「患者よガンと戦うな」
と、盛んにうったえている医者がいます。
たしかに、肺ガンや胃ガンなどでは、
辛い標準的抗癌剤治療をおこなっても、
数ヶ月の延命効果しか得られないことが、
エビデンスとしてハッキリ分かっていますので、
そのような治療を受けるのであれば、
標準治療という無謀な戦いを放棄して、
早々に白旗を揚げて、
残された貴重な時間を有意義に過ごす、
という考え方もけっして間違いではないと思います。
しかし、それはごく一部のガンに限られたことであり、
それも標準的抗癌剤治療をおこなった場合のことです。
標準治療では、辛い思いだけをして、
挙句に悲惨な結果に終わることが分かっているガンであっても、
抗癌剤の使い方を変えれば、
辛くない延命も十分に可能です。
あまり勝手なこと言ってほしくありません。
しかも、ご自身が何を唱えるのも自由だと思いますが、
ご自身の価値観を他人に押し付けるのは如何なものかと思います。
本日、その独特で特異な価値観を知らない間に押し売りされた患者さんが
セカンドオピニオンに来られました。
手術後、ガンが再発してきていることを知りながら、
検査も何もしない、
ただ、経口のクスリだけを漫然と処方するだけ。
そして、患者さんの具合が悪くなると、
はじめて検査をおこない、
惨憺たる状態になっていることを見せて、
「あと1年しか持たないから、ホスピスに紹介状を書きます」
とのたまったそうです。
「何故、こんなになる前に調べてくれなかった」
と言うと、
「こうなることは1年も前から分かっていた」
そうです。
呆れます。
犯罪に近い行為のように思います。
その患者さんはまだまだ治療方法はいくらでもあります。
1年で終わる可能性は極めて低いと思います。
少なくとも私の経験では、
その状態で1年で終わった患者さんは見たことがありません。
5年10年と元気で普通の生活をされている患者さんもいます。
標準的抗癌剤治療でも、
副作用はありますが、
延命効果も得られます。
私も、辛い思いをしての延命ならば、
そのような治療はしないほうがマシ。
という考えには賛成です。
しかし、それを選択するのは患者さんであり、
医者ではありません。
医者は、可能性のある治療を提示するのが義務であり、
それを選択するのは患者さんの自由のはずです。
しかし、その時に患者さんの知識がないと、
“医者の誘導する方向”に行ってしまうことも少なくありません。
やはり、患者さんが知識を持つことは極めて重要です。
「ガンと戦うな」先生も、
ある意味エビデンス一辺倒で、
エビデンスの無い治療については、
まったく無視して、
エビデンスのある、
しかし、延命効果が少なく、
副作用が甚大な標準治療の成績だけしか知らず、
ご自身の価値観の押し売りをしているようですが、
その患者さんは、
藁にもすがる思いで、
極めて高価なサプリメントをたくさん摂っておられました。
当然、サプリメントも否定されていたそうですが、
ガンと戦わないよりは、
経済的な問題が無いのであれば、
サプリメントだけでも、
戦う方が遥かにマシですし、
それが、患者さんの心理だと思います。
もしかすると、勝ち戦になる可能性だってあります。
私は、如何なる状態であっても、
患者さんはガンと戦うべきだと考えています。
戦い無くして勝利はありません。
しかし、自分の身体を犠牲にした、
無謀な特攻作戦のような標準的抗癌剤治療ではなく、
身体に優しい抗癌剤治療は、
エビデンスなどに縛られなければ、
工夫次第で、いくらでも可能です。
本日は、勝手な理論を無責任に、
患者さんに押し付ける医者の話を聞いて、
本当にアタマに来ました。
以上 文責 梅澤 充
と、盛んにうったえている医者がいます。
たしかに、肺ガンや胃ガンなどでは、
辛い標準的抗癌剤治療をおこなっても、
数ヶ月の延命効果しか得られないことが、
エビデンスとしてハッキリ分かっていますので、
そのような治療を受けるのであれば、
標準治療という無謀な戦いを放棄して、
早々に白旗を揚げて、
残された貴重な時間を有意義に過ごす、
という考え方もけっして間違いではないと思います。
しかし、それはごく一部のガンに限られたことであり、
それも標準的抗癌剤治療をおこなった場合のことです。
標準治療では、辛い思いだけをして、
挙句に悲惨な結果に終わることが分かっているガンであっても、
抗癌剤の使い方を変えれば、
辛くない延命も十分に可能です。
あまり勝手なこと言ってほしくありません。
しかも、ご自身が何を唱えるのも自由だと思いますが、
ご自身の価値観を他人に押し付けるのは如何なものかと思います。
本日、その独特で特異な価値観を知らない間に押し売りされた患者さんが
セカンドオピニオンに来られました。
手術後、ガンが再発してきていることを知りながら、
検査も何もしない、
ただ、経口のクスリだけを漫然と処方するだけ。
そして、患者さんの具合が悪くなると、
はじめて検査をおこない、
惨憺たる状態になっていることを見せて、
「あと1年しか持たないから、ホスピスに紹介状を書きます」
とのたまったそうです。
「何故、こんなになる前に調べてくれなかった」
と言うと、
「こうなることは1年も前から分かっていた」
そうです。
呆れます。
犯罪に近い行為のように思います。
その患者さんはまだまだ治療方法はいくらでもあります。
1年で終わる可能性は極めて低いと思います。
少なくとも私の経験では、
その状態で1年で終わった患者さんは見たことがありません。
5年10年と元気で普通の生活をされている患者さんもいます。
標準的抗癌剤治療でも、
副作用はありますが、
延命効果も得られます。
私も、辛い思いをしての延命ならば、
そのような治療はしないほうがマシ。
という考えには賛成です。
しかし、それを選択するのは患者さんであり、
医者ではありません。
医者は、可能性のある治療を提示するのが義務であり、
それを選択するのは患者さんの自由のはずです。
しかし、その時に患者さんの知識がないと、
“医者の誘導する方向”に行ってしまうことも少なくありません。
やはり、患者さんが知識を持つことは極めて重要です。
「ガンと戦うな」先生も、
ある意味エビデンス一辺倒で、
エビデンスの無い治療については、
まったく無視して、
エビデンスのある、
しかし、延命効果が少なく、
副作用が甚大な標準治療の成績だけしか知らず、
ご自身の価値観の押し売りをしているようですが、
その患者さんは、
藁にもすがる思いで、
極めて高価なサプリメントをたくさん摂っておられました。
当然、サプリメントも否定されていたそうですが、
ガンと戦わないよりは、
経済的な問題が無いのであれば、
サプリメントだけでも、
戦う方が遥かにマシですし、
それが、患者さんの心理だと思います。
もしかすると、勝ち戦になる可能性だってあります。
私は、如何なる状態であっても、
患者さんはガンと戦うべきだと考えています。
戦い無くして勝利はありません。
しかし、自分の身体を犠牲にした、
無謀な特攻作戦のような標準的抗癌剤治療ではなく、
身体に優しい抗癌剤治療は、
エビデンスなどに縛られなければ、
工夫次第で、いくらでも可能です。
本日は、勝手な理論を無責任に、
患者さんに押し付ける医者の話を聞いて、
本当にアタマに来ました。
以上 文責 梅澤 充



