ある患者さんが、
『先日、お見舞いに来てくれたのはいいけれど、
「何故、もっと早く見つけなかった」
「どうして、そこまで放っておいた」
と言って、帰った馬鹿な友達がいた。』
と言われました。
そんなつまらないことを言うなら、
見舞いになど来ないほうが遥かにマシです。
馬鹿な見舞い客もいるものです。
このお見舞いのかたは、
ご自身がガンになったらまず助からないでしょう。
その人も日本人のようですから
50%の確率でガンになります。
そのときは、
「何故自分はガンになったのか」
「何が悪かったのだろう」
だけを考え、悩み苦しみ、
その挙句に逝ってしまうことだと思います。
まったく同じ事象が起きても、
「その時点で見つかって良かった。」
と考えれば、
気持ちがぜんぜん違います。
その考えから、
次の手への思考が生まれてきます。
今生きているのですから、
必ず次の一手は見つかります。
何度も言っているとおり、
「治療方法はありません」
などということはありません。
○○センターの医者が知らないだけです。
必ず何処かに治療方法は隠されています。
健康保険というオリの中には無いかも知れませんが、
オリを一歩出れば、
方法はたくさんあるはずです。
しかし、それを探し出す第一歩は、
前向きに考えることからはじまります。
よく喩えられますが、
砂漠の真ん中で、
コップに半分の水があったとき、
「半分しかない」と考えるのと
「半分もある」では、
満足感が大きく変わります。
今後のすべての治療は、
「半分もある」からはじまります。
ガンという病気を宿してしまったことに対して、
「良かった」と考える方もいますが、
多くの患者さんではマイナスだと考えると思います。
しかし、今生きていることは事実です。
すべて、「生きていて良かった」からはじまります。
2月9日の「一周忌」
で書いた、
起こるかもしれない最悪の事態を想定して、
ご自分の仏壇、お墓、お葬式まで
すべて準備してから、
シッカリと現状を認識して、
一切うしろを振り向くことなく、
前だけを向いて、
ガンからの離脱を目指す患者さんもいます。
それもひとつのガンとの戦い方かもしれません。
考え方一つで、
寿命は大きく変わります。
如何なる思考回路を持つかで、
ストレスが無くなります。
多くの患者さんを診ていると、
ガン細胞は患者さんの精神的なストレスが、
とてもお好きであるように感じます。
恐らくは免疫力が関与しているものと想像されますが、
精神的なストレスを契機に急速にガンの悪化を見ることは珍しくありません。
そのようなデリケートなガンには、
ご紹介したような、
馬鹿な見舞い客は疫病神です。
本日も、
術後何年もたってから再発してきた患者さんが
セカンドオピニオンに来られました。
そのガンで5年以上経ってから再発するなどということは
ほとんど起こりえません。
再発する場合には、
半年、遅くても1年以内に出てきます。
したがって現在診ている病院でも、
再発ではなく、
新たに出てきたガンではないかと疑って、
一部組織を採って検査しています。
持参された結果のコピーを見ると
5年以上前と同一の細胞でした。
そこで、「去年何か、ストレスを感じるエピソードはありませんでしたか」
とお聞きしたところ、
間髪入れず、
「再発が発見される前は、
家族のご病気のことで、夜も寝られず、
精神的にも肉体的にも大変な一年だった」
との答えが返ってきました。
その、足の速いガンを長い間眠らせていたのは、
その患者さんの強靭な免疫力だったと想像されます。
そのガン、患者さんに対して、
免疫力を完全に潰してしまう標準的抗癌剤治療を行うことは、
けっして得策だとは思いません。
抗癌剤の力は借りなければなりませんが、
免疫力を削がない、
あるいは向上させるレベルでの抗癌剤治療を行うべきだと考えます。
直接の匿名のメールで、
おとなしい再発ガンの治療についての質問が来ていました。
匿名の質問に答える気はありませんが、
消極的な治療(?)でおとなしくしているガンに対して、
主治医から積極的な抗癌剤治療(?)を勧められているそうです。
副作用の無い治療で
おとなしくしているガンに対して、
積極的な抗癌剤治療。
愚かだと思います。
ストレスを感じさせないで、
穏やかな生活を送ることが長生きにつながるように思います。
以上 文責 梅澤 充
