2月5日の「具体例を書かない理由」と
昨日の「病名を書かない理由」
に対してたくさんのコメントをいただいております。
書かない理由は、
上記の両日に書いたとおりですが、
書けない理由の一端をお見せします。
現在治療中の患者さんの、
ごく一部を紹介します。
1)手術不能膵ガンに対して、
ジェムザール600mg、シスプラチン10mg、UFT顆粒300mg
それで維持している患者さん。
一時上昇しかけた腫瘍マーカーは再度低下。
2)ハーセプチン+ゼローダ+ジェムザール1回200mgが
極めて有効な膵ガン患者さん。
3)大腸ガンの再発肺・肝・腹膜・骨転移に対して、
FOLFOX + アバスチンで無効であった患者さん。
現在、TS-1 40mg連日休み無し、
イリノテカン40mg、
シスプラチン10mgを7〜10日に1回で、
状態は安定しています。
4)オキザリプラチン50mg、
5-FU Total 750mg
アイソボリン 200mg
の超変則FOLFOXを4回で、
200以上だったCEAが1.7にまで低下した大腸ガン患者さん。
5)「余命無し」宣言を受けた、
標準的抗癌剤治療後の食道ガンで、
在宅高カロリー点滴併用で、
5-FU 1日125mg
ネダプラチン10mg、ジェムザール200mgを2週間に一回。
現在8ヶ月経過。
6)タキソール1回45mgを2週間に1回。
7年9ヶ月治療を継続している、
肺・骨転移で手術不能乳ガン患者さん。
ホルモン剤も併用。
勿論、髪の毛はフサフサです。
シビレもありません。
7)乳ガン再発肺転移に対して、
経口抗癌剤だけで維持、
現在はセローダ1日3錠内服休薬無し。
再発後14年経過。
病巣は消失したまま、
しかし、腫瘍マーカーは異常高値のまま維持。
8)シスプラチン10mg、
ジェムザール200mgを5回で、
CA-125が3000から900まで低下した卵巣ガン。
9)ゼローダ+ハーセプチンが有効な卵巣ガン。
10)胃ガン再発の癌性腹膜炎で、
260だったCEAが、
TS-1 40mg 休薬無しと、
クレスチン3g で、
現在2.0にまで低下し、
副作用無く1年6ヶ月経過している患者さん。
11)ハーセプチンとレンチナン、ゼローダ2錠で、
4000以上のCA19-9が3ヶ月で30以下に低下し、
CT上もガンの存在が不明になった肝・リンパ節転移の再発胃ガン。
12)5-FU 1日125mg 24時間365日持続に、
タキソール60mg週1回で、
15ヶ月維持している切除不能胃ガン。
13)「もはや治療方法はありません」といわれた
術後再発十二指腸ガンに対して、
現在、シスプラチン5mgを2週間に1回だけ。
腫瘍マーカーも正常化して、
画像診断上もガンが確認できなくなっている患者さん。
14)ジェムザール600mgを2週間に1回、
+ TS-1 1日40mg 休薬無しで、
2年を超えた切除不能の肝内胆管ガン。
15)切除不能の肺腺ガン。
標準的抗癌剤治療の副作用に耐えかねて逃げ出し、
タルセバだけで9ヶ月。
タルセバは2日で75mgだけ。
治療開始前より大きく改善している。
2ヶ月前から健康保険適応になり、
経済的に大いに助かる。
16)ジェムザール200mg +タキソール15mgを
2週間に1回で、
1年半以上変化を見ない再発肺ガン。
上記のように、
同一のガンでも、
治療内容は大きく違います。
そして、現在の治療に行き着くまでに、
一発で当たった患者さんもいますが、
多くは、紆余曲折して最適の治療に辿りつきます。
一度最適治療にめぐり合っても、
効果がなくなると、
また試行錯誤がはじまります。
これほど多様化しているガン治療で、
たった一人のケースを示しても、
意味はありませんし、
それほど複雑な経過など、
ブログで短時間で、
正確には書けません。
勿論、ここに挙げた上手くいっている患者さんだけでなく、
可能性のある抗癌剤はすべて使うも、
まったく効果が認められず、
不幸な機転を辿った患者さんも1割程度はおられます。
抗癌剤治療など、
実際に行ってみなければ、
当たるか、外れるか分からないのです。
一般的には、
外れる確率の方が高いのです。
身体に大きなダメージを与えることだけはキッチリと保障されている、
標準に大量の抗癌剤を使った治療をいきなり開始することは、
損をする確率の方が利益を得る確率より高いのです。
したがって、何回も書いているとおり、
標準という名のベルトコンベアに乗る前に、
立ち止まってゆっくり考えた方が良いと思います。
以上 文責 梅澤 充
昨日の「病名を書かない理由」
