このブログで、最近も再三取り上げてきましたが、
「抗癌剤は標準量で使わなければダメです」
「減量したら意味が無い」
「少ない量でのエビデンスはありません」
「効かない治療はしません」
などの言葉は、
「副作用が辛いから抗癌剤を減量してくれ」
という患者さんの懇願に対する
主治医からの拒否宣言です。
しかし、患者さんの身体的な苦痛では、
その願いはアッサリと無視されますが、
白血球の減少という命にかかわる副作用が高度になってくると、
手のひらを返したように、
エビデンスの無い「減量した抗癌剤治療」を行います。
本日も、地方のがんセンターで、
はじめの1コース目から、
著明な白血球の減少が見られたため、
抗癌剤の量を2割引にして
治療を続けられた患者さんが来られました。
それでも、「肉体的な苦痛に耐えられない」と言って・・・・
標準量の抗癌剤で治療を行うも、
そのインターバルを、
標準治療では2週間のところ
はじめから3週間に設定しているという患者さんもいます。
4週間という方もおられます。
量の割引や、インターバルを変えた時点で
エビデンスは消滅します。
エビデンスを出した臨床試験と、
寸分の差が無いように
その治療を踏襲しないと、
そのエビデンスは得られないことになります。
キッチリと体表面積あたり○○mg
それを○週間隔で投与した場合に限り、
そのありがたいエビデンスを自慢することができるはずです。
エビデンス、エビデンスと大騒ぎをするのであれば、
徹底的にエビデンスに従うべきです。
自分たちに都合良い時だけ、
エビデンスを持ち出しているように思えてなりません。
「減らしたら意味が無い」はずの治療を、
何故、率先して行うのか大いに疑問です。
一方、東京の巨大なガン拠点病院の
抗癌剤治療専門医などは、
「標準量を使いこなせない医者は抗癌剤治療をするべきではない」
「キッチッリと標準量を守ってこそ意味がある」
と公言されています。
エビデンスを錦の御旗に掲げた治療だけを遂行するのであれば、
それが正しい姿勢だと思います。
そこまで徹底して、
エビデンスを出した治験の内容を
寸分の違いもなく実行するべきです。
しかし、ほとんどのエビデンスが
外国人の治験から得られたデータですから、
もともと日本人にそのまま押し付けることに無理があります。
とわいえ、エビデンスはそれしかないのですから、
それに無理矢理従わざるを得ません。
副作用が怖くて量を減らすのであれば、
はじめからそのような治療は行うべきではありません。
私もかつて、
標準量の2倍以上の抗癌剤を使って治療をしたこともあります。
骨髄抑制という副作用は、
それを行う医者にとっても怖いものです。
自分の行った治療により、
患者さんの命が失われるかもしれないということは大きな恐怖です。
しかし、何処までなら大丈夫という経験、
確固たる信念も無く、
夜、ゆっくりと、安心してお酒を飲む余裕も無い
管理しかできないのであれば、
拠点病院の専門医が言うように、
標準的抗癌剤治療などするべきではないように思います。
ご自身で「意味が無い」と宣言している
「量を減らした抗癌剤治療」に
安易に変更するべきではないと思います。
患者さんにとっても、
中途半端な抗癌剤の減量は、
エビデンスは無くなり、
しかも、身体的な苦痛という副作用だけは一人前に付いてくる
本当に意味の無い治療であることを、
お忘れにならない方が賢明だと思います。
以上 文責 梅澤 充
「抗癌剤は標準量で使わなければダメです」
「減量したら意味が無い」
「少ない量でのエビデンスはありません」
「効かない治療はしません」
などの言葉は、
「副作用が辛いから抗癌剤を減量してくれ」
という患者さんの懇願に対する
主治医からの拒否宣言です。
しかし、患者さんの身体的な苦痛では、
その願いはアッサリと無視されますが、
白血球の減少という命にかかわる副作用が高度になってくると、
手のひらを返したように、
エビデンスの無い「減量した抗癌剤治療」を行います。
本日も、地方のがんセンターで、
はじめの1コース目から、
著明な白血球の減少が見られたため、
抗癌剤の量を2割引にして
治療を続けられた患者さんが来られました。
それでも、「肉体的な苦痛に耐えられない」と言って・・・・
標準量の抗癌剤で治療を行うも、
そのインターバルを、
標準治療では2週間のところ
はじめから3週間に設定しているという患者さんもいます。
4週間という方もおられます。
量の割引や、インターバルを変えた時点で
エビデンスは消滅します。
エビデンスを出した臨床試験と、
寸分の差が無いように
その治療を踏襲しないと、
そのエビデンスは得られないことになります。
キッチリと体表面積あたり○○mg
それを○週間隔で投与した場合に限り、
そのありがたいエビデンスを自慢することができるはずです。
エビデンス、エビデンスと大騒ぎをするのであれば、
徹底的にエビデンスに従うべきです。
自分たちに都合良い時だけ、
エビデンスを持ち出しているように思えてなりません。
「減らしたら意味が無い」はずの治療を、
何故、率先して行うのか大いに疑問です。
一方、東京の巨大なガン拠点病院の
抗癌剤治療専門医などは、
「標準量を使いこなせない医者は抗癌剤治療をするべきではない」
「キッチッリと標準量を守ってこそ意味がある」
と公言されています。
エビデンスを錦の御旗に掲げた治療だけを遂行するのであれば、
それが正しい姿勢だと思います。
そこまで徹底して、
エビデンスを出した治験の内容を
寸分の違いもなく実行するべきです。
しかし、ほとんどのエビデンスが
外国人の治験から得られたデータですから、
もともと日本人にそのまま押し付けることに無理があります。
とわいえ、エビデンスはそれしかないのですから、
それに無理矢理従わざるを得ません。
副作用が怖くて量を減らすのであれば、
はじめからそのような治療は行うべきではありません。
私もかつて、
標準量の2倍以上の抗癌剤を使って治療をしたこともあります。
骨髄抑制という副作用は、
それを行う医者にとっても怖いものです。
自分の行った治療により、
患者さんの命が失われるかもしれないということは大きな恐怖です。
しかし、何処までなら大丈夫という経験、
確固たる信念も無く、
夜、ゆっくりと、安心してお酒を飲む余裕も無い
管理しかできないのであれば、
拠点病院の専門医が言うように、
標準的抗癌剤治療などするべきではないように思います。
ご自身で「意味が無い」と宣言している
「量を減らした抗癌剤治療」に
安易に変更するべきではないと思います。
患者さんにとっても、
中途半端な抗癌剤の減量は、
エビデンスは無くなり、
しかも、身体的な苦痛という副作用だけは一人前に付いてくる
本当に意味の無い治療であることを、
お忘れにならない方が賢明だと思います。
以上 文責 梅澤 充



