8月6日の「抗癌剤治療の副作用」の最後に、
チョットだけ紹介した
外来での抗癌剤の点滴治療を終了した直後に
立ち食いそば屋へ入った患者さんが、
先週も同じそば屋に入っていくのを見たので、
本日その患者さんの診察の時、
「抗癌剤の後のお蕎麦は美味しかったですか」
と尋ねると、
「ご覧になっていたのですか、美味しかったですよ」
「前の病院の治療では考えられないことですよ」
「前の治療では、3日、4日は何も食べられなかった」
とのことでした。
その患者さんの治療では、
一般的な吐気止めの点滴を使っているだけで、
特別な対処をしているわけではありません。
抗癌剤の量が減っただけです。
標準量の何分の一かに減っただけです。
その患者さんでは、
標準治療では今まで一度も減少しなかった腫瘍マーカーが、
抗癌剤の量を減らしたことにより、
はじめて減少しています。
画像上も縮小してきています。
勿論、抗癌剤の種類も少し変えました。
標準治療として使っていたタキソールを柱に、
それを4分の1にして、
併用するクスリの種類を変えました。
たとえエビデンスどおりに、
その抗癌剤が効いてくれて、
無治療と比較して○カ月の延命が得られたとしても、
吐いて3日も4日も何も食べることができない治療を、
患者さんは望むのでしょうか。
少なくともその患者さんはそれに耐え切れなくなり、
「辛くない抗癌剤治療もある」
ことを知って私のところに来られました。
その患者さんでは、
吐気が出ないだけではなく、
白血球の減少もまったく見られていません。
すなわち、患者さんの身体に対するダメージだけは
最小限度に抑えられているはずですから、
標準治療のように寿命を縮める可能性はほとんど無いはずです。
腫瘍マーカーが減少し、
画像上もガンの縮小が認められる時間だけは
確実に延命が可能であると思われます。
辛い副作用がなく、身体に対するダメージが無ければ、
その治療は、効果が無くなるまで、
いくらでも続けることが可能です。
長い治療暦を持つ患者さんでは、
タキソールを7年間も使い続けている方もいます。
5年を超える患者さんは少なくありません。
皆さんガンはそのままの状態でシッカリ存在しています。
7年間も続けている患者さんでも、
髪の毛も抜けることも無く、
ただ2週間に1回点滴に通ってくるだけです。
タキソールはいまだに確実に効いていてくれるようですので、
先日、その患者さんに
「タキソールを、2〜3回標準的な最大量を使ってみましょうか」
「それによって、無治療でいられる時間が作れる可能性がある」
と、話したところ、
「今の治療で、副作用は無いし、
まったく不自由は無いから、大量の抗癌剤は使いたくない」
との返事が返ってきました。
そのように考える患者さんは多いと思います。
多くて毎週、
少ない患者さんでは、
内服の抗癌剤治療だけで、
月一回の通院ならば、
生活に大きな支障を来たすわけでもなく、
生活の一部として受け入れることができるのはないでしょうか。
生活の一部になりうる治療を受けるべきだと考えます。
歯を食いしばって受ける治療はあまり得策ではないように思います。
そのご褒美が、○ヶ月の延命ですから・・・・
ニコニコして
「抗癌剤の後の蕎麦は美味しかった」
と言う患者さんの笑顔を見て感じたことを書きました。
以上 文責 梅澤 充
チョットだけ紹介した
外来での抗癌剤の点滴治療を終了した直後に
立ち食いそば屋へ入った患者さんが、
先週も同じそば屋に入っていくのを見たので、
本日その患者さんの診察の時、
「抗癌剤の後のお蕎麦は美味しかったですか」
と尋ねると、
「ご覧になっていたのですか、美味しかったですよ」
「前の病院の治療では考えられないことですよ」
「前の治療では、3日、4日は何も食べられなかった」
とのことでした。
その患者さんの治療では、
一般的な吐気止めの点滴を使っているだけで、
特別な対処をしているわけではありません。
抗癌剤の量が減っただけです。
標準量の何分の一かに減っただけです。
その患者さんでは、
標準治療では今まで一度も減少しなかった腫瘍マーカーが、
抗癌剤の量を減らしたことにより、
はじめて減少しています。
画像上も縮小してきています。
勿論、抗癌剤の種類も少し変えました。
標準治療として使っていたタキソールを柱に、
それを4分の1にして、
併用するクスリの種類を変えました。
たとえエビデンスどおりに、
その抗癌剤が効いてくれて、
無治療と比較して○カ月の延命が得られたとしても、
吐いて3日も4日も何も食べることができない治療を、
患者さんは望むのでしょうか。
少なくともその患者さんはそれに耐え切れなくなり、
「辛くない抗癌剤治療もある」
ことを知って私のところに来られました。
その患者さんでは、
吐気が出ないだけではなく、
白血球の減少もまったく見られていません。
すなわち、患者さんの身体に対するダメージだけは
最小限度に抑えられているはずですから、
標準治療のように寿命を縮める可能性はほとんど無いはずです。
腫瘍マーカーが減少し、
画像上もガンの縮小が認められる時間だけは
確実に延命が可能であると思われます。
辛い副作用がなく、身体に対するダメージが無ければ、
その治療は、効果が無くなるまで、
いくらでも続けることが可能です。
長い治療暦を持つ患者さんでは、
タキソールを7年間も使い続けている方もいます。
5年を超える患者さんは少なくありません。
皆さんガンはそのままの状態でシッカリ存在しています。
7年間も続けている患者さんでも、
髪の毛も抜けることも無く、
ただ2週間に1回点滴に通ってくるだけです。
タキソールはいまだに確実に効いていてくれるようですので、
先日、その患者さんに
「タキソールを、2〜3回標準的な最大量を使ってみましょうか」
「それによって、無治療でいられる時間が作れる可能性がある」
と、話したところ、
「今の治療で、副作用は無いし、
まったく不自由は無いから、大量の抗癌剤は使いたくない」
との返事が返ってきました。
そのように考える患者さんは多いと思います。
多くて毎週、
少ない患者さんでは、
内服の抗癌剤治療だけで、
月一回の通院ならば、
生活に大きな支障を来たすわけでもなく、
生活の一部として受け入れることができるのはないでしょうか。
生活の一部になりうる治療を受けるべきだと考えます。
歯を食いしばって受ける治療はあまり得策ではないように思います。
そのご褒美が、○ヶ月の延命ですから・・・・
ニコニコして
「抗癌剤の後の蕎麦は美味しかった」
と言う患者さんの笑顔を見て感じたことを書きました。
以上 文責 梅澤 充



