本日も大勢の患者さんが来られました。
すべての患者さんに対して、
私なりに真剣に考えているつもりです。
しかし、
医者はどれだけ患者さんの気持ちを理解しているのだろう、
とフト考えることが時々あります。
当然ガンという病気が、
治らないまでも、
良い方向に向いているときには、
患者さんと一緒に素直に喜べます。
私自身とてもハッピーになります。
しかし、その気持ちを分析すると、
患者さんの、
自分の病気が良い方向に向いているという、
単純な喜び以外に、
医者という一種の職人として、
その仕事に対する満足感も混ざっているように思います。
逆の時には、
患者さん同様悲しく、残念な気持ちになりますが、
そのときには、
職人としての失敗、
ガンに対しての敗北感や懺悔も混ざり、
むしろ患者さんの悲しみより大きいときもあるように感じます。
本日も、
一時期はかなり良い状況を長期間保つことができましたが、
現在は、考えられるすべてのクスリを使い果たして、
ガンが悪化してきている患者さんを前にして、
「これから如何しよう、
次の手は何があるか」
と、心から悩み、
無い知恵を振り絞って考えていると、
その患者さんは、
悩んでいる私を、
哀れむかのように見つめて、
「次は何をするのですか」
と、笑顔で言ってきました。
なんだか、
「もう、無理しないでいいですよ」
と言われているみたいでした。
かえって辛くなりました。
勿論、ガンの悪化は、
患者さんの気持ちを暗くすることは間違いないと思います。
そして、その辛さは医者以上で、
それは医者には想像できません。
しかし、医者も相当に辛い思いをします。
患者さんと医者の心の間には、
大きな溝があります。
しかし、それを少しでも埋めることができれば、
本当に患者さんが望む治療に少しでも近付くことができるように思います。
でも難しいですね・・・・
以上 文責 梅澤 充
すべての患者さんに対して、
私なりに真剣に考えているつもりです。
しかし、
医者はどれだけ患者さんの気持ちを理解しているのだろう、
とフト考えることが時々あります。
当然ガンという病気が、
治らないまでも、
良い方向に向いているときには、
患者さんと一緒に素直に喜べます。
私自身とてもハッピーになります。
しかし、その気持ちを分析すると、
患者さんの、
自分の病気が良い方向に向いているという、
単純な喜び以外に、
医者という一種の職人として、
その仕事に対する満足感も混ざっているように思います。
逆の時には、
患者さん同様悲しく、残念な気持ちになりますが、
そのときには、
職人としての失敗、
ガンに対しての敗北感や懺悔も混ざり、
むしろ患者さんの悲しみより大きいときもあるように感じます。
本日も、
一時期はかなり良い状況を長期間保つことができましたが、
現在は、考えられるすべてのクスリを使い果たして、
ガンが悪化してきている患者さんを前にして、
「これから如何しよう、
次の手は何があるか」
と、心から悩み、
無い知恵を振り絞って考えていると、
その患者さんは、
悩んでいる私を、
哀れむかのように見つめて、
「次は何をするのですか」
と、笑顔で言ってきました。
なんだか、
「もう、無理しないでいいですよ」
と言われているみたいでした。
かえって辛くなりました。
勿論、ガンの悪化は、
患者さんの気持ちを暗くすることは間違いないと思います。
そして、その辛さは医者以上で、
それは医者には想像できません。
しかし、医者も相当に辛い思いをします。
患者さんと医者の心の間には、
大きな溝があります。
しかし、それを少しでも埋めることができれば、
本当に患者さんが望む治療に少しでも近付くことができるように思います。
でも難しいですね・・・・
以上 文責 梅澤 充



