昨日の「呑気な患者さん」
を読み返してみて、
フト思ったのですが、
やはり、非常に多くの患者さん、
また、まだ患者にはなっていない人たちは、
ガンという病気・治療に対して大きな誤解・偏見を持っていると思います。
「ガン = 死」
「抗癌剤治療 = 大きな副作用」
という間違った認識が出来上がってしまっているように思います。
したがって、
昨日ご紹介した患者さんのように、
ただお腹が張っているから、
胃腸病院に行ってみたら、
「手術もできないガン」と言われ、
その後、抗癌剤といわれるクスリの点滴治療を受けるも、
全然辛くない。
そして、お腹の張りも知らないうちに取れてきた。
それなのに、
「大きな副作用を伴って死にゆくガン」
であるはずがない。
という、思考回路が回ってしまうのではないでしょうか。
本日も30名ほどの患者さんに抗癌剤治療を行いましたが、
ご自宅で生活を続けることに、
不自由を感じはじめているかたは2〜3人でした。
他の患者さんは多少の自覚症状はあるにしても、
普通にご自宅で生活できる方々です。
そして、抗癌剤治療をおこなっていても、
多少の副作用はあるにしても、
日常生活に大きな支障をきたしている患者さんは一人もいません。
昨日書いた、
1回当たり、タキソール30mg、カルボプラチン50mg
という量は、
実際にそれらの薬剤を使った経験のある患者さんならば
どれだけ少ない量であるかはご理解いただけると思います。
この量では、
ほとんどの患者さんは、
大きな副作用を感じることはありません。
脱毛必発のタキソールでも、
カツラは必要ありません。
その、まったくエビデンスの無い量で効いたのは偶然だ、
と疑われるかたもいると思います。
しかし、その偶然は1人や2人ではありません。
勿論、増量しないと十分な効果が得られない患者さんもいます。
しかし、その量でまったく反応が観られないときには、
量を増やしてもたいていの場合効きません。
標準的な量にまで増やしても無効である患者さんも当然います。
逆に標準的な量、あるいはそれ以上でないと効果が観られない患者さんもいます。
しかし、そのときは、
副作用が無いことを確認しつつ増量していくべきだと考えます。
効くか否か、実際におこなわなければ分からないのが抗癌剤治療です。
そのような治療をおこなうときに、
いきなり、副作用がほぼ必発の治療を行うべきではないと思います。
抗癌剤治療を受けなければ元気なのに、
抗癌剤の点滴をされると、
途端に普通の生活ができなくなる、
という事実に直面して、
はじめて、その治療に疑問を持ち、
セカンドオピニオンに来られる患者さんも少なくありません。
残念ながら、
再発してしまったガンは、
根治するという可能性は高くありません。
まして、エビデンスに則りおこなわれる抗癌剤治療では、
根治などということは、
はじめから想定外です。
奏功率の向上と生存期間中央値を
僅かに延ばすだけを目的に考案された治療です。
治らないことが、大前提の治療です。
その治療で貴重な時間を失うのは、
あまりにも愚かなことだと思います。
ガンを背負っていても、
ほとんどの患者さんは元気です。
その良好な体調を崩してしまうような治療は、
それにより、大きな延命が得られるのであれば、
悪くはないと思いますが、
実際に得られる延命期間はごく僅かです。
更に、その治療を受けたために、
絶対に副作用の出ない無治療でいるよりも、
むしろ寿命を縮めてしまう患者さんもいます。
ガンという病気・治療についての、
間違った認識を改めて、
その病気・治療の本質を正確に理解して、
誤った方向へ進まないように十分にご注意ください。
以上 文責 梅澤 充
を読み返してみて、
フト思ったのですが、
やはり、非常に多くの患者さん、
また、まだ患者にはなっていない人たちは、
ガンという病気・治療に対して大きな誤解・偏見を持っていると思います。
「ガン = 死」
「抗癌剤治療 = 大きな副作用」
という間違った認識が出来上がってしまっているように思います。
したがって、
昨日ご紹介した患者さんのように、
ただお腹が張っているから、
胃腸病院に行ってみたら、
「手術もできないガン」と言われ、
その後、抗癌剤といわれるクスリの点滴治療を受けるも、
全然辛くない。
そして、お腹の張りも知らないうちに取れてきた。
それなのに、
「大きな副作用を伴って死にゆくガン」
であるはずがない。
という、思考回路が回ってしまうのではないでしょうか。
本日も30名ほどの患者さんに抗癌剤治療を行いましたが、
ご自宅で生活を続けることに、
不自由を感じはじめているかたは2〜3人でした。
他の患者さんは多少の自覚症状はあるにしても、
普通にご自宅で生活できる方々です。
そして、抗癌剤治療をおこなっていても、
多少の副作用はあるにしても、
日常生活に大きな支障をきたしている患者さんは一人もいません。
昨日書いた、
1回当たり、タキソール30mg、カルボプラチン50mg
という量は、
実際にそれらの薬剤を使った経験のある患者さんならば
どれだけ少ない量であるかはご理解いただけると思います。
この量では、
ほとんどの患者さんは、
大きな副作用を感じることはありません。
脱毛必発のタキソールでも、
カツラは必要ありません。
その、まったくエビデンスの無い量で効いたのは偶然だ、
と疑われるかたもいると思います。
しかし、その偶然は1人や2人ではありません。
勿論、増量しないと十分な効果が得られない患者さんもいます。
しかし、その量でまったく反応が観られないときには、
量を増やしてもたいていの場合効きません。
標準的な量にまで増やしても無効である患者さんも当然います。
逆に標準的な量、あるいはそれ以上でないと効果が観られない患者さんもいます。
しかし、そのときは、
副作用が無いことを確認しつつ増量していくべきだと考えます。
効くか否か、実際におこなわなければ分からないのが抗癌剤治療です。
そのような治療をおこなうときに、
いきなり、副作用がほぼ必発の治療を行うべきではないと思います。
抗癌剤治療を受けなければ元気なのに、
抗癌剤の点滴をされると、
途端に普通の生活ができなくなる、
という事実に直面して、
はじめて、その治療に疑問を持ち、
セカンドオピニオンに来られる患者さんも少なくありません。
残念ながら、
再発してしまったガンは、
根治するという可能性は高くありません。
まして、エビデンスに則りおこなわれる抗癌剤治療では、
根治などということは、
はじめから想定外です。
奏功率の向上と生存期間中央値を
僅かに延ばすだけを目的に考案された治療です。
治らないことが、大前提の治療です。
その治療で貴重な時間を失うのは、
あまりにも愚かなことだと思います。
ガンを背負っていても、
ほとんどの患者さんは元気です。
その良好な体調を崩してしまうような治療は、
それにより、大きな延命が得られるのであれば、
悪くはないと思いますが、
実際に得られる延命期間はごく僅かです。
更に、その治療を受けたために、
絶対に副作用の出ない無治療でいるよりも、
むしろ寿命を縮めてしまう患者さんもいます。
ガンという病気・治療についての、
間違った認識を改めて、
その病気・治療の本質を正確に理解して、
誤った方向へ進まないように十分にご注意ください。
以上 文責 梅澤 充