『先日、お見舞いに来てくれたのはいいけれど、
「何故、もっと早く見つけなかった」
「どうして、そこまで放っておいた」
と言って、帰った馬鹿な友達がいた。』
と言われました。
そんなつまらないことを言うなら、
見舞いになど来ないほうが遥かにマシです。
馬鹿な見舞い客もいるものです。
このお見舞いのかたは、
ご自身がガンになったらまず助からないでしょう。
その人も日本人のようですから
50%の確率でガンになります。
そのときは、
「何故自分はガンになったのか」
「何が悪かったのだろう」
だけを考え、悩み苦しみ、
その挙句に逝ってしまうことだと思います。
まったく同じ事象が起きても、
「その時点で見つかって良かった。」
と考えれば、
気持ちがぜんぜん違います。
その考えから、
次の手への思考が生まれてきます。
今生きているのですから、
必ず次の一手は見つかります。
何度も言っているとおり、
「治療方法はありません」
などということはありません。
○○センターの医者が知らないだけです。
必ず何処かに治療方法は隠されています。
健康保険というオリの中には無いかも知れませんが、
オリを一歩出れば、
方法はたくさんあるはずです。
しかし、それを探し出す第一歩は、
前向きに考えることからはじまります。
よく喩えられますが、
砂漠の真ん中で、
コップに半分の水があったとき、
「半分しかない」と考えるのと
「半分もある」では、
満足感が大きく変わります。
今後のすべての治療は、
「半分もある」からはじまります。
ガンという病気を宿してしまったことに対して、
「良かった」と考える方もいますが、
多くの患者さんではマイナスだと考えると思います。
しかし、今生きていることは事実です。
すべて、「生きていて良かった」からはじまります。
2月9日の「一周忌」
で書いた、
起こるかもしれない最悪の事態を想定して、
ご自分の仏壇、お墓、お葬式まで
すべて準備してから、
シッカリと現状を認識して、
一切うしろを振り向くことなく、
前だけを向いて、
ガンからの離脱を目指す患者さんもいます。
それもひとつのガンとの戦い方かもしれません。
考え方一つで、
寿命は大きく変わります。
如何なる思考回路を持つかで、
ストレスが無くなります。
多くの患者さんを診ていると、
ガン細胞は患者さんの精神的なストレスが、
とてもお好きであるように感じます。
恐らくは免疫力が関与しているものと想像されますが、
精神的なストレスを契機に急速にガンの悪化を見ることは珍しくありません。
そのようなデリケートなガンには、
ご紹介したような、
馬鹿な見舞い客は疫病神です。
本日も、
術後何年もたってから再発してきた患者さんが
セカンドオピニオンに来られました。
そのガンで5年以上経ってから再発するなどということは
ほとんど起こりえません。
再発する場合には、
半年、遅くても1年以内に出てきます。
したがって現在診ている病院でも、
再発ではなく、
新たに出てきたガンではないかと疑って、
一部組織を採って検査しています。
持参された結果のコピーを見ると
5年以上前と同一の細胞でした。
そこで、「去年何か、ストレスを感じるエピソードはありませんでしたか」
とお聞きしたところ、
間髪入れず、
「再発が発見される前は、
家族のご病気のことで、夜も寝られず、
精神的にも肉体的にも大変な一年だった」
との答えが返ってきました。
その、足の速いガンを長い間眠らせていたのは、
その患者さんの強靭な免疫力だったと想像されます。
そのガン、患者さんに対して、
免疫力を完全に潰してしまう標準的抗癌剤治療を行うことは、
けっして得策だとは思いません。
抗癌剤の力は借りなければなりませんが、
免疫力を削がない、
あるいは向上させるレベルでの抗癌剤治療を行うべきだと考えます。
直接の匿名のメールで、
おとなしい再発ガンの治療についての質問が来ていました。
匿名の質問に答える気はありませんが、
消極的な治療(?)でおとなしくしているガンに対して、
主治医から積極的な抗癌剤治療(?)を勧められているそうです。
副作用の無い治療で
おとなしくしているガンに対して、
積極的な抗癌剤治療。
愚かだと思います。
ストレスを感じさせないで、
穏やかな生活を送ることが長生きにつながるように思います。
以上 文責 梅澤 充