自覚症状をまったく伴わない再発ガンを背負った患者さんが
セカンドオピニオンに来られました。
主治医から、
「効果が認められないから、
もっと強力に治療をしましょう」
と勧められましたが、
今までの治療があまりにも辛かったため、
恐怖のあまりセカンドオピニオンに来られました。
大きな副作用を伴わないようなガン治療は効果が無い。
と、大きな勘違いをされている患者さんも少なくありません。
副作用と治療効果とは比例しません。
たしかに標準的抗癌剤治療では、
副作用も必発であるかわりに、
○○%という奏功率だけは保障されています。
一方、副作用を伴わないような治療では、
保障される奏功率はありません。
しかし、何回も書いているとおり、
奏功率○○%が保障されていたって、
それは、その種のガンの患者さんが
何千、何万人と集まった場合、
○○%の患者に対して効果があります。
というだけの数字です。
たった一人の患者さんにとっては
奏功するか否かは、
「当たるも八卦、当たらぬも八卦」の世界です。
副作用の程度についても、
同様であり、
やってみなければ分かりません。
ガン治療に限らず、
すべての治療行為において、
100%はありえません。
特に、不確実な要素のほうが多いのがガン治療です。
当たるのか外れるのか分からない治療であれば、
少なくとも副作用の小さい治療からはじめるべきだと思います。
多くの患者さんでは、
「そんな治療を試している時間はあるのか?」
という不安を持たれると思います。
しかし、一般にガンは、
患者さんが怯えるほどのスピードでは増大しません。
もし、日本全国、健康保険に縛られ
一般的に行われているように、
月に一回などという、
超スローペースでガンの経過を観察すれば、
手遅れになることも考えなければなりませんが、
もっと頻回にガンの動向をチェックすれば、
けっして手遅れにはなりません。
私が診ている患者さんでは、
毎週腫瘍マーカーをチェックしているかたも
少なくありません。
毎週抗癌剤の点滴治療をしていれば当然です。
「そんなに頻回に見ても意味が無い」
という医者もいますが、
健康保険に縛られて、
ご自分では見たこともないのに、
ご立派な意見だと思います。
副作用の小さい治療から開始されて、
それでダメなら、
徐々に副作用を伴う治療に変更していけばよいだけです。
また、ご相談の患者さんのように、
ガンの存在による自覚症状が無いのであれば、
その副作用も日常生活上容認できるレベルでなければなりません。
ガンが存在していても、
痛くも痒くも無いという
多くのガン患者さんでは、
強大な副作用を伴う治療は、
それに見合うだけのご褒美がもらえるのか否か、
十分に考えてから、
その治療を受けるべきです。
多くの場合患者さんが期待するほどのご褒美はもらえません。
「苦あれば楽あり」
は、抗癌剤治療では成り立ちません。
先日、非常に大きく辛い副作用を伴うことでも有名な、
ある抗癌剤治療の治験治療を勧められた患者さんがおられますが、
治験というのは、
治療を進める、唯一の根拠、
錦の御旗であるエビデンスが無いのです。
どのくらいの確率で奏功するのかすら分からないのです。
その上、他のガンで強い副作用は確認されています。
治験は医学の進歩のためにはとても重要ですが、
医学の進歩のために、
ご自身の命を捧げることに
納得できる患者さんは多くはないとないと思います。
それに納得できないのであれば、
副作用必発の治験は避けたほうが無難だと思います。
本日も数人来られましたが、
楽な治療からはじめて、
それだけでガンが十分にコントロールされている患者さんも少なくありません。
辛い治療から逃れて、
楽な治療で良い経過を辿っている患者さんもいます。
以上 文責 梅澤 充
セカンドオピニオンに来られました。
主治医から、
「効果が認められないから、
もっと強力に治療をしましょう」
と勧められましたが、
今までの治療があまりにも辛かったため、
恐怖のあまりセカンドオピニオンに来られました。
大きな副作用を伴わないようなガン治療は効果が無い。
と、大きな勘違いをされている患者さんも少なくありません。
副作用と治療効果とは比例しません。
たしかに標準的抗癌剤治療では、
副作用も必発であるかわりに、
○○%という奏功率だけは保障されています。
一方、副作用を伴わないような治療では、
保障される奏功率はありません。
しかし、何回も書いているとおり、
奏功率○○%が保障されていたって、
それは、その種のガンの患者さんが
何千、何万人と集まった場合、
○○%の患者に対して効果があります。
というだけの数字です。
たった一人の患者さんにとっては
奏功するか否かは、
「当たるも八卦、当たらぬも八卦」の世界です。
副作用の程度についても、
同様であり、
やってみなければ分かりません。
ガン治療に限らず、
すべての治療行為において、
100%はありえません。
特に、不確実な要素のほうが多いのがガン治療です。
当たるのか外れるのか分からない治療であれば、
少なくとも副作用の小さい治療からはじめるべきだと思います。
多くの患者さんでは、
「そんな治療を試している時間はあるのか?」
という不安を持たれると思います。
しかし、一般にガンは、
患者さんが怯えるほどのスピードでは増大しません。
もし、日本全国、健康保険に縛られ
一般的に行われているように、
月に一回などという、
超スローペースでガンの経過を観察すれば、
手遅れになることも考えなければなりませんが、
もっと頻回にガンの動向をチェックすれば、
けっして手遅れにはなりません。
私が診ている患者さんでは、
毎週腫瘍マーカーをチェックしているかたも
少なくありません。
毎週抗癌剤の点滴治療をしていれば当然です。
「そんなに頻回に見ても意味が無い」
という医者もいますが、
健康保険に縛られて、
ご自分では見たこともないのに、
ご立派な意見だと思います。
副作用の小さい治療から開始されて、
それでダメなら、
徐々に副作用を伴う治療に変更していけばよいだけです。
また、ご相談の患者さんのように、
ガンの存在による自覚症状が無いのであれば、
その副作用も日常生活上容認できるレベルでなければなりません。
ガンが存在していても、
痛くも痒くも無いという
多くのガン患者さんでは、
強大な副作用を伴う治療は、
それに見合うだけのご褒美がもらえるのか否か、
十分に考えてから、
その治療を受けるべきです。
多くの場合患者さんが期待するほどのご褒美はもらえません。
「苦あれば楽あり」
は、抗癌剤治療では成り立ちません。
先日、非常に大きく辛い副作用を伴うことでも有名な、
ある抗癌剤治療の治験治療を勧められた患者さんがおられますが、
治験というのは、
治療を進める、唯一の根拠、
錦の御旗であるエビデンスが無いのです。
どのくらいの確率で奏功するのかすら分からないのです。
その上、他のガンで強い副作用は確認されています。
治験は医学の進歩のためにはとても重要ですが、
医学の進歩のために、
ご自身の命を捧げることに
納得できる患者さんは多くはないとないと思います。
それに納得できないのであれば、
副作用必発の治験は避けたほうが無難だと思います。
本日も数人来られましたが、
楽な治療からはじめて、
それだけでガンが十分にコントロールされている患者さんも少なくありません。
辛い治療から逃れて、
楽な治療で良い経過を辿っている患者さんもいます。
以上 文責 梅澤 充



