治療になることも少なくありませんが・・・・)
小腸ガンに対して、
大腸ガンに対するのと同一の治療を行った場合のエビデンスなどありません。
エビデンスにこだわるのであれば、
その病院は治療を行うべきではありません。
しかし、その患者さんは、
病院もあまり多くはない地域ですので、
大腸ガンに準じたその治療を受けることまでは渋々承諾しました。
ところが、
「標準量では強い副作用は怖いので抗癌剤を減量して使って欲しい」
と主治医に懇願すると、
「少なくしたら意味が無い。エビデンスがありません。」
「副作用が強かったなら減量しましょう。」
と言われてしまいました。
何かおかしくないでしょうか。
そもそも小腸ガンに対してエビデンスなどありません。
さらに、抗癌剤を減量したら、
「エビデンスが無く意味が無い」
と言っているのに、
副作用が強い場合には、
「意味が無い治療」をする意味があるのでしょうか。
まったく勝手きわまる屁理屈のオンパレードです。
「ただただ標準治療をしたいだけ」
のために患者さんを必死に丸め込もうとしているだけのような気がします。
貧弱とはいえエビデンスがある治療では、
エビデンスを錦の御旗、水戸黄門様の印籠のように振りかざし、
「これしかない」
「これが最高の治療です」
と、強引に標準治療に引きずり込み、
印籠が偽者だと知っていても、
偽者と分かってしまうホコロビを隠して、
偽の印籠を見せつけて、
ただただ標準治療に引きずり込む。
許されることではありません。
偶然、最近までお二人の小腸ガンの患者さんを診ていました。
一人は、大腸ガンとは関係の無いジェムザールが
8ヶ月の間有効に働いてくれました。
現在、ガンとの関連は不明な病状で体調を崩し、
別の病院に緊急入院されてしまいました。
もうお一人はイリノテカンが極めて有効に効いて、
一年間治療を続けた現在、
放射線治療により根治も望めるような状況に至っています。
ガン治療において、
何が、どの程度の量で効くかなどは、
実際に使ってみなければ分かりません。
後者のイリノテカンの患者さんは、
癌○病院で
「データが無いからウチでは診ない」
と言われましたが、
エビデンスの無い標準的抗癌剤治療(?)に
強引に引きずり込むより
その方が遥かに良心的です。
しかし、その癌○病院のその医者に
「抗癌剤の選択肢は悪くはないけど、そんな量では効かないよ」
と言われた量よりもさらに少ない量で、
完治が望める状態にまで回復しました。
癌○病院の医者は「偶然だ」というのでしょうが、
ジェムザールも標準量の1/8 〜 1/4 で、
極めて有効でした。
これも偶然でしょうか。
私の周りにはあまりにも多くの偶然が転がっています。
すべて偶然でしょうか・・・・
彼らに取ってエビデンスの無いものはすべて偶然です。
話は逸れましたが、
エビデンスにしがみつくなら、
徹底的にそれに従うべきです。
自分たちの都合に良い時だけ
エビデンスを持ち出す医者が非常に多いように思います。
「抗癌剤の量を減らしてください」
→ 「減量したら意味が無い」
→ 「標準量を使います」
→ 「副作用が強かったら減量します」
この矛盾はよく耳にします。
「副作用が強かったら意味の無い治療をする」病院は、
チョット考えた方が良いと思います。
以上 文責 梅澤 充
遥々北海道からセカンドオピニオンに来られました。
涼しい北海道から、
クソ暑い東京までご苦労様でした。
その患者さんは、現在、腹膜転移を起こしています。
当然のように抗癌剤治療を勧められています。
しかし、小腸ガンに対する標準治療など存在しません。
小腸ガンだけでなく、
頻度の少ないガンでは、
エビデンスのある標準治療は存在しないものも少なくありません。
8月11日の「エビデンスの無い治療はしません」
でも書いたとおり、
日本では(欧米もそうでしょうが・・・・)
