何日か前にセカンドオピニオンに来られ、
私が抗癌剤の外来治療をはじめることになった患者さんがいます。
その患者さん曰く
「点滴室の異様な雰囲気に驚いた」
「あの方たち、みんなガン患者ですか?」
「私みたいな新参者が話しに加わってよいものかドギマギした」
点滴をしている患者さんは
同じサイクルの患者さんでは、
毎週なり10日に一回なり、
あるいは2週間に一回顔を合わせることになります。
みなさん顔見知りになります。
その時に、自分は何処に病気がある、
何処に転移している、
などの個人情報を平気で(?)喋っているようです。
それらの他人の情報を知って、
皆さん軽重の差はありますが、
同じような病態であり連帯感が出てくるようです。
それで、点滴のあいだ中みなさん和気あいあい
イロイロなことを話あって楽しんでいます。
担当の若い看護師とも談笑しています。
看護師の一人は、
標準的抗癌剤治療の現場で仕事していたこともあるのですが、
そこでは絶対にありえなかった光景だそうです。
なかにはお弁当持参で来られ、
点滴しながら、お弁当を頬張り、
さらに会話に興じているツワモノもいます。
本日はじめて来られた乳ガンの患者さんも
点滴室の様子をみて、
「本当にみなさんガン患者ですか?」
と同じことを聞かれていました。
「ドギマギした」というセカンドオピニオンに来られた患者さんは、
ある大学病院で標準的抗癌剤治療を受けて来られました。
そこではみなさん沈痛な面持ちで神妙に点滴を受けていたそうです。
笑いなどはまったく出なかったそうです。
それは当然であり、
標準的抗癌剤治療を受ければ、
笑っていられる患者さんなどいないと思います。
また、6クールの予定でみなさんはじめたそうですが、
最後まで耐え抜いたのはその患者さん一人だけだったそうです。
他の患者さんは辛さに耐えかねて脱落していったのだと思います。
その患者さんはサプリメントをたくさん飲まれていたようです。
何故かサプリメントには
抗癌剤治療の副作用を減弱する作用があるように感じます。
幸いその患者さんには、
その抗癌剤治療は非常に有効であったようで、
ガンは著明に縮小しています。
しかし、その患者さんはとても賢明なことに、
「あの治療は続けられない」
ということに気が付かれて、
私のところに来られました。
大きなガンの塊を大きくしない治療と、
小さくなったガンをそのままに維持する治療では、
大きな差があります。
ガンが小さい方が免疫も使いやすくなります。
笑いが消えてしまうような治療では、
その免疫力も殺してしまいます。
そもそも長く続けることはできません。
長く続けることができない治療では、
長く生きていることは叶いません。
どうせ治療を受けるならば、
笑って治療をする方がトクだと思います。
その方が長生きできます。
エビデンスはありませんが・・・・
以上 文責 梅澤 充
私が抗癌剤の外来治療をはじめることになった患者さんがいます。
その患者さん曰く
「点滴室の異様な雰囲気に驚いた」
「あの方たち、みんなガン患者ですか?」
「私みたいな新参者が話しに加わってよいものかドギマギした」
点滴をしている患者さんは
同じサイクルの患者さんでは、
毎週なり10日に一回なり、
あるいは2週間に一回顔を合わせることになります。
みなさん顔見知りになります。
その時に、自分は何処に病気がある、
何処に転移している、
などの個人情報を平気で(?)喋っているようです。
それらの他人の情報を知って、
皆さん軽重の差はありますが、
同じような病態であり連帯感が出てくるようです。
それで、点滴のあいだ中みなさん和気あいあい
イロイロなことを話あって楽しんでいます。
担当の若い看護師とも談笑しています。
看護師の一人は、
標準的抗癌剤治療の現場で仕事していたこともあるのですが、
そこでは絶対にありえなかった光景だそうです。
なかにはお弁当持参で来られ、
点滴しながら、お弁当を頬張り、
さらに会話に興じているツワモノもいます。
本日はじめて来られた乳ガンの患者さんも
点滴室の様子をみて、
「本当にみなさんガン患者ですか?」
と同じことを聞かれていました。
「ドギマギした」というセカンドオピニオンに来られた患者さんは、
ある大学病院で標準的抗癌剤治療を受けて来られました。
そこではみなさん沈痛な面持ちで神妙に点滴を受けていたそうです。
笑いなどはまったく出なかったそうです。
それは当然であり、
標準的抗癌剤治療を受ければ、
笑っていられる患者さんなどいないと思います。
また、6クールの予定でみなさんはじめたそうですが、
最後まで耐え抜いたのはその患者さん一人だけだったそうです。
他の患者さんは辛さに耐えかねて脱落していったのだと思います。
その患者さんはサプリメントをたくさん飲まれていたようです。
何故かサプリメントには
抗癌剤治療の副作用を減弱する作用があるように感じます。
幸いその患者さんには、
その抗癌剤治療は非常に有効であったようで、
ガンは著明に縮小しています。
しかし、その患者さんはとても賢明なことに、
「あの治療は続けられない」
ということに気が付かれて、
私のところに来られました。
大きなガンの塊を大きくしない治療と、
小さくなったガンをそのままに維持する治療では、
大きな差があります。
ガンが小さい方が免疫も使いやすくなります。
笑いが消えてしまうような治療では、
その免疫力も殺してしまいます。
そもそも長く続けることはできません。
長く続けることができない治療では、
長く生きていることは叶いません。
どうせ治療を受けるならば、
笑って治療をする方がトクだと思います。
その方が長生きできます。
エビデンスはありませんが・・・・
以上 文責 梅澤 充