インフォームドコンセントとは、
今では、誰でも一度は耳にしたことのある言葉です。
80年代の後半頃から日本でも使われはじめた言葉です。
丁度その頃、私はシカゴにいましたが、
そこでは医者が患者に完全に説明するのは
当たり前になっていました。
とても読む気にならない保険の契約約定のような印刷物が、
これから治療を受ける患者さんすべてに渡されていました。
それは、医者の善意、
患者さんの権利、
というより、
訴訟になった時に、
医者の武器にするためであるように感じました。
しかし、理由はともかく、
患者さんは、その読む気にならない説明書(?)を
シッカリと読めば、
自分がこれから受けるかもしれない治療の、
メリット・デメリットを理解することが可能です。
そのうえで自分の治療を選択できます。
日本では、インフォームドコンセント(Informed-Consent)とは、
「説明と同意」と訳されますが、
患者には、ご自身の病気・治療に関して知る権利があり、
医者には、それを患者に知らせる義務があり、
その治療方法を患者自身が決定する権利を持つこと、
を意味します。
そのインフォームドコンセントを
日本のガン治療の中心とされる某がんセンターが、
全国に普及させようとしています。
その某がんセンターで治療中の患者さんが
セカンドオピニオンに来られました。
その患者さんは、
「某がんセンターで治療をすれば、
治してもらえると思っていた」
と、トンでもない勘違いのうえで辛い抗癌剤治療を続けていました。
そのガンが、
標準的抗癌剤治療で治ることは有り得ません。
同様の勘違いをしたまま、
そのがんセンターで治療を続けた挙句、
それは間違いであったことに気付き、
あるいは、「治療方法無し」宣告で、
はじめて目を覚まし、
その後セカンドオピニオンに来られた患者さんは、
何人いるか数え切れません。
すべての患者さんは、
その某がんセンターでは、
インフォームドコンセントを受けているはずです。
某がんセンターにおけるインフォームドコンセントとは、
「患者を誤解させたうえで、患者の欲しない治療に導く手段」
であるかのように感じます。
勿論、患者さんの理解力の差も、
無視することはできません。
病状の説明書には、
きちんと「延命のための治療」と書かれていても、
患者さんご本人が、
勝手に希望的観測のもとに
「治る」と信じ込んで治療を続けているというケースもあります。
必ずしも医者の説明が不備だというわけではないと思います。
しかし「延命のため」と書いてあっても、
そのあまりにも短い延命期間についてまで言及している説明書は、
稀にしか目にしません。
お得意のエビデンスとは違う数字が明記されていることすらあります。
そこに作為を感じしてしまうのは、
邪推でしょうか。
邪推ではないとすると、
十分な時間の取れない貧しい日本の医療では、
医者に騙され、
患者さんの欲しない医療に誘導されることを阻止して、
満足いくインフォームドコンセントを遂行するためには、
患者さんサイドで事前にある程度の情報は仕入れておく必要があります。
本来は、まったく何も知らない素人の患者さんでも、
十分な説明・解説により、
ご自身の治療を選択していくべきですが、
それは日本の医療事情では、
無いものネダリです。
やはり、何回も書いているとおり、
知識武装は絶対に必要だと思います。
ある大学病院で肺ガンの診断を受け、
イレッサの内服を勧められた患者さんが、
その大学の治療に疑問を持ち、
セカンドオピニオンに来られました。
肺ガンにしては、
チョット様子がおかしいので、
イロイロと話しを聞いてみると、
20年以上前に甲状腺ガンの手術をしていることがわかりました。
その甲状腺ガンの再発と考えると、
“不思議な肺ガン”のすべてが納得いくので、
先ず、甲状腺ホルモン剤だけを処方したところ、
2週間で腫瘍マーカーの大幅な減少を認めました。
甲状腺ガンの再発で間違いないと考えられます。
その事実が分かってからも、
その大学病院では、
肺ガンの治療をするとの考えを捨てません。
肺ガン治療と甲状腺ガン治療ではまったく違います。
大学の医者も当然、
肺ガンではなかった、
甲状腺ガンの再発だったということは分かったはずですが、
一度診断をつけた病名は変えようとはしません。
患者さんに真実を知らせることすら拒むようです。
大学の威厳を保つためには、
インフォームドコンセントなど、
ドウでもイイようです。
日本のインフォームドコンセントなど、
がんセンターでも大学でも、
その程度のもののようです。
「シッカリと説明を受けている」
などと考えたら酷い目に遭う可能性は十分にあります。
ご注意ください。
