『「治療法はない」と言う前に』
と題されたコラムがある新聞に出ていました。
記事の中で「治療法がない」と言われたときにどう考えたらいいのか、
ということをある有名な腫瘍内科医に聞いていました。
私は、その腫瘍内科医から、
「治療法はない」と宣告された患者さんをたくさん見てきましたし、
その記者もその腫瘍内科医のことを良く知っている患者さんの一人ですから、
皮肉をこめてその医者にインタビューしたのかとも思いましたが、
まじめに答えておられました。
氏曰く、
日本のガン治療は次の5つに分類されるそうです。
1)保険で認められる標準的抗癌剤治療
2)国外では標準治療だが日本国内では他のガンにしか認められていない治療
3)外国では標準治療だが、日本国内では薬剤自体未承認の治療
4)標準治療とは言えないが、腫瘍縮縮小効果はあり症状緩和は期待できる治療
5)効果があるかどうかもわからない治療
となるそうです。
1)については、
患者さんにとって、最大の利益が確認されており、
それをしない方が問題だそうです。
5)は不利益なケースが少なくないそうです。
すなわち、「してはいけない」と言いたいのだと思います。
しかし、氏が絶賛する標準的抗癌剤治療とは、
あくまで○○%の患者さんに利益があるというだけで、
(100 − ○○)%の患者さんには
大きな不利益があることも証明されている治療です。
また、一人の患者さんにとっての数字ではなく、
何十人、何百人と患者さんが集まったなら、
そのうち○○%の患者さんには
恩恵がありますよ。
そして、平均すると○ヶ月長生きができます。
というだけの治療です。
当然、辛い副作用は必発です。
4)はどのような治療をいうのかわかりませんが、
私は、そのような標準から外れる治療を
氏が推奨しているところは見たことがありません。
氏は、国の内外を問わず、
あくまで標準治療にこだわられているおられますが、
標準治療ができなくなると
すぐに「治療方法はありません」
なる常套句が飛び出すのが現在のガン治療の実際です。
それも、ほとんどの場合
1)の国内での標準的抗癌剤治療だけで
すべてが判断されてしまっているように思います。
「治療方法がない」
と言うことは、
「座して死を待て」
ということに他なりません。
無治療で放置すれば、
確実に非常に近い将来最期のときが訪れることは、
彼らの大好きなエビデンスで出ているはずです。
そうであればエビデンスなど関係なく
効くか効かないかもわからなくても
すなわちエビデンスなどなくても
副作用が出ないように工夫をして、
迷わず5)の治療を選ぶべきだと考えます。
以上 文責 梅澤 充
と題されたコラムがある新聞に出ていました。
記事の中で「治療法がない」と言われたときにどう考えたらいいのか、
ということをある有名な腫瘍内科医に聞いていました。
私は、その腫瘍内科医から、
「治療法はない」と宣告された患者さんをたくさん見てきましたし、
その記者もその腫瘍内科医のことを良く知っている患者さんの一人ですから、
皮肉をこめてその医者にインタビューしたのかとも思いましたが、
まじめに答えておられました。
氏曰く、
日本のガン治療は次の5つに分類されるそうです。
1)保険で認められる標準的抗癌剤治療
2)国外では標準治療だが日本国内では他のガンにしか認められていない治療
3)外国では標準治療だが、日本国内では薬剤自体未承認の治療
4)標準治療とは言えないが、腫瘍縮縮小効果はあり症状緩和は期待できる治療
5)効果があるかどうかもわからない治療
となるそうです。
1)については、
患者さんにとって、最大の利益が確認されており、
それをしない方が問題だそうです。
5)は不利益なケースが少なくないそうです。
すなわち、「してはいけない」と言いたいのだと思います。
しかし、氏が絶賛する標準的抗癌剤治療とは、
あくまで○○%の患者さんに利益があるというだけで、
(100 − ○○)%の患者さんには
大きな不利益があることも証明されている治療です。
また、一人の患者さんにとっての数字ではなく、
何十人、何百人と患者さんが集まったなら、
そのうち○○%の患者さんには
恩恵がありますよ。
そして、平均すると○ヶ月長生きができます。
というだけの治療です。
当然、辛い副作用は必発です。
4)はどのような治療をいうのかわかりませんが、
私は、そのような標準から外れる治療を
氏が推奨しているところは見たことがありません。
氏は、国の内外を問わず、
あくまで標準治療にこだわられているおられますが、
標準治療ができなくなると
すぐに「治療方法はありません」
なる常套句が飛び出すのが現在のガン治療の実際です。
それも、ほとんどの場合
1)の国内での標準的抗癌剤治療だけで
すべてが判断されてしまっているように思います。
「治療方法がない」
と言うことは、
「座して死を待て」
ということに他なりません。
無治療で放置すれば、
確実に非常に近い将来最期のときが訪れることは、
彼らの大好きなエビデンスで出ているはずです。
そうであればエビデンスなど関係なく
効くか効かないかもわからなくても
すなわちエビデンスなどなくても
副作用が出ないように工夫をして、
迷わず5)の治療を選ぶべきだと考えます。
以上 文責 梅澤 充



