昨日の「乳ガン」で、
昨日外来抗癌剤治療に来られた、
珍しい経過を辿っているお二人の乳ガン患者さんを紹介しましたが、
実は昨日は、
もうお二人の珍しい経過の患者さんが来られています。
腎盂ガンという少数派のガンです。
経過はお二人ともまったく同じで、
根治手術後に再発予防の抗癌剤治療を勧められるも、
副作用が強いこと、
また、本当にその治療で再発が予防できるのか否か、
ハッキリしたデータが得られていないことを理由に、
その治療を拒否して、
私のところに来られました。
お二人とも、
再発予防といっても、
その前に、本当に根治しているのか、
再発しているのか否か、
確認の検査は受けていませんでしたので、
先ず、多数の腫瘍マーカー検査と、
PETの検査をおこなったところ、
お二人ともに再発が確認されてしまいました。
標準的抗癌剤治療しかおこなわないところでは同じですが、
再発が確認された後での抗癌剤治療と、
再発予防の抗癌剤治療では、
考え方がまったく変わってきます。
前者の場合の治療は、
私は、当然、まだ自覚症状は出ていないのですから、
生活の支障を来たすような副作用を伴う治療は避けて、
再発してきたガンに対して
ひたすら大ききならないような治療を続けます。
残念ながら、
姿を現してしまった再発ガンが、
抗癌剤治療だけで治るということは、
ほとんど皆無ですから、
可能な限り、
ラクに長生きする方法で治療を続けます。
お一人は、
手術直後に確認されたリンパ節再発であり、
本来、はじめの手術で切除することも多いリンパ節でしたので、
再手術を勧めました。
しかし、その再手術は極めて難易度の高い手術になりますから、
それができる医者は限られています。
その手術を自信を持って紹介できる外科医にお願いしようと計画しました。
実際にその外科医に打診したところ、
「大丈夫、手術は可能」との回答はいただいておりました。
しかし、必ずしも成功して、
根治するという確証は無いその手術を受ける決断はつけられず、
私のもとでの延命治療を選択されました。
しかし、そのお二人の考え方は、
私の考えとは、少々違っていました。
お二人とも、
「食事療法を最優先にしたい」
というお考えでした。
お一人は、
健康保険では認められていない抗癌剤を
ごく僅かだけ使っていますが、
もうお一人は、
抗癌剤治療はまったく無しです。
お二人とも、
所謂、ゲルソン療法といわれる
とても厳しい食事療法に準じた食生活をされています。
ゲルソン療法は食の楽しみを完全奪ってしまいますので、
お二人ともそこまではしていません。
今まで、厳格なゲルソン療法をしていた患者さんは、
何人も診てきましたが、
それが効いたという患者さんは一人も見たことはありません。
しかし、昨日来られたお二人は、
ガンは良くなっているわけではありませんが、
まったく進行していないようですので、
その食事療法も効果がありそうです。
抗癌剤を併用されている患者さんは、
それが効いているのかもしれませんし、
抗癌剤を使っていない患者さんは、
サプリメントを摂られていますので、
それが効いているのかも知れません。
食事療法だけで、
ガンの増大が止まるとは、
にわかには信じられません。
しかし、適度な食事療法をおこなっている二人の患者さんが、
少量の抗癌剤治療またはサプリメントの併用はありますが、
ガンの増大が3〜4ヶ月止まっている、
というのは事実です。
食事療法信者は、
少量の抗癌剤治療や、
サプリメントの存在は隠して、
「食事療法でガンの、しかも、非常に足の速いガンの進行が止まっている」
と宣伝するでしょうが、
それは、真実ではありません。
一部の事実を故意に隠した、
湾曲した宣伝、主張が極めて多数見られます。
騙されないでください。
それらの宣伝、主張を根拠にご自信でも試してみようと考える場合には、
真偽のほどを、
信頼できる医者に相談してから、
実行に移してください。
ただし、食事療法の場合、
食べる喜びを失い、
ストレスにより、ガンの悪化をみる可能性も十分にあると思いますので、
慎重にお考えください。
また、昨日の「乳ガン」
で紹介した、
はじめの患者さんのように、
不節制をしたほうが、
腫瘍マーカーが下がる、
すなわちガン細胞の数が減ってくれる、
という奇怪な現象もガンでは十分に起こりますので、
極めて個性豊かなガンの、
その個性を早く理解してご自身に最適な治療を選択してください。
以上 文責 梅澤 充
