抗癌剤のメリット、デメリットについてお尋ねのコメントがありました。
一部再掲します。
ご質問ですので、
お答えする義務も無いと思いますが、
オモテのコメントであり、
読まれたかたが、誤解されると困りますので、
私の考えを書きます。
なお、同一の投稿者から、
そのかたがいただいたという、
とんでもないメールが掲載されたコメントも出されていました。
そちらは、募金依頼のホームページまで紹介されており、
さらに、名前の入った他人のメールを
オモテのコメントに出すべきではないと考えますので、削除しました。
このコメントで言われる抗癌剤とは、
標準的な量で行われる抗癌剤治療のことを指していると思われます。
標準的抗癌剤治療では、
とても短いですが、
無治療よりは長生きができる、
というエビデンスが出ています。
したがって、
大金を投じて、
標準的抗癌剤治療を行ったほうが、
長生きできる確率は高くなります。
しかし、何回も書いているとおり、
それは、ガン患者集団でのエビデンスであり、
たった一人の患者さんにとっては、
むしろ、治療のお金が無かったために長生きできた、
という患者さんもたくさん存在していることと思います。
但し、平均すると辛くても
標準的抗癌剤治療を受けた方が長生きできる、
ということになります。
その延命の時間と、
標準的抗癌剤治療の辛さ、
あと値段は、
それぞれの患者さんの価値観で決まると思います。
私は、その治療は得ではない、
自分では絶対に受けないし、
身内の人間にそれをおこなう気もありませんので、
もっと、得だと思う治療をしています。
抗癌剤の量を極力へらした治療では、
まだ、エビデンスとして出せるほどの症例数は集まっていませんが、
間違いなく長生きできると思います。
個々の患者さんに合わせた治療ですから、
当然長生きできるはずです。
QOLは標準的抗癌剤治療とは比較になりません。
しかし、値段に関しては、
1回毎のコストは高価な抗癌剤の量が少ないですから低いのですが、
延命できる分だけ長期間にわたり治療をおこなうことになりますから、
短い時間で終わる標準的抗癌剤治療より、
総額では高くなるのかも知れません。
高価なタキソールを使い続けて
合計10000mg超えている患者さんもいます。
概ね標準量の120mgならば80回以上になります。
それだけ標準的抗癌剤治療を続けることができた患者さんは、
世界中探しても極めて珍しいと思います。
僅かな延命効果については、
インターネットなどで調べれば、
いくらでも出ています。
ご自分で探してください。
なお、とんでもないメールは、
抗癌剤治療や放射線治療などが、
ガンを増殖させて死期を早める。
という、誰かのトンデモ理論を提唱しているような内容でした。
ちなみに、そのメールの中に、
ガストン何某という名前が出てきましたが、
その信望者であったある患者さんは、
抗癌剤治療はできず、
アッという間に亡くなられました。
たしかに抗癌剤は毒薬です。
使い方を間違えれば、
寿命を縮めます。
しかし、上手く使えば確実に延命させてくれます。
標準的抗癌剤治療とて、
前述のように、無治療よりは確実な延命効果が証明されつつあります。
5月3日の「ガンが個性豊かな証拠」
でも書いたとおり、
無治療では6ヶ月以内に半数患者さんが亡くなる、
というエビデンスの出ているガンでも、
無治療でも2年以上生きている患者さんもいます。
例に挙げた比較試験での、
無治療群は362名で、
そのうち16名が2年以上生きているという結果が出ています。
もし、無治療の患者さんが
3620人集まったなら、
無治療で2年以上生きている患者さんは、
160名出てくることになります。
その生きている160名の患者さんが、
「ガンは無治療で放っておくべきだ」
「抗癌剤治療なんかしてはダメだ」
「我々は生存率100%だ!」
といえば、大きな説得力を持つことになります。
しかし、その前に目を瞑られた患者さんは
何も言わないことには誰も気付きません。
何回も書いているとおり、
一口にガンといっても、
千差万別です。
同一のガン患者さんなど1人も存在しません。
それを、一律に同じ治療をおこなうのは、
とても愚かなことだと思います。
しかし、同様に一律に無治療にして、
抗癌剤という人類の英知の結晶を利用しないことは
もっと愚かな行為だと考えます。
人間の英知の使い方を工夫することが、
人間の知恵だと思います。
同時に千差万別のガンに対する治療は、
一人一人の患者さん、ガンを観察することからはじまります。
その観察により、
そのガンの傾向をいち早く見つけて、
最善の対策を打っていくことがすべてだと考えます。
以上 文責 梅澤 充
追記:データを持ち帰らない患者さんは、谷さんのことではありません。
また、手塚治氏の漫画は、大昔、テレビで鉄腕アトムを見たくらいで、
他の作品はまったく知りませんが、
手塚治氏が「セイトザイA・・・・」と書いていたのですか?
面白いですね。教えてください。
そうだとしたら、著作権・・・にならないのか心配です。
手塚治氏も医者ですよね、確か・・・
一部再掲します。
・・・・・前文省略・・・・・
仮に経済的に余裕のない方で抗がん剤もサプリメントも買えない状況だったとしたら
同一人物で比較実験することは出来ませんが果たしてどちらが
長生きしたでしょうか?
