どなたが書かれているページか知りませんが、
http://noa23887.seesaa.net/
というホームページ(ブログ?)からトラックバックをいただきました。
セカンドオピニオンに来られたことのある患者さんのようです。
見ていただくと分かりますが、
かなり褒め過ぎで、
恥ずかしくなります。
その中に、言い得て妙という一文がありました。
「今国が行っている癌治療は一種の殺戮行為だと思います。」
けっして推奨される治療だとは考えていませんが、
そこまでは、考えませんでした。
しかし、言われてみればまさにそのとおりであるように思います。
たしかに延命効果は証明されている治療です。
しかし、何度もしつこく書いているとおり
「○○か月以内に半分の患者さんは確実に死亡する」
という誰も信じたくないエビデンスを唯一の根拠に行われる治療です。
半分の患者さんは○○ヶ月以内に必ず殺戮の目に遭うことが見えている治療です。
そのホームページの中では、
「抗癌剤をより少なく使うことにこだわっている」
ように書かれておられますが、
こだわっているのは「副作用を極力抑えたい」
ということであり、
そのためには、一般的には量は少なくしなければならない、
ということです。
副作用を、自覚的、他覚的所見で認めなければ、
標準量とまではいきませんが、
量を増やすことはあります。
しかし、経験的に
標準量の半分で効かない抗癌剤はそれ以上に増やしても効かないと思います。
副作用を極力抑えるのは、
治療を長く続けるためです。
副作用を強く感じるのであれば、
その治療を続けることはできません。
また、根治したと考えられる患者さんも出てきてはいますが、
多くの場合、再発ガンでは残念ながら、
「限られた時間」である可能性が高いのが現実です。
そうであれば
「限られたその極めて貴重な時間を副作用で苦しんで欲しくない。」
という考えに帰着します。
しかし、それは理想論でもあり、
現実には、
どれだけ減量しても、
副作用に悩まされてしまう患者さんも、
時々見受けます。
ステロイドを多用すれば、
副作用は軽減されますが、
免疫力を低下させます。
日常生活に支障を来たすような副作用であれば、
その治療は中止しますが、
生活する上で問題にならないレベルの副作用は
病気の状況と考え合わせて、
ある程度のところで妥協してもらうことも少なくありません。
勿論、まったく副作用を感じていないという患者さんもたくさんおられます。
しかし、抗癌剤は、
いくら量が少なくても、
あくまで毒薬である、という性質を考えると、
副作用を皆無にすることは難しいのではないかと思います。
他覚的所見ではまったく副作用を認めず、
「自覚症状もまったくありません」
という患者さんでも、
「抗癌剤治療をしているのだからこの程度は仕方がない」
と考えてしまい、
私には何も言わないという方も少なくないようにも思います。
基本的に、副作用を出さないレベルで抗癌剤治療を行っていると、
免疫力も生きてきます。
ガン治療には、
抗癌剤も重要ですが、
免疫力も極めて重要です。
しかし、免疫力ははじめから諦めなければならないような患者さんも時々見ます。
僅かな抗癌剤でも、
白血球が極端に低下する患者さんや、
標準的抗癌剤治療で散々痛めつけられてしまった後の患者さん、
あるいは、効く抗癌剤治療がそれしかないけれども、
ステロイドを使わなければ副作用が抑制できない、
というような状況の患者さんです。
そのときには、仕方がないので、
ステロイドや白血球を増やすg-CSFの力を借りるような治療も行っています。
トラックバックをいただいたホームページから、
過分なご評価をいただきましたが、
実際の治療は、
すべて個性の違うガンと
患者さんの身体に相談しながら、
治療方法を模索していくだけです。
以上 文責 梅澤 充
http://noa23887.seesaa.net/
というホームページ(ブログ?)からトラックバックをいただきました。
セカンドオピニオンに来られたことのある患者さんのようです。
見ていただくと分かりますが、
かなり褒め過ぎで、
恥ずかしくなります。
その中に、言い得て妙という一文がありました。
「今国が行っている癌治療は一種の殺戮行為だと思います。」
けっして推奨される治療だとは考えていませんが、
そこまでは、考えませんでした。
しかし、言われてみればまさにそのとおりであるように思います。
たしかに延命効果は証明されている治療です。
しかし、何度もしつこく書いているとおり
「○○か月以内に半分の患者さんは確実に死亡する」
という誰も信じたくないエビデンスを唯一の根拠に行われる治療です。
半分の患者さんは○○ヶ月以内に必ず殺戮の目に遭うことが見えている治療です。
そのホームページの中では、
「抗癌剤をより少なく使うことにこだわっている」
ように書かれておられますが、
こだわっているのは「副作用を極力抑えたい」
ということであり、
そのためには、一般的には量は少なくしなければならない、
ということです。
副作用を、自覚的、他覚的所見で認めなければ、
標準量とまではいきませんが、
量を増やすことはあります。
しかし、経験的に
標準量の半分で効かない抗癌剤はそれ以上に増やしても効かないと思います。
副作用を極力抑えるのは、
治療を長く続けるためです。
副作用を強く感じるのであれば、
その治療を続けることはできません。
また、根治したと考えられる患者さんも出てきてはいますが、
多くの場合、再発ガンでは残念ながら、
「限られた時間」である可能性が高いのが現実です。
そうであれば
「限られたその極めて貴重な時間を副作用で苦しんで欲しくない。」
という考えに帰着します。
しかし、それは理想論でもあり、
現実には、
どれだけ減量しても、
副作用に悩まされてしまう患者さんも、
時々見受けます。
ステロイドを多用すれば、
副作用は軽減されますが、
免疫力を低下させます。
日常生活に支障を来たすような副作用であれば、
その治療は中止しますが、
生活する上で問題にならないレベルの副作用は
病気の状況と考え合わせて、
ある程度のところで妥協してもらうことも少なくありません。
勿論、まったく副作用を感じていないという患者さんもたくさんおられます。
しかし、抗癌剤は、
いくら量が少なくても、
あくまで毒薬である、という性質を考えると、
副作用を皆無にすることは難しいのではないかと思います。
他覚的所見ではまったく副作用を認めず、
「自覚症状もまったくありません」
という患者さんでも、
「抗癌剤治療をしているのだからこの程度は仕方がない」
と考えてしまい、
私には何も言わないという方も少なくないようにも思います。
基本的に、副作用を出さないレベルで抗癌剤治療を行っていると、
免疫力も生きてきます。
ガン治療には、
抗癌剤も重要ですが、
免疫力も極めて重要です。
しかし、免疫力ははじめから諦めなければならないような患者さんも時々見ます。
僅かな抗癌剤でも、
白血球が極端に低下する患者さんや、
標準的抗癌剤治療で散々痛めつけられてしまった後の患者さん、
あるいは、効く抗癌剤治療がそれしかないけれども、
ステロイドを使わなければ副作用が抑制できない、
というような状況の患者さんです。
そのときには、仕方がないので、
ステロイドや白血球を増やすg-CSFの力を借りるような治療も行っています。
トラックバックをいただいたホームページから、
過分なご評価をいただきましたが、
実際の治療は、
すべて個性の違うガンと
患者さんの身体に相談しながら、
治療方法を模索していくだけです。
以上 文責 梅澤 充