「ガン治療 = エビデンスのある治療」と決め付けている病院、医者がほとんどです。
その信念に従えば、
エビデンスが無いのですから、
治療そのものが存在しないはずです。
しかし、その小腸ガンの患者さんは、
「大腸ガンに準じて標準治療をします」
と主治医から宣言されています。
たしかに大腸と小腸は類似している点は多々あります。
しかし、別臓器です。
胃も大腸も同じ消化器ですが、
胃ガンと大腸ガンでは治療はまったく違います。
(私の場合は同じ治療になることも少なくありませんが・・・・)
小腸ガンに対して、
大腸ガンに対するのと同一の治療を行った場合のエビデンスなどありません。
エビデンスにこだわるのであれば、
その病院は治療を行うべきではありません。
しかし、その患者さんは、
病院もあまり多くはない地域ですので、
大腸ガンに準じたその治療を受けることまでは渋々承諾しました。
ところが、
「標準量では強い副作用は怖いので抗癌剤を減量して使って欲しい」
と主治医に懇願すると、
「少なくしたら意味が無い。エビデンスがありません。」
「副作用が強かったなら減量しましょう。」
と言われてしまいました。
何かおかしくないでしょうか。
そもそも小腸ガンに対してエビデンスなどありません。
さらに、抗癌剤を減量したら、
「エビデンスが無く意味が無い」
と言っているのに、
副作用が強い場合には、
「意味が無い治療」をする意味があるのでしょうか。
まったく勝手きわまる屁理屈のオンパレードです。
「ただただ標準治療をしたいだけ」
のために患者さんを必死に丸め込もうとしているだけのような気がします。
貧弱とはいえエビデンスがある治療では、
エビデンスを錦の御旗、水戸黄門様の印籠のように振りかざし、
「これしかない」
「これが最高の治療です」
と、強引に標準治療に引きずり込み、
印籠が偽者だと知っていても、
偽者と分かってしまうホコロビを隠して、
偽の印籠を見せつけて、
ただただ標準治療に引きずり込む。
許されることではありません。
偶然、最近までお二人の小腸ガンの患者さんを診ていました。
一人は、大腸ガンとは関係の無いジェムザールが
8ヶ月の間有効に働いてくれました。
現在、ガンとの関連は不明な病状で体調を崩し、
別の病院に緊急入院されてしまいました。
もうお一人はイリノテカンが極めて有効に効いて、
一年間治療を続けた現在、
放射線治療により根治も望めるような状況に至っています。
ガン治療において、
何が、どの程度の量で効くかなどは、
実際に使ってみなければ分かりません。
後者のイリノテカンの患者さんは、
癌○病院で
「データが無いからウチでは診ない」
と言われましたが、
エビデンスの無い標準的抗癌剤治療(?)に
強引に引きずり込むより
その方が遥かに良心的です。
しかし、その癌○病院のその医者に
「抗癌剤の選択肢は悪くはないけど、そんな量では効かないよ」
と言われた量よりもさらに少ない量で、
完治が望める状態にまで回復しました。
癌○病院の医者は「偶然だ」というのでしょうが、
ジェムザールも標準量の1/8 〜 1/4 で、
極めて有効でした。
これも偶然でしょうか。
私の周りにはあまりにも多くの偶然が転がっています。
すべて偶然でしょうか・・・・
彼らに取ってエビデンスの無いものはすべて偶然です。
話は逸れましたが、
エビデンスにしがみつくなら、
徹底的にそれに従うべきです。
自分たちの都合に良い時だけ
エビデンスを持ち出す医者が非常に多いように思います。
「抗癌剤の量を減らしてください」
→ 「減量したら意味が無い」
→ 「標準量を使います」
→ 「副作用が強かったら減量します」
この矛盾はよく耳にします。
「副作用が強かったら意味の無い治療をする」病院は、
チョット考えた方が良いと思います。
以上 文責 梅澤 充



