本日は「昭和の日」だそうです。
昔は「天皇誕生日」でした。
昭和天皇崩御の後は、
つい最近まで「緑の日」だったように思いますが、
名前を変えるのが好きな国民(議会?)のようですね。
医学の世界でも、
しょっちゅうイロイロなものが変えられます。
病期分類だとか、
治療の基準だとかが、
変更されます。
それを主張するお医者さんや学界の権威を示すためのようにしか、
私には思えません。
それを見るたび、
今迄の基準とはナンだったのか、
昔の基準にはめられて治療を受けた患者さんは、
損をしたのか、
という疑問が沸いてきます。
何度も書いているとおり、
現在の抗癌剤治療は、
まったく型どおりのことしか行われません。
すべての患者さんに対して、
決められた基準どおりに、
抗癌剤という毒薬が注入されていきます。
しかし、その基準さえも変更されていきます。
一度は出たエビデンスでも、
その後の研究や、データの更なる積み重なりで、
変えられていくことは当然ですが、
それが変わっていくということは、
「現在のエビデンスのある治療が、最善の治療ではない」
ということの証拠です。
残念ながらそれが証明されるのは、
今治療を受けている患者さんがすべていなくなったころになります。
勿論、新しいクスリが開発された場合には、
現在その治療を受けることができないのは仕方がないことです。
しかし、昔のから使われているクスリでも
エビデンスのある昔の使い方より、
優れた使い方があることが、
エビデンスとして分かってきたモノも幾つもあります。
一括投与よりも、
同じ量を使うにしても、
分割投与にしたほうが、
効果は大きく副作用は少なくなることが分かったクスリもあります。
当時のエビデンス崇拝者は、
「これが最高の治療です」
「これしかない」
と患者さんに言い切り、
昔のエビデンスにとおりに
“最高ではない”治療を行っていたはずです。
同じクスリを使うにしても、
エビデンスに従ってがために、
損をしたことになります。
後世になって、
そのエビデンスのある治療が
最善の治療ではなかったことが証明されたのです。
昨日の「皺寄せ」で紹介した
エビデンス中毒の先生は、
身体に優しいUFTという経口抗癌剤を目の敵にして、
エビデンスが無いが故に、
「日本の恥」とまで言っておきながら、
UFTに再発予防のエビデンスが出るや、
掌を返して、
「素晴らしいクスリ」に奉り立ててしまうのですから、
エビデンス崇拝者の言うことはあまり信用しない方が無難だと思います。
1000人の患者がいれば、
1000通りの分類になるはずですが、
数通りに分けなければ気が済まない医者が多いようです。
そして、その数通りの枠に強制的に詰め込まれた患者さんに対しては、
まったく均一な治療が執行されます。
枠作りのお好きな先生方は、
目の前の一人の患者さんなどドウでもよく、
ただただ、日本中に標準的な抗癌剤治療を普及させたい、
とだけ考えているのでしょうか。
世界中に一人として、
同一の患者・ガンなど存在しない、
ということを常に考えていた方が良いと思います。
「最善の治療です」
「それしかない」
などという治療はありません。
エビデンスがあるからという理由だけで、
現在は「最善の治療」と言って、
その治療を患者さんに押し付けていても、
エビデンスは変わっていきます。
現在の標準的抗癌剤治療で使われる抗癌剤の量、
その使い方が本当に最善である保障などまったくありません。
ある患者さんが、主治医から
「75%まで減量することは可能だが、
50%以下では意味が無い」
と言われたそうですが、
それは、50%以下では、主治医の経験が無いだけで、
5年後には「現在の30%が最高」という
エビデンスに変わっているかも知れません。
エビデンスに縛られるのは
本当に愚かなことだと思いますが、
そのエビデンスすら変わっていくという事実も、
シッカリ認識してください。
以上 文責 梅澤 充
昔は「天皇誕生日」でした。
昭和天皇崩御の後は、
つい最近まで「緑の日」だったように思いますが、
名前を変えるのが好きな国民(議会?)のようですね。
医学の世界でも、
しょっちゅうイロイロなものが変えられます。
病期分類だとか、
治療の基準だとかが、
変更されます。
それを主張するお医者さんや学界の権威を示すためのようにしか、
私には思えません。
それを見るたび、
今迄の基準とはナンだったのか、
昔の基準にはめられて治療を受けた患者さんは、
損をしたのか、
という疑問が沸いてきます。
何度も書いているとおり、
現在の抗癌剤治療は、
まったく型どおりのことしか行われません。
すべての患者さんに対して、
決められた基準どおりに、
抗癌剤という毒薬が注入されていきます。
しかし、その基準さえも変更されていきます。
一度は出たエビデンスでも、
その後の研究や、データの更なる積み重なりで、
変えられていくことは当然ですが、
それが変わっていくということは、
「現在のエビデンスのある治療が、最善の治療ではない」
ということの証拠です。
残念ながらそれが証明されるのは、
今治療を受けている患者さんがすべていなくなったころになります。
勿論、新しいクスリが開発された場合には、
現在その治療を受けることができないのは仕方がないことです。
しかし、昔のから使われているクスリでも
エビデンスのある昔の使い方より、
優れた使い方があることが、
エビデンスとして分かってきたモノも幾つもあります。
一括投与よりも、
同じ量を使うにしても、
分割投与にしたほうが、
効果は大きく副作用は少なくなることが分かったクスリもあります。
当時のエビデンス崇拝者は、
「これが最高の治療です」
「これしかない」
と患者さんに言い切り、
昔のエビデンスにとおりに
“最高ではない”治療を行っていたはずです。
同じクスリを使うにしても、
エビデンスに従ってがために、
損をしたことになります。
後世になって、
そのエビデンスのある治療が
最善の治療ではなかったことが証明されたのです。
昨日の「皺寄せ」で紹介した
エビデンス中毒の先生は、
身体に優しいUFTという経口抗癌剤を目の敵にして、
エビデンスが無いが故に、
「日本の恥」とまで言っておきながら、
UFTに再発予防のエビデンスが出るや、
掌を返して、
「素晴らしいクスリ」に奉り立ててしまうのですから、
エビデンス崇拝者の言うことはあまり信用しない方が無難だと思います。
1000人の患者がいれば、
1000通りの分類になるはずですが、
数通りに分けなければ気が済まない医者が多いようです。
そして、その数通りの枠に強制的に詰め込まれた患者さんに対しては、
まったく均一な治療が執行されます。
枠作りのお好きな先生方は、
目の前の一人の患者さんなどドウでもよく、
ただただ、日本中に標準的な抗癌剤治療を普及させたい、
とだけ考えているのでしょうか。
世界中に一人として、
同一の患者・ガンなど存在しない、
ということを常に考えていた方が良いと思います。
「最善の治療です」
「それしかない」
などという治療はありません。
エビデンスがあるからという理由だけで、
現在は「最善の治療」と言って、
その治療を患者さんに押し付けていても、
エビデンスは変わっていきます。
現在の標準的抗癌剤治療で使われる抗癌剤の量、
その使い方が本当に最善である保障などまったくありません。
ある患者さんが、主治医から
「75%まで減量することは可能だが、
50%以下では意味が無い」
と言われたそうですが、
それは、50%以下では、主治医の経験が無いだけで、
5年後には「現在の30%が最高」という
エビデンスに変わっているかも知れません。
エビデンスに縛られるのは
本当に愚かなことだと思いますが、
そのエビデンスすら変わっていくという事実も、
シッカリ認識してください。
以上 文責 梅澤 充



