日本の健康保険には
「外来管理加算」という点数があります。
医者が外来の患者さんに対して、
いろいろな説明をする労力に対する報酬です。
1回につき52点、
すなわち520円と決められています。
現在、実際には、
患者さんが風邪などの軽症の病気で外来に来て、
文字通りの3分あるいは1分診療でも、
その外来管理加算が自動的に算定されています。
病医院の維持費の一助のような報酬です。
それが、診療報酬の改定にあたり、
5分間以上患者さんとお話しをないと
算定してはいけない。
となるそうです。
1人5分というと、
1時間で最大12人までしか算定できません。
医者一人を拘束する代価が約6000円です。
あまりにも医者の技量を馬鹿にした点数だと思います。
また、研修医でも、
大ベテランの医者でも同じ点数です。
何か虚しさを感じます。
大きな企業の管理職などは、
時給6000円どころではないはずです。
医者という職業は、
けっして、楽して就ける仕事ではありません。
それなりの苦労と努力が必要です。
電車の中刷り広告の週刊誌の宣伝に、
赤貧の歯科医が激増している実態が出ていました。
何時かもこのブログでも書きましたが、
実際に私が歯科治療を受けてみて、
その安さに驚きました。
「これでこのクリニックは経営できるのか?」
と余計な心配をしてしまいました。
日本人は医療は善意だけで行われなければいけないかのように、
勘違いされているように思います。
すべての医療行為の根底には、
医者も善意があるとは信じますが、
現実の生活もあります。
医療者をあまり苛め過ぎると、
そのしわ寄せは結局患者さんに戻ってきます。
あまりにも報酬の少ない健康保険診療ではなく、
自費での診療を行うところも増えてくる可能性もあります。
貧富の差を無くすべく存在している、
世界に冠たる日本の健康保険制度ですが、
皮肉なことに、
差別を無くす政策が、
逆に大きな格差医療を生み出す可能性もあります。
現在、米国は大統領の選挙戦で賑やかですが、
「もしクリントンさんが大統領になったら、
日本の医者不足は、さらに深刻になる」
とも言われています。
それは、「アメリカも国民皆保険にしたい」
との意向をクリントンさんがお持ちだからです。
その時日本の医者を相当数スカウトして
アメリカに連行してしまうことが危惧されています。
起こり得ない話ではないと思います。
日本の数倍〜10倍以上の収入が保証されている
アメリカの医者ですから、
とても魅力があります。
若い医者はドンドン流れていくと思います。
何時だったか、
運動の苦手な子供に対する、
運動の家庭教師の報酬が、
交通費別で1時間6300円、
と聞いたことがあります。
今の日本医者の技量は、
その程度に見なされているようです。
私は、セカンドオピニオン料金は
1時間から1時間半程度で21000円いただいております。
正直に言って、
かなり安いと思っています。
膨大な知識と経験の一部をお分けするのですから、
その程度の報酬は当然であって、
患者さんの受ける恩恵から考えると、
安過ぎるとも考えています。
しかし、お国の定める報酬は、
1時間当たり6000円です。
日本の医療崩壊に拍車をかけそうな気がします。
以上 文責 梅澤 充
「外来管理加算」という点数があります。
医者が外来の患者さんに対して、
いろいろな説明をする労力に対する報酬です。
1回につき52点、
すなわち520円と決められています。
現在、実際には、
患者さんが風邪などの軽症の病気で外来に来て、
文字通りの3分あるいは1分診療でも、
その外来管理加算が自動的に算定されています。
病医院の維持費の一助のような報酬です。
それが、診療報酬の改定にあたり、
5分間以上患者さんとお話しをないと
算定してはいけない。
となるそうです。
1人5分というと、
1時間で最大12人までしか算定できません。
医者一人を拘束する代価が約6000円です。
あまりにも医者の技量を馬鹿にした点数だと思います。
また、研修医でも、
大ベテランの医者でも同じ点数です。
何か虚しさを感じます。
大きな企業の管理職などは、
時給6000円どころではないはずです。
医者という職業は、
けっして、楽して就ける仕事ではありません。
それなりの苦労と努力が必要です。
電車の中刷り広告の週刊誌の宣伝に、
赤貧の歯科医が激増している実態が出ていました。
何時かもこのブログでも書きましたが、
実際に私が歯科治療を受けてみて、
その安さに驚きました。
「これでこのクリニックは経営できるのか?」
と余計な心配をしてしまいました。
日本人は医療は善意だけで行われなければいけないかのように、
勘違いされているように思います。
すべての医療行為の根底には、
医者も善意があるとは信じますが、
現実の生活もあります。
医療者をあまり苛め過ぎると、
そのしわ寄せは結局患者さんに戻ってきます。
あまりにも報酬の少ない健康保険診療ではなく、
自費での診療を行うところも増えてくる可能性もあります。
貧富の差を無くすべく存在している、
世界に冠たる日本の健康保険制度ですが、
皮肉なことに、
差別を無くす政策が、
逆に大きな格差医療を生み出す可能性もあります。
現在、米国は大統領の選挙戦で賑やかですが、
「もしクリントンさんが大統領になったら、
日本の医者不足は、さらに深刻になる」
とも言われています。
それは、「アメリカも国民皆保険にしたい」
との意向をクリントンさんがお持ちだからです。
その時日本の医者を相当数スカウトして
アメリカに連行してしまうことが危惧されています。
起こり得ない話ではないと思います。
日本の数倍〜10倍以上の収入が保証されている
アメリカの医者ですから、
とても魅力があります。
若い医者はドンドン流れていくと思います。
何時だったか、
運動の苦手な子供に対する、
運動の家庭教師の報酬が、
交通費別で1時間6300円、
と聞いたことがあります。
今の日本医者の技量は、
その程度に見なされているようです。
私は、セカンドオピニオン料金は
1時間から1時間半程度で21000円いただいております。
正直に言って、
かなり安いと思っています。
膨大な知識と経験の一部をお分けするのですから、
その程度の報酬は当然であって、
患者さんの受ける恩恵から考えると、
安過ぎるとも考えています。
しかし、お国の定める報酬は、
1時間当たり6000円です。
日本の医療崩壊に拍車をかけそうな気がします。
以上 文責 梅澤 充



