昨日の「ウラのコメント」
で、私が、実際の症例提示をほとんどしない理由について書きましが、
その後、いろいろ考えました。
私が行っている治療の結果の公表が何故難しいか。
何故、標準的抗癌剤治療が最善の治療になりえないのか。
私の治療結果の公表については、
昨日書いたとおり、
「意味が無い」と考えるからですが、
如何すれば、意味がある公表ができるのか、
いろいろ考えました。
その答えは、いつも感じていて、
何回も書いていることですが、
すべてのガン、そしてそれを宿した患者さんの身体、
それは、あまりにも個性に満ち溢れ過ぎているということです。
標準的抗癌剤治療が最善の治療にはなりえないのは、
その個性を無視しているからです。
その奇抜な個性に合わせた治療の結果を一つ一つ提示しても、
あまり意味は無いと思います。
昨日のウラのコメントで提示されていた、
いずれもその施設独自の細胞療法を行っている
○○クリニックや、○△クリニックなどでの治療が
最善であったという患者さんも中にはいることでしょう。
しかし、そうではない患者さんのほうが多いと思われます。
確実に万人に効くガン治療など存在しません。
現在私が診ている患者さんのなかには、
少量というより、
極微量の抗癌剤だけで何年もガンと同居している患者さんもいます。
5年を超える患者さんも珍しくはありません。
もともと乳ガンなどはとても同居し易いガンですが、
それだけではなく、肺ガン、胃ガン、大腸ガンなどでも
患者さんによっては長期間の同居も可能です。
逆に、少量の抗癌剤では、
太刀打ちできず、
標準的治療に近い量の抗癌剤が必要な患者さんも稀にいます。
ごく稀ですが、
標準量では足りずに、
もっと大量のクスリを必要とする患者さんもいます。
あるいは、抗癌剤はまったく無効で、
サプリメントが大当たりしている患者さんもいます。
また、食事療法が効を奏しているラッキーなかたもいます。
ガン治療は千差万別です。
すべての患者さんに標準的抗癌剤治療を押し付けるのではなく、
どの治療がたった一人の患者さんに合っているのかを
見極めることが、
ガン治療において、
一番重要なことだと感じます。
それにはやはり、
ガン治療は「やってみなければ分からない」であり、
Try & Error を繰り返し、
最善の治療を見つけ出すことだと思います。
そのときには、
先ず、身体に優しい治療からはじめて、
ハズレでも、
身体にダメージを残さず、
次の治療へ移ることができる体勢を整えておくことが肝要だと思います。
標準治療がはじめに行われて、
そこそこ奏功はしたものの、
骨髄が疲弊しきってしまい、
次の手がまったく打てなくなってしまった患者さんもおられます。
現在、ガンは悪化してきていますが、
抗癌剤という大きな武器が使えない状態です。
白血球の減少であれば、
多くの場合g‐CSFというクスリでナンとか対処できますが、
血小板の数が増えなくなってしまうと、
いくら量を減らしても抗癌剤治療は不可能になります。
ガン治療は、
外れて当たり前です。
身体に、優しい治療からはじめてください。
そして、ご自身およびガンの個性に合わせた治療を
探し出してください。
以上 文責 梅澤 充
で、私が、実際の症例提示をほとんどしない理由について書きましが、
その後、いろいろ考えました。
私が行っている治療の結果の公表が何故難しいか。
何故、標準的抗癌剤治療が最善の治療になりえないのか。
私の治療結果の公表については、
昨日書いたとおり、
「意味が無い」と考えるからですが、
如何すれば、意味がある公表ができるのか、
いろいろ考えました。
その答えは、いつも感じていて、
何回も書いていることですが、
すべてのガン、そしてそれを宿した患者さんの身体、
それは、あまりにも個性に満ち溢れ過ぎているということです。
標準的抗癌剤治療が最善の治療にはなりえないのは、
その個性を無視しているからです。
その奇抜な個性に合わせた治療の結果を一つ一つ提示しても、
あまり意味は無いと思います。
昨日のウラのコメントで提示されていた、
いずれもその施設独自の細胞療法を行っている
○○クリニックや、○△クリニックなどでの治療が
最善であったという患者さんも中にはいることでしょう。
しかし、そうではない患者さんのほうが多いと思われます。
確実に万人に効くガン治療など存在しません。
現在私が診ている患者さんのなかには、
少量というより、
極微量の抗癌剤だけで何年もガンと同居している患者さんもいます。
5年を超える患者さんも珍しくはありません。
もともと乳ガンなどはとても同居し易いガンですが、
それだけではなく、肺ガン、胃ガン、大腸ガンなどでも
患者さんによっては長期間の同居も可能です。
逆に、少量の抗癌剤では、
太刀打ちできず、
標準的治療に近い量の抗癌剤が必要な患者さんも稀にいます。
ごく稀ですが、
標準量では足りずに、
もっと大量のクスリを必要とする患者さんもいます。
あるいは、抗癌剤はまったく無効で、
サプリメントが大当たりしている患者さんもいます。
また、食事療法が効を奏しているラッキーなかたもいます。
ガン治療は千差万別です。
すべての患者さんに標準的抗癌剤治療を押し付けるのではなく、
どの治療がたった一人の患者さんに合っているのかを
見極めることが、
ガン治療において、
一番重要なことだと感じます。
それにはやはり、
ガン治療は「やってみなければ分からない」であり、
Try & Error を繰り返し、
最善の治療を見つけ出すことだと思います。
そのときには、
先ず、身体に優しい治療からはじめて、
ハズレでも、
身体にダメージを残さず、
次の治療へ移ることができる体勢を整えておくことが肝要だと思います。
標準治療がはじめに行われて、
そこそこ奏功はしたものの、
骨髄が疲弊しきってしまい、
次の手がまったく打てなくなってしまった患者さんもおられます。
現在、ガンは悪化してきていますが、
抗癌剤という大きな武器が使えない状態です。
白血球の減少であれば、
多くの場合g‐CSFというクスリでナンとか対処できますが、
血小板の数が増えなくなってしまうと、
いくら量を減らしても抗癌剤治療は不可能になります。
ガン治療は、
外れて当たり前です。
身体に、優しい治療からはじめてください。
そして、ご自身およびガンの個性に合わせた治療を
探し出してください。
以上 文責 梅澤 充