3ヶ月前の5月11日の「国立がんセンターの魔力」
で紹介した患者さんが、
亡くなられたとの報告をいただきました。
5月の時点でいただいたメールを再掲します。
5月12日の記事です。
肺ガンに対して、
国立がんセンターが至高の治療としている
標準的抗癌剤治療を行った結果です。
昨日は、「標準治療は受けるべきか?」で、
「迷っているなら、一回だけ受けることは、
標準治療の効果および副作用を知る上で悪くはない」
と書きましたが、
この患者さんのように、
深入りしてしまうと、
間違いなく寿命を縮めてしまいます。
この患者さんは副作用に苦しんだそうです。
結果論になりますが、
無治療の方が、
当然その副作用はまったく無く、
3ヶ月しか経っていない今頃は、
まだまだ、元気で充実した生活を送ることができていたのではないかと想像されます。
悔やまれます。
私は、標準的に大量の抗癌剤を使った治療を
唯一無二の至高の治療であるお考えの先生には、
「そんな量では効かない」と言われる量の抗癌剤で治療を行っておりますが、
肺ガンで、無治療のときの生存期間中央値である6ヶ月より、
短い寿命で終わった患者さんは一人もいません。
標準的抗癌剤治療の生存期間中央値より下回る患者さんも見ることはありません。
身体に害を与えない、
ごく小量の抗癌剤での治療では、
標準的に大量の抗癌剤を使った治療のように、
寿命を縮めることはありません。
標準治療が予定される時には、
ほぼ間違いなく
「○コースを予定します」
「○コース終了後に効果判定をします」
といわれます。
しかし、昨日も書いたように、
大量の抗癌剤を使った治療では、
1コース目で効果が出ない場合には
それを2回3回と繰り返しても、
効果が出ることは、まずありません。
「1回目の治療で効果が無ければ、
必ずそれだけで終了する」
という約束をキッチリと取り付けてからでないと、
「○回繰り返さないと効果は分からないから、続けましょう」
などと言いくるめられて、
傷を深くしてしまい、
この患者さんのように取り返しのつかない事態に陥ってしまう恐れもあります。
「効果が見られなかったときの、
避難路が準備できないうちは、
標準治療は行うべきではない」
ことを、残念な訃報のメールをいただき確信しました。
ちなみにこの患者さんも、
最期は国立がんセンターではなく、
別のところで迎えられたようで、
院内死亡率の上昇には寄与しなかったようです。
患者さんのご冥福をお祈りいたします。
以上 文責 梅澤 充
で紹介した患者さんが、
亡くなられたとの報告をいただきました。
5月の時点でいただいたメールを再掲します。
5月12日の記事です。
先日友人の奥様が肺がん(手術不能とか)になり、
国立がんセンターに入院できた!!と、嬉しそうに電話をくれました。
ガンセンターに入院する為に、ご夫婦でかなり奔走?したようです。
友人夫婦が、病院を選んだ基準は
院内患者の死亡率が、ダントツにガンセンターが低かったから・・と。
「良かったね!でも低いのは治療効果ではなく、途中で放りだされるからかもよ」と
言いそうになりましたが、喜びに水を差すようなので抑えました。
築地に要塞のようにそびえ建つ、ガン医療のブランド病院ですから
そこで治療を受けたい!と思うのは、ある意味仕方がない事ですね。
ガンに再発はつきもの、その再発への対処にも冷たいと聞きました。
そんな病院に・・と思いましたが、患者の知恵は、私も含めてそんな程度です。
肺ガンに対して、
国立がんセンターが至高の治療としている
標準的抗癌剤治療を行った結果です。
昨日は、「標準治療は受けるべきか?」で、
「迷っているなら、一回だけ受けることは、
標準治療の効果および副作用を知る上で悪くはない」
と書きましたが、
この患者さんのように、
深入りしてしまうと、
間違いなく寿命を縮めてしまいます。
この患者さんは副作用に苦しんだそうです。
結果論になりますが、
無治療の方が、
当然その副作用はまったく無く、
3ヶ月しか経っていない今頃は、
まだまだ、元気で充実した生活を送ることができていたのではないかと想像されます。
悔やまれます。
私は、標準的に大量の抗癌剤を使った治療を
唯一無二の至高の治療であるお考えの先生には、
「そんな量では効かない」と言われる量の抗癌剤で治療を行っておりますが、
肺ガンで、無治療のときの生存期間中央値である6ヶ月より、
短い寿命で終わった患者さんは一人もいません。
標準的抗癌剤治療の生存期間中央値より下回る患者さんも見ることはありません。
身体に害を与えない、
ごく小量の抗癌剤での治療では、
標準的に大量の抗癌剤を使った治療のように、
寿命を縮めることはありません。
標準治療が予定される時には、
ほぼ間違いなく
「○コースを予定します」
「○コース終了後に効果判定をします」
といわれます。
しかし、昨日も書いたように、
大量の抗癌剤を使った治療では、
1コース目で効果が出ない場合には
それを2回3回と繰り返しても、
効果が出ることは、まずありません。
「1回目の治療で効果が無ければ、
必ずそれだけで終了する」
という約束をキッチリと取り付けてからでないと、
「○回繰り返さないと効果は分からないから、続けましょう」
などと言いくるめられて、
傷を深くしてしまい、
この患者さんのように取り返しのつかない事態に陥ってしまう恐れもあります。
「効果が見られなかったときの、
避難路が準備できないうちは、
標準治療は行うべきではない」
ことを、残念な訃報のメールをいただき確信しました。
ちなみにこの患者さんも、
最期は国立がんセンターではなく、
別のところで迎えられたようで、
院内死亡率の上昇には寄与しなかったようです。
患者さんのご冥福をお祈りいたします。
以上 文責 梅澤 充