以上 文責 梅澤 充
今では、誰でも一度は耳にしたことのある言葉です。
80年代の後半頃から日本でも使われはじめた言葉です。
丁度その頃、私はシカゴにいましたが、
そこでは医者が患者に完全に説明するのは
当たり前になっていました。
とても読む気にならない保険の契約約定のような印刷物が、
これから治療を受ける患者さんすべてに渡されていました。
それは、医者の善意、
患者さんの権利、
というより、
訴訟になった時に、
医者の武器にするためであるように感じました。
しかし、理由はともかく、
患者さんは、その読む気にならない説明書(?)を
シッカリと読めば、
自分がこれから受けるかもしれない治療の、
メリット・デメリットを理解することが可能です。
そのうえで自分の治療を選択できます。
日本では、インフォームドコンセント(Informed-Consent)とは、
「説明と同意」と訳されますが、
患者には、ご自身の病気・治療に関して知る権利があり、
医者には、それを患者に知らせる義務があり、
その治療方法を患者自身が決定する権利を持つこと、
を意味します。
そのインフォームドコンセントを
日本のガン治療の中心とされる某がんセンターが、
全国に普及させようとしています。
その某がんセンターで治療中の患者さんが
セカンドオピニオンに来られました。
その患者さんは、
「某がんセンターで治療をすれば、
治してもらえると思っていた」
と、トンでもない勘違いのうえで辛い抗癌剤治療を続けていました。
そのガンが、
標準的抗癌剤治療で治ることは有り得ません。
同様の勘違いをしたまま、
そのがんセンターで治療を続けた挙句、
それは間違いであったことに気付き、
あるいは、「治療方法無し」宣告で、
はじめて目を覚まし、
その後セカンドオピニオンに来られた患者さんは、
何人いるか数え切れません。
すべての患者さんは、
その某がんセンターでは、
インフォームドコンセントを受けているはずです。
某がんセンターにおけるインフォームドコンセントとは、
「患者を誤解させたうえで、患者の欲しない治療に導く手段」
であるかのように感じます。
勿論、患者さんの理解力の差も、
無視することはできません。
病状の説明書には、
きちんと「延命のための治療」と書かれていても、
患者さんご本人が、
勝手に希望的観測のもとに
「治る」と信じ込んで治療を続けているというケースもあります。
必ずしも医者の説明が不備だというわけではないと思います。
しかし「延命のため」と書いてあっても、
そのあまりにも短い延命期間についてまで言及している説明書は、
稀にしか目にしません。
お得意のエビデンスとは違う数字が明記されていることすらあります。
そこに作為を感じしてしまうのは、
邪推でしょうか。
邪推ではないとすると、
十分な時間の取れない貧しい日本の医療では、
医者に騙され、
患者さんの欲しない医療に誘導されることを阻止して、
満足いくインフォームドコンセントを遂行するためには、
患者さんサイドで事前にある程度の情報は仕入れておく必要があります。
本来は、まったく何も知らない素人の患者さんでも、
十分な説明・解説により、
ご自身の治療を選択していくべきですが、
それは日本の医療事情では、
無いものネダリです。
やはり、何回も書いているとおり、
知識武装は絶対に必要だと思います。
ある大学病院で肺ガンの診断を受け、
イレッサの内服を勧められた患者さんが、
その大学の治療に疑問を持ち、
セカンドオピニオンに来られました。
肺ガンにしては、
チョット様子がおかしいので、
イロイロと話しを聞いてみると、
20年以上前に甲状腺ガンの手術をしていることがわかりました。
その甲状腺ガンの再発と考えると、
“不思議な肺ガン”のすべてが納得いくので、
先ず、甲状腺ホルモン剤だけを処方したところ、
2週間で腫瘍マーカーの大幅な減少を認めました。
甲状腺ガンの再発で間違いないと考えられます。
その事実が分かってからも、
その大学病院では、
肺ガンの治療をするとの考えを捨てません。
肺ガン治療と甲状腺ガン治療ではまったく違います。
大学の医者も当然、
肺ガンではなかった、
甲状腺ガンの再発だったということは分かったはずですが、
一度診断をつけた病名は変えようとはしません。
患者さんに真実を知らせることすら拒むようです。
大学の威厳を保つためには、
インフォームドコンセントなど、
ドウでもイイようです。
日本のインフォームドコンセントなど、
がんセンターでも大学でも、
その程度のもののようです。
「シッカリと説明を受けている」
などと考えたら酷い目に遭う可能性は十分にあります。
ご注意ください。
以上 文責 梅澤 充



