本日も何人もの患者さんが、
抗癌剤治療に来られました。
イロイロな状態の患者さんがいます。
根治を目指すことが十分に可能な患者さん。
残念ながら、
常識的に考えれば根治は不可能であり、
延命だけを目指さなければならない患者さんもいます。
むしろ、後者の患者さんの方が多数派です。
そして、そのことをほとんどの患者さんは理解されています。
少しでも長く、
QOLを落とすことなく元気に生活を楽しみたい、
と考えられています。
根治が望めない患者さんに対しては、
私も、患者さんとまったく同じ考えです。
しかし、多くの患者さんの中には、
根治は不可能であるにもかかわらず、
「何時になったら治りますか?」
と聞いてこられる患者さんもいます。
多くはお年寄りですが、
答えに困ります。
「しばらくは治療を続けなければなりませんよ」
というのが精一杯です。
本日も、まったく同じ質問をお二人の患者さんからいただきました。
辛いです。
ご家族とご一緒に来られている患者さんでは、
いくらご高齢でも、
その質問は出てこないのですが、
お一人で来られるお年寄りは、
よく同じ質問をされます。
本日の患者さんは、
治療後のリンパ浮腫に悩まされていますが、
それも多くの場合治りません。
そのリンパ浮腫についても、
「何時治りますか?」
このブログを読まれているような、
比較的若い患者さんでは、
ご自信の置かれた状況をご理解されており、
その状況下で最善の治療を探して、
それを続けておられます。
しかし、ご高齢で、
ご自信の現状を知らずに、
「何時になったら治るんだ!?」
と悩んで、イライラしているのは、
お気の毒な気がします。
しかし、逆に考えると、
かつての日本のガン治療のように、
患者さんには、
ガンであることすら知らせないという考え方も、
ある意味患者さんにとっては、
幸せなことなのかも知れません。
でも、ご自信の本当の現状を知らないで、
治療を続けるのは、
やはり、なにとも不公平な感じがします。
いくらお年を取られていても、
認知障害でもない限りは、
ご本人が置かれた立場をシッカリと理解していただいたうえで、
その状態のご自身に最適と考えられる治療を行うべきだと思います。
ご高齢の患者さんに真実を伏せて、
私のところで治療を行うことを希望されるご家族は、
大切なご家族である患者さんに
QOLを低下させずに長生きして欲しい、
と願っておられますが、
患者さんによっては、
真実を知っていたほうが、
より高いQOLが得られるかも知れません。
あるいは、
治らないのであれば、
治療は望まれずに、
自然の流れに身を任せたいというかたもおられるかも知れません。
ご自身の病態を知るということは、
権利でもあり、
同時に義務でもあるような気がします。
以上 文責 梅澤 充
抗癌剤治療に来られました。
イロイロな状態の患者さんがいます。
根治を目指すことが十分に可能な患者さん。
残念ながら、
常識的に考えれば根治は不可能であり、
延命だけを目指さなければならない患者さんもいます。
むしろ、後者の患者さんの方が多数派です。
そして、そのことをほとんどの患者さんは理解されています。
少しでも長く、
QOLを落とすことなく元気に生活を楽しみたい、
と考えられています。
根治が望めない患者さんに対しては、
私も、患者さんとまったく同じ考えです。
しかし、多くの患者さんの中には、
根治は不可能であるにもかかわらず、
「何時になったら治りますか?」
と聞いてこられる患者さんもいます。
多くはお年寄りですが、
答えに困ります。
「しばらくは治療を続けなければなりませんよ」
というのが精一杯です。
本日も、まったく同じ質問をお二人の患者さんからいただきました。
辛いです。
ご家族とご一緒に来られている患者さんでは、
いくらご高齢でも、
その質問は出てこないのですが、
お一人で来られるお年寄りは、
よく同じ質問をされます。
本日の患者さんは、
治療後のリンパ浮腫に悩まされていますが、
それも多くの場合治りません。
そのリンパ浮腫についても、
「何時治りますか?」
このブログを読まれているような、
比較的若い患者さんでは、
ご自信の置かれた状況をご理解されており、
その状況下で最善の治療を探して、
それを続けておられます。
しかし、ご高齢で、
ご自信の現状を知らずに、
「何時になったら治るんだ!?」
と悩んで、イライラしているのは、
お気の毒な気がします。
しかし、逆に考えると、
かつての日本のガン治療のように、
患者さんには、
ガンであることすら知らせないという考え方も、
ある意味患者さんにとっては、
幸せなことなのかも知れません。
でも、ご自信の本当の現状を知らないで、
治療を続けるのは、
やはり、なにとも不公平な感じがします。
いくらお年を取られていても、
認知障害でもない限りは、
ご本人が置かれた立場をシッカリと理解していただいたうえで、
その状態のご自身に最適と考えられる治療を行うべきだと思います。
ご高齢の患者さんに真実を伏せて、
私のところで治療を行うことを希望されるご家族は、
大切なご家族である患者さんに
QOLを低下させずに長生きして欲しい、
と願っておられますが、
患者さんによっては、
真実を知っていたほうが、
より高いQOLが得られるかも知れません。
あるいは、
治らないのであれば、
治療は望まれずに、
自然の流れに身を任せたいというかたもおられるかも知れません。
ご自身の病態を知るということは、
権利でもあり、
同時に義務でもあるような気がします。
以上 文責 梅澤 充