に対してたくさんのコメントをいただいております。
書かない理由は、
上記の両日に書いたとおりですが、
書けない理由の一端をお見せします。
現在治療中の患者さんの、
ごく一部を紹介します。
1)手術不能膵ガンに対して、
ジェムザール600mg、シスプラチン10mg、UFT顆粒300mg
それで維持している患者さん。
一時上昇しかけた腫瘍マーカーは再度低下。
2)ハーセプチン+ゼローダ+ジェムザール1回200mgが
極めて有効な膵ガン患者さん。
3)大腸ガンの再発肺・肝・腹膜・骨転移に対して、
FOLFOX + アバスチンで無効であった患者さん。
現在、TS-1 40mg連日休み無し、
イリノテカン40mg、
シスプラチン10mgを7〜10日に1回で、
状態は安定しています。
4)オキザリプラチン50mg、
5-FU Total 750mg
アイソボリン 200mg
の超変則FOLFOXを4回で、
200以上だったCEAが1.7にまで低下した大腸ガン患者さん。
5)「余命無し」宣言を受けた、
標準的抗癌剤治療後の食道ガンで、
在宅高カロリー点滴併用で、
5-FU 1日125mg
ネダプラチン10mg、ジェムザール200mgを2週間に一回。
現在8ヶ月経過。
6)タキソール1回45mgを2週間に1回。
7年9ヶ月治療を継続している、
肺・骨転移で手術不能乳ガン患者さん。
ホルモン剤も併用。
勿論、髪の毛はフサフサです。
シビレもありません。
7)乳ガン再発肺転移に対して、
経口抗癌剤だけで維持、
現在はセローダ1日3錠内服休薬無し。
再発後14年経過。
病巣は消失したまま、
しかし、腫瘍マーカーは異常高値のまま維持。
8)シスプラチン10mg、
ジェムザール200mgを5回で、
CA-125が3000から900まで低下した卵巣ガン。
9)ゼローダ+ハーセプチンが有効な卵巣ガン。
10)胃ガン再発の癌性腹膜炎で、
260だったCEAが、
TS-1 40mg 休薬無しと、
クレスチン3g で、
現在2.0にまで低下し、
副作用無く1年6ヶ月経過している患者さん。
11)ハーセプチンとレンチナン、ゼローダ2錠で、
4000以上のCA19-9が3ヶ月で30以下に低下し、
CT上もガンの存在が不明になった肝・リンパ節転移の再発胃ガン。
12)5-FU 1日125mg 24時間365日持続に、
タキソール60mg週1回で、
15ヶ月維持している切除不能胃ガン。
13)「もはや治療方法はありません」といわれた
術後再発十二指腸ガンに対して、
現在、シスプラチン5mgを2週間に1回だけ。
腫瘍マーカーも正常化して、
画像診断上もガンが確認できなくなっている患者さん。
14)ジェムザール600mgを2週間に1回、
+ TS-1 1日40mg 休薬無しで、
2年を超えた切除不能の肝内胆管ガン。
15)切除不能の肺腺ガン。
標準的抗癌剤治療の副作用に耐えかねて逃げ出し、
タルセバだけで9ヶ月。
タルセバは2日で75mgだけ。
治療開始前より大きく改善している。
2ヶ月前から健康保険適応になり、
経済的に大いに助かる。
16)ジェムザール200mg +タキソール15mgを
2週間に1回で、
1年半以上変化を見ない再発肺ガン。
上記のように、
同一のガンでも、
治療内容は大きく違います。
そして、現在の治療に行き着くまでに、
一発で当たった患者さんもいますが、
多くは、紆余曲折して最適の治療に辿りつきます。
一度最適治療にめぐり合っても、
効果がなくなると、
また試行錯誤がはじまります。
これほど多様化しているガン治療で、
たった一人のケースを示しても、
意味はありませんし、
それほど複雑な経過など、
ブログで短時間で、
正確には書けません。
勿論、ここに挙げた上手くいっている患者さんだけでなく、
可能性のある抗癌剤はすべて使うも、
まったく効果が認められず、
不幸な機転を辿った患者さんも1割程度はおられます。
抗癌剤治療など、
実際に行ってみなければ、
当たるか、外れるか分からないのです。
一般的には、
外れる確率の方が高いのです。
身体に大きなダメージを与えることだけはキッチリと保障されている、
標準に大量の抗癌剤を使った治療をいきなり開始することは、
損をする確率の方が利益を得る確率より高いのです。
したがって、何回も書いているとおり、
標準という名のベルトコンベアに乗る前に、
立ち止まってゆっくり考えた方が良いと思います。
なお、文中で示したグラム数は、対表面積あたりではありません。
一人当たりの量です。
以上 文責 梅澤 充



