イロイロな患者さんを診ています。
最大限度患者さんのリクエストに応えて治療をおこなっているつもりですが、
無理難題を持ちかける患者さんも時々います。
あるサプリメントと食事療法だけで、
快方に向かっている患者さんがいます。
「サプリメントと食事療法だけ」
といっても、
その直前まで、
数回、ごく僅かな抗癌剤を使った治療はしていましたので、
その後一月以上ガンが快方に向かっていたのは、
その少量の抗癌剤での治療の影響だろう、
と考えていました。
従って、当然そのうち悪化してくるだろうと思っていたところ、
案の定、腫瘍マーカーが増大してきました。
その患者さんのガンはPETで捉えられるだけで、
CTでははっきりしないので、
PETとは違い、
頻回に測定できる腫瘍マーカーが大きな指標になります。
腫瘍マーカーが3回続けて増大してきたのを見て、
「そろそろ抗癌剤治療をはじめなければダメのようですね」
と話しをしました。
その前の週に来た時に、
「今回の採血で悪化が見られたらすぐに抗癌剤治療を開始しましょう」
と言ってありました。
しかし、その“お約束の悪化”を見ても、
「まだ、待ってください」
「次ぎに来たときからはじめますから」
と言われて、
その日は帰られました。
その前に私は、
「確実に悪化しているのだから、
一日も早く抗癌剤治療ははじめた方が良い、
副作用で苦しめることはしません」
とも言いましたが、
患者さんの決意は変わらず、
その日は、採血だけで、他は何もしないで帰りました。
そして、決意新たに、昨日抗癌剤治療を受けに来られました。
しかし、腫瘍マーカーは大きく下がっている!
サプリメントと食事療法だけで、
他に何もしないで、
快方に向かっているのであれば抗癌剤治療は必要ありません。
急遽中止にしました。
ご本人は、
せっかく決意新たに来られたのに、
私以上に拍子抜けだったようですが、
ナンでも起こりうるガン治療に対して、
新たな一面を見せられた気がしました。
その患者さんは、
前回の来院時に、私が、
「もう待てませんよ、今日から抗癌剤治療をしましょう」
と言った時に、
素直にその言葉に従わなかったことを、
とても反省され、丁寧にお詫びの言葉をいただきましたが、
反省することも、
私に詫びる必要もありません。
治療は患者さんが決めるものです。
私は、立場上、
3回も続けて悪化している現状を見て、
抗癌剤治療を勧めなければ、
業務上過失○○に問われてもおかしくありませんから、
自分の身を守る意味もあって、
最善と思われる治療を患者さんに勧めるだけです。
それを選択するか否かは、
すべて患者さんの自由であり、権利でもあります。
同時に、その責任はすべて患者さんが負うことになります。
その患者さんにもお話ししたのですが、
医者としては、
むしろ自分の治療方針に逆らってくれた方が、
嬉しいということもあります。
それは、患者さんが医者が勧める治療方針に従ったならば、
その経過はある程度予測された方向にだけ進むことは見えています。
ほとんどの場合想定範囲内のことしか起きません。
しかし、患者さん自らの考えで、
医者の知らない治療方針を採られるのであれば、
見たことの無い経過を経験できる可能性もあります。
まさに、今回のようなケースです。
医者として一応の説明義務は果たしているわけであり、
その治療(?)の結果責任を負う必要はありませんし、
冷たい言い方をすれば、
岡目八目で経過を見ていることができます。
今後、その患者さんがどのような経過を辿るかは予想できませんが、
今迄の経過だけを考えれば、
確実に「サプリと食事」が
その患者さんには効いているようです。
ガンは本当に不思議な生き物です。
ただし、「サプリ+食事」が有効なのは、
ごく僅かな一部のラッキーな患者さんだけですから、
くれぐれも真似はしないでください。
以上 文責 梅澤 充
最大限度患者さんのリクエストに応えて治療をおこなっているつもりですが、
無理難題を持ちかける患者さんも時々います。
あるサプリメントと食事療法だけで、
快方に向かっている患者さんがいます。
「サプリメントと食事療法だけ」
といっても、
その直前まで、
数回、ごく僅かな抗癌剤を使った治療はしていましたので、
その後一月以上ガンが快方に向かっていたのは、
その少量の抗癌剤での治療の影響だろう、
と考えていました。
従って、当然そのうち悪化してくるだろうと思っていたところ、
案の定、腫瘍マーカーが増大してきました。
その患者さんのガンはPETで捉えられるだけで、
CTでははっきりしないので、
PETとは違い、
頻回に測定できる腫瘍マーカーが大きな指標になります。
腫瘍マーカーが3回続けて増大してきたのを見て、
「そろそろ抗癌剤治療をはじめなければダメのようですね」
と話しをしました。
その前の週に来た時に、
「今回の採血で悪化が見られたらすぐに抗癌剤治療を開始しましょう」
と言ってありました。
しかし、その“お約束の悪化”を見ても、
「まだ、待ってください」
「次ぎに来たときからはじめますから」
と言われて、
その日は帰られました。
その前に私は、
「確実に悪化しているのだから、
一日も早く抗癌剤治療ははじめた方が良い、
副作用で苦しめることはしません」
とも言いましたが、
患者さんの決意は変わらず、
その日は、採血だけで、他は何もしないで帰りました。
そして、決意新たに、昨日抗癌剤治療を受けに来られました。
しかし、腫瘍マーカーは大きく下がっている!
サプリメントと食事療法だけで、
他に何もしないで、
快方に向かっているのであれば抗癌剤治療は必要ありません。
急遽中止にしました。
ご本人は、
せっかく決意新たに来られたのに、
私以上に拍子抜けだったようですが、
ナンでも起こりうるガン治療に対して、
新たな一面を見せられた気がしました。
その患者さんは、
前回の来院時に、私が、
「もう待てませんよ、今日から抗癌剤治療をしましょう」
と言った時に、
素直にその言葉に従わなかったことを、
とても反省され、丁寧にお詫びの言葉をいただきましたが、
反省することも、
私に詫びる必要もありません。
治療は患者さんが決めるものです。
私は、立場上、
3回も続けて悪化している現状を見て、
抗癌剤治療を勧めなければ、
業務上過失○○に問われてもおかしくありませんから、
自分の身を守る意味もあって、
最善と思われる治療を患者さんに勧めるだけです。
それを選択するか否かは、
すべて患者さんの自由であり、権利でもあります。
同時に、その責任はすべて患者さんが負うことになります。
その患者さんにもお話ししたのですが、
医者としては、
むしろ自分の治療方針に逆らってくれた方が、
嬉しいということもあります。
それは、患者さんが医者が勧める治療方針に従ったならば、
その経過はある程度予測された方向にだけ進むことは見えています。
ほとんどの場合想定範囲内のことしか起きません。
しかし、患者さん自らの考えで、
医者の知らない治療方針を採られるのであれば、
見たことの無い経過を経験できる可能性もあります。
まさに、今回のようなケースです。
医者として一応の説明義務は果たしているわけであり、
その治療(?)の結果責任を負う必要はありませんし、
冷たい言い方をすれば、
岡目八目で経過を見ていることができます。
今後、その患者さんがどのような経過を辿るかは予想できませんが、
今迄の経過だけを考えれば、
確実に「サプリと食事」が
その患者さんには効いているようです。
ガンは本当に不思議な生き物です。
ただし、「サプリ+食事」が有効なのは、
ごく僅かな一部のラッキーな患者さんだけですから、
くれぐれも真似はしないでください。
以上 文責 梅澤 充