抗がん剤に効果が多少はあるかもしれませんが
高額なお金を出してまで治療する価値はあるのでしょうか?
費用対効果を考えて抗がん剤には薬としての価値があるとお考えでしょうか?
抗がん剤を使用するとどの程度の延命効果があるとの客観的なデータが
あるのでしょうか?そのデータをどうすれば入手できるでしょうか?
・・・・・後文省略・・・・・・
ご質問ですので、
お答えする義務も無いと思いますが、
オモテのコメントであり、
読まれたかたが、誤解されると困りますので、
私の考えを書きます。
なお、同一の投稿者から、
そのかたがいただいたという、
とんでもないメールが掲載されたコメントも出されていました。
そちらは、募金依頼のホームページまで紹介されており、
さらに、名前の入った他人のメールを
オモテのコメントに出すべきではないと考えますので、削除しました。
このコメントで言われる抗癌剤とは、
標準的な量で行われる抗癌剤治療のことを指していると思われます。
標準的抗癌剤治療では、
とても短いですが、
無治療よりは長生きができる、
というエビデンスが出ています。
したがって、
大金を投じて、
標準的抗癌剤治療を行ったほうが、
長生きできる確率は高くなります。
しかし、何回も書いているとおり、
それは、ガン患者集団でのエビデンスであり、
たった一人の患者さんにとっては、
むしろ、治療のお金が無かったために長生きできた、
という患者さんもたくさん存在していることと思います。
但し、平均すると辛くても
標準的抗癌剤治療を受けた方が長生きできる、
ということになります。
その延命の時間と、
標準的抗癌剤治療の辛さ、
あと値段は、
それぞれの患者さんの価値観で決まると思います。
私は、その治療は得ではない、
自分では絶対に受けないし、
身内の人間にそれをおこなう気もありませんので、
もっと、得だと思う治療をしています。
抗癌剤の量を極力へらした治療では、
まだ、エビデンスとして出せるほどの症例数は集まっていませんが、
間違いなく長生きできると思います。
個々の患者さんに合わせた治療ですから、
当然長生きできるはずです。
QOLは標準的抗癌剤治療とは比較になりません。
しかし、値段に関しては、
1回毎のコストは高価な抗癌剤の量が少ないですから低いのですが、
延命できる分だけ長期間にわたり治療をおこなうことになりますから、
短い時間で終わる標準的抗癌剤治療より、
総額では高くなるのかも知れません。
高価なタキソールを使い続けて
合計10000mg超えている患者さんもいます。
概ね標準量の120mgならば80回以上になります。
それだけ標準的抗癌剤治療を続けることができた患者さんは、
世界中探しても極めて珍しいと思います。
僅かな延命効果については、
インターネットなどで調べれば、
いくらでも出ています。
ご自分で探してください。
なお、とんでもないメールは、
抗癌剤治療や放射線治療などが、
ガンを増殖させて死期を早める。
という、誰かのトンデモ理論を提唱しているような内容でした。
ちなみに、そのメールの中に、
ガストン何某という名前が出てきましたが、
その信望者であったある患者さんは、
抗癌剤治療はできず、
アッという間に亡くなられました。
たしかに抗癌剤は毒薬です。
使い方を間違えれば、
寿命を縮めます。
しかし、上手く使えば確実に延命させてくれます。
標準的抗癌剤治療とて、
前述のように、無治療よりは確実な延命効果が証明されつつあります。
5月3日の「ガンが個性豊かな証拠」
でも書いたとおり、
無治療では6ヶ月以内に半数患者さんが亡くなる、
というエビデンスの出ているガンでも、
無治療でも2年以上生きている患者さんもいます。
例に挙げた比較試験での、
無治療群は362名で、
そのうち16名が2年以上生きているという結果が出ています。
もし、無治療の患者さんが
3620人集まったなら、
無治療で2年以上生きている患者さんは、
160名出てくることになります。
その生きている160名の患者さんが、
「ガンは無治療で放っておくべきだ」
「抗癌剤治療なんかしてはダメだ」
「我々は生存率100%だ!」
といえば、大きな説得力を持つことになります。
しかし、その前に目を瞑られた患者さんは
何も言わないことには誰も気付きません。
何回も書いているとおり、
一口にガンといっても、
千差万別です。
同一のガン患者さんなど1人も存在しません。
それを、一律に同じ治療をおこなうのは、
とても愚かなことだと思います。
しかし、同様に一律に無治療にして、
抗癌剤という人類の英知の結晶を利用しないことは
もっと愚かな行為だと考えます。
人間の英知の使い方を工夫することが、
人間の知恵だと思います。
同時に千差万別のガンに対する治療は、
一人一人の患者さん、ガンを観察することからはじまります。
その観察により、
そのガンの傾向をいち早く見つけて、
最善の対策を打っていくことがすべてだと考えます。
以上 文責 梅澤 充
追記:データを持ち帰らない患者さんは、谷さんのことではありません。
また、手塚治氏の漫画は、大昔、テレビで鉄腕アトムを見たくらいで、
他の作品はまったく知りませんが、
手塚治氏が「セイトザイA・・・・」と書いていたのですか?
面白いですね。教えてください。
そうだとしたら、著作権・・・にならないのか心配です。
手塚治氏も医者ですよね、確か・・・



