12月14日に「ハーセプチンの効能」でもチョット書きましたが、
効くことが分かっていても、
経済的な事情からそれを使えない患者さんもいます。
「も、います」というより、
そのような患者さんの方が、
自由に使える患者さんより、遥かに多数派です。
本日は、ご自身から治療の中断を申し出てこられた患者さんがおられました。
非常に足の速い悪辣なガンを患う患者さんです。
上手くコントロールできていました。
しかも、健康保険の範囲内の治療だけでです。
さらに、使う抗癌剤の量が標準治療の3分の1程度ですから、
コストもそれに比例して下がります。
しかし、それでも、
「経済的に成り立たなくなってしまうから、治療は中断したい・・・・」
そのガンの予後については、
患者さんも良くご存知です。
胸が痛くなりました。
また、ハーセプチンやタイカーブが有効であると思われる患者さんも
何人もいますが、
「健康保険外の自費では不可能」
という方がほとんどです。
また、ハーセプチンなどは、
「一時的には使えても、
継続して何年も使うことは不可能」
という患者さんも少なくありません。
先日、自分のリンパ球を培養して身体に戻すという、
免疫療法を受けたいという患者さんと話をしていると、
「継続してその治療を続けることは不可能」
と言われていました。
“運良く”効かなければ、メデタシメデタシです?
すなわち、滅多に起こりませんが、
“運悪く”その免疫治療で効果が出てしまうと、
その治療でガンが治るということはありませんから、
一生涯その治療から抜けられなくなります。
しかし、お財布はついていけません。
金の切れ目が、命の切れ目になりかねません。
恐ろしい話です。
かと思うと、
いくらでも湯水のごとくお金をかけることができる患者さんもいます。
資本主義社会ですから当然と言えば当然ですが、
ことが、命にかかわることですから、
本当に社会の不公平を感じます。
なんとも悲しい世の中です。
歳の瀬になって、
この一年をふと思いおこすと、
使いたいクスリを使うことができずに、
逝かれた多くの患者さんのことが目に浮かびます。
逆に、それを十分に使えるだけの財力はありながら、
知識が無いために使うチャンスを逸した患者さんも少なくないと思います。
いつかも書いて、
ご批判もいただきましたが、
輸入での薬剤は勿論、
多くの健康保険適応外のクスリでは、
私の方から、
「これがありますよ」と勧めることはあまりしません。
ハッキリと財力があることが分かっている患者さんに対して、
そのような提案はしますが、
ほとんどの患者さんでは、
そのふところの中身は不明です。
経済的に使えるか否か分からない患者さんには、
提案することはできません。
以上 文責 梅澤 充
効くことが分かっていても、
経済的な事情からそれを使えない患者さんもいます。
「も、います」というより、
そのような患者さんの方が、
自由に使える患者さんより、遥かに多数派です。
本日は、ご自身から治療の中断を申し出てこられた患者さんがおられました。
非常に足の速い悪辣なガンを患う患者さんです。
上手くコントロールできていました。
しかも、健康保険の範囲内の治療だけでです。
さらに、使う抗癌剤の量が標準治療の3分の1程度ですから、
コストもそれに比例して下がります。
しかし、それでも、
「経済的に成り立たなくなってしまうから、治療は中断したい・・・・」
そのガンの予後については、
患者さんも良くご存知です。
胸が痛くなりました。
また、ハーセプチンやタイカーブが有効であると思われる患者さんも
何人もいますが、
「健康保険外の自費では不可能」
という方がほとんどです。
また、ハーセプチンなどは、
「一時的には使えても、
継続して何年も使うことは不可能」
という患者さんも少なくありません。
先日、自分のリンパ球を培養して身体に戻すという、
免疫療法を受けたいという患者さんと話をしていると、
「継続してその治療を続けることは不可能」
と言われていました。
“運良く”効かなければ、メデタシメデタシです?
すなわち、滅多に起こりませんが、
“運悪く”その免疫治療で効果が出てしまうと、
その治療でガンが治るということはありませんから、
一生涯その治療から抜けられなくなります。
しかし、お財布はついていけません。
金の切れ目が、命の切れ目になりかねません。
恐ろしい話です。
かと思うと、
いくらでも湯水のごとくお金をかけることができる患者さんもいます。
資本主義社会ですから当然と言えば当然ですが、
ことが、命にかかわることですから、
本当に社会の不公平を感じます。
なんとも悲しい世の中です。
歳の瀬になって、
この一年をふと思いおこすと、
使いたいクスリを使うことができずに、
逝かれた多くの患者さんのことが目に浮かびます。
逆に、それを十分に使えるだけの財力はありながら、
知識が無いために使うチャンスを逸した患者さんも少なくないと思います。
いつかも書いて、
ご批判もいただきましたが、
輸入での薬剤は勿論、
多くの健康保険適応外のクスリでは、
私の方から、
「これがありますよ」と勧めることはあまりしません。
ハッキリと財力があることが分かっている患者さんに対して、
そのような提案はしますが、
ほとんどの患者さんでは、
そのふところの中身は不明です。
経済的に使えるか否か分からない患者さんには、
提案することはできません。
以上 文責 梅澤 充