昨日外来抗癌剤治療に来られた、
珍しい経過を辿っているお二人の乳ガン患者さんを紹介しましたが、
実は昨日は、
もうお二人の珍しい経過の患者さんが来られています。
腎盂ガンという少数派のガンです。
経過はお二人ともまったく同じで、
根治手術後に再発予防の抗癌剤治療を勧められるも、
副作用が強いこと、
また、本当にその治療で再発が予防できるのか否か、
ハッキリしたデータが得られていないことを理由に、
その治療を拒否して、
私のところに来られました。
お二人とも、
再発予防といっても、
その前に、本当に根治しているのか、
再発しているのか否か、
確認の検査は受けていませんでしたので、
先ず、多数の腫瘍マーカー検査と、
PETの検査をおこなったところ、
お二人ともに再発が確認されてしまいました。
標準的抗癌剤治療しかおこなわないところでは同じですが、
再発が確認された後での抗癌剤治療と、
再発予防の抗癌剤治療では、
考え方がまったく変わってきます。
前者の場合の治療は、
私は、当然、まだ自覚症状は出ていないのですから、
生活の支障を来たすような副作用を伴う治療は避けて、
再発してきたガンに対して
ひたすら大ききならないような治療を続けます。
残念ながら、
姿を現してしまった再発ガンが、
抗癌剤治療だけで治るということは、
ほとんど皆無ですから、
可能な限り、
ラクに長生きする方法で治療を続けます。
お一人は、
手術直後に確認されたリンパ節再発であり、
本来、はじめの手術で切除することも多いリンパ節でしたので、
再手術を勧めました。
しかし、その再手術は極めて難易度の高い手術になりますから、
それができる医者は限られています。
その手術を自信を持って紹介できる外科医にお願いしようと計画しました。
実際にその外科医に打診したところ、
「大丈夫、手術は可能」との回答はいただいておりました。
しかし、必ずしも成功して、
根治するという確証は無いその手術を受ける決断はつけられず、
私のもとでの延命治療を選択されました。
しかし、そのお二人の考え方は、
私の考えとは、少々違っていました。
お二人とも、
「食事療法を最優先にしたい」
というお考えでした。
お一人は、
健康保険では認められていない抗癌剤を
ごく僅かだけ使っていますが、
もうお一人は、
抗癌剤治療はまったく無しです。
お二人とも、
所謂、ゲルソン療法といわれる
とても厳しい食事療法に準じた食生活をされています。
ゲルソン療法は食の楽しみを完全奪ってしまいますので、
お二人ともそこまではしていません。
今まで、厳格なゲルソン療法をしていた患者さんは、
何人も診てきましたが、
それが効いたという患者さんは一人も見たことはありません。
しかし、昨日来られたお二人は、
ガンは良くなっているわけではありませんが、
まったく進行していないようですので、
その食事療法も効果がありそうです。
抗癌剤を併用されている患者さんは、
それが効いているのかもしれませんし、
抗癌剤を使っていない患者さんは、
サプリメントを摂られていますので、
それが効いているのかも知れません。
食事療法だけで、
ガンの増大が止まるとは、
にわかには信じられません。
しかし、適度な食事療法をおこなっている二人の患者さんが、
少量の抗癌剤治療またはサプリメントの併用はありますが、
ガンの増大が3〜4ヶ月止まっている、
というのは事実です。
食事療法信者は、
少量の抗癌剤治療や、
サプリメントの存在は隠して、
「食事療法でガンの、しかも、非常に足の速いガンの進行が止まっている」
と宣伝するでしょうが、
それは、真実ではありません。
一部の事実を故意に隠した、
湾曲した宣伝、主張が極めて多数見られます。
騙されないでください。
それらの宣伝、主張を根拠にご自信でも試してみようと考える場合には、
真偽のほどを、
信頼できる医者に相談してから、
実行に移してください。
ただし、食事療法の場合、
食べる喜びを失い、
ストレスにより、ガンの悪化をみる可能性も十分にあると思いますので、
慎重にお考えください。
また、昨日の「乳ガン」
で紹介した、
はじめの患者さんのように、
不節制をしたほうが、
腫瘍マーカーが下がる、
すなわちガン細胞の数が減ってくれる、
という奇怪な現象もガンでは十分に起こりますので、
極めて個性豊かなガンの、
その個性を早く理解してご自身に最適な治療を選択してください。
以上 文責 梅澤 充



