大腸ガンの再発治療について
セカンドオピニオンに来られた患者さんがいます。
都立の有名なガン拠点病院で治療を続けておられる
まだ若い患者さんです。
すでにFOLFIRIという標準的抗癌剤治療を行い、
それが効かなくなった患者さんです。
当然ながら次は、
大腸ガンにとって
最後の標準治療であるFOLFOXという治療が提案され、
それを開始しました。
一般に大腸ガンの再発では、
先ず、FOLFIRIから始めて無効になったらFOLFOX
逆に、FOLFOXから開始して無効になったらFOLFIRIを行い、
その二つのメニューが効かなくなったら、
患者さんがいくら元気でも、
「もはや治療方法はありません」
なる、非情の宣告が下されます。
標準治療お決まりのコースです。
ベルトコンベアの終着点です。
その後はご存知ガン難民です。
その患者さんはFOLFOXが辛かったので、
「この治療は何時まで続ければ良いのですか?」
と主治医に聞いところ、
「1年間はやらなければダメです」
との答えをいただいたそうです。
何も知らない患者さんが
その答えを聞いたらどのように考えるでしょうか。
「1年間我慢すれば良いのか」
と、誰でも考えるでしょう。
そしてその後は、
「それで治る」
とノーテンキなことを考える患者さんはあまりいないかも知れませんが、
少なくとも、
「1年続ければ何らかの目処が立つ」
だから「辛くても我慢しよう」
と考えるのではないでしょうか。
目処など立つのではなく、
辛い治療の後は、
そのまま無治療宣告がなされると知っていたら、
そんな治療は受けることなく、
別の治療を探りつつ、
ご自身に残された大切な時間を
有意義に過ごすことを考えるのではないでしょうか。
FOLFOXを辛い思いをしながら続けていると、
段々と全身状態は悪化していきます。
同時に、一時的にガンの縮小が見られるかも知れませんが、
いずれは、すべての患者さんで、
例外無く増大に転じてきます。
そうなると、
「緩和治療をしてください」
となります。
大腸ガン再発治療に対して、
標準的抗癌剤治療を開始する時に
「平均20ヶ月です」と真っ正直に
大腸ガン治療のエビデンスを
患者さんに披露する医者も少なくありません。
それを聞いて逃げてきた患者さんを現在も何人も診ています。
その言い方が良いとは思いませんが、
少なくとも、
「1年間はやらなければダメです」
よりはマシのような気がします。
嘘はありませんから・・・・
最大限医者の肩を持って考えれば、
「FOLFOXを1年くらいは継続したいな・・・・」
との願望から出た言葉だったのかも知れません。
もしそうであったとしても、
患者さんは完全に誤解します。
これが、インフォームドコンセントを盛んに提唱している
都立の病院での抗癌剤治療の実態です。
完全にだまし討ちの抗癌剤治療が
いまだに、東京でもまかり通っています。
ガンに対する患者さんの問題意識が薄い地方では、
どうなっているのでしょうか。
以上 文責 梅澤 充
セカンドオピニオンに来られた患者さんがいます。
都立の有名なガン拠点病院で治療を続けておられる
まだ若い患者さんです。
すでにFOLFIRIという標準的抗癌剤治療を行い、
それが効かなくなった患者さんです。
当然ながら次は、
大腸ガンにとって
最後の標準治療であるFOLFOXという治療が提案され、
それを開始しました。
一般に大腸ガンの再発では、
先ず、FOLFIRIから始めて無効になったらFOLFOX
逆に、FOLFOXから開始して無効になったらFOLFIRIを行い、
その二つのメニューが効かなくなったら、
患者さんがいくら元気でも、
「もはや治療方法はありません」
なる、非情の宣告が下されます。
標準治療お決まりのコースです。
ベルトコンベアの終着点です。
その後はご存知ガン難民です。
その患者さんはFOLFOXが辛かったので、
「この治療は何時まで続ければ良いのですか?」
と主治医に聞いところ、
「1年間はやらなければダメです」
との答えをいただいたそうです。
何も知らない患者さんが
その答えを聞いたらどのように考えるでしょうか。
「1年間我慢すれば良いのか」
と、誰でも考えるでしょう。
そしてその後は、
「それで治る」
とノーテンキなことを考える患者さんはあまりいないかも知れませんが、
少なくとも、
「1年続ければ何らかの目処が立つ」
だから「辛くても我慢しよう」
と考えるのではないでしょうか。
目処など立つのではなく、
辛い治療の後は、
そのまま無治療宣告がなされると知っていたら、
そんな治療は受けることなく、
別の治療を探りつつ、
ご自身に残された大切な時間を
有意義に過ごすことを考えるのではないでしょうか。
FOLFOXを辛い思いをしながら続けていると、
段々と全身状態は悪化していきます。
同時に、一時的にガンの縮小が見られるかも知れませんが、
いずれは、すべての患者さんで、
例外無く増大に転じてきます。
そうなると、
「緩和治療をしてください」
となります。
大腸ガン再発治療に対して、
標準的抗癌剤治療を開始する時に
「平均20ヶ月です」と真っ正直に
大腸ガン治療のエビデンスを
患者さんに披露する医者も少なくありません。
それを聞いて逃げてきた患者さんを現在も何人も診ています。
その言い方が良いとは思いませんが、
少なくとも、
「1年間はやらなければダメです」
よりはマシのような気がします。
嘘はありませんから・・・・
最大限医者の肩を持って考えれば、
「FOLFOXを1年くらいは継続したいな・・・・」
との願望から出た言葉だったのかも知れません。
もしそうであったとしても、
患者さんは完全に誤解します。
これが、インフォームドコンセントを盛んに提唱している
都立の病院での抗癌剤治療の実態です。
完全にだまし討ちの抗癌剤治療が
いまだに、東京でもまかり通っています。
ガンに対する患者さんの問題意識が薄い地方では、
どうなっているのでしょうか。
以上 文責 梅澤 充



