間も無く8月も終わります。
9月になると厳しい残暑がぶり返すとの予想が出ているようですが、
殺人的な暑さの続いた盛夏も終わったかのうような、
涼しく過ごしやすい日が続いています。
蝉の声よりも、
夜の虫の涼しげな声のほうが大きくなってきました。
今年も例年通り夏休みなどありませんでしたので、
チョット疲れが出てきました。
少し骨休めをしたい気分です。
体調も例年と少し違ってきています。
人間は1年経つと1歳をとるのですね。
例年今頃はまだまだ元気だったはずですが、
今年は、少々疲れました。
しかし、暑い夏には、
患者さんも疲れています。
夏バテは、
ガンの動向にもあまり良くないように感じます。
完全に病状が安定している患者さんでも、
酷暑の時期には、
少し悪化の方向に傾く傾向があるように見えます。
暑さで肉体的にもバテている患者さんもいますが、
抗癌剤治療が続き、
骨髄が疲弊してきている患者さんもいます。
暑さとはあまり関係はありませんが、
特に標準的に大量の抗癌剤を使った治療を、
続けてこられた患者さんでは、
それは、しばしば顕著に現れます。
チョットだけしか抗癌剤は使わないのに、
すぐに骨髄がストライキを起こしてしまう。
という患者さんも何人もおられます。
はじめて私のところへ来たのは、
「血小板がこんな数字では、もう治療はできません」
と言われてからという患者さんもいます。
せっかくアバスチンが使える社会的環境が整ったのに、
もったいないハナシです。
はじめてその患者さんが来られた数ヶ月前は、
血小板は4万前後をウロウロ、
無治療では、
確実にガンが悪化してきましたので、
だましだまし、治療を続け、
現在は、やっと8万を超えるまでになりましたが、
まだ、アバスチンを使うのは憚られます。
骨髄機能を温存していれば、
大きな武器を使えない悔しさを味わうこともありませんでした。
骨髄はガン治療を進めていくうえで、
貴重な財産です。
いくらでも白血球、血小板を供給してくれる
強靭な骨髄をお持ちの患者さんもいますが、
すぐにねを上げてしまうか弱い骨髄もあります。
強靭な骨髄なら良いのですが、
脆弱な骨髄しかお持ちでない多くの患者さんでは、
骨髄が疲弊していると、
ガンに対して手が出せなくなります。
抗癌剤が使い難くなってしまいます。
治療の手段が大きく狭められます。
丁度8月はお盆のシーズンで、
抗癌剤治療を1週間お休みしたという患者さんもたくさんいます。
そのため、私はチョットだけラクできましたが・・・・
1週間休むことで、
その間にガンが進んでしまった患者さんもいます。
しかし、骨髄が疲弊していた患者さんでは、
むしろ、休息が良い方向に作用して、
ガンが快方に向かっているかたもいます。
これは、普段の抗癌剤治療でもよく見かける現象です。
毎週だと骨髄抑制が大きくなり過ぎるため、
点滴治療の間隔を10日毎にすると効果が大きくなる・・・・
不思議な現象ですが、
押して、押して
責めまくるだけがガン治療ではありません。
時には、引いてみることも、
ガンという“生き物”との戦いには必要なようです。
特に、骨髄があまり頑丈ではない患者さんでは、
文字通り、
適当な骨休めも重要だと思われます。
以上 文責 梅澤 充
9月になると厳しい残暑がぶり返すとの予想が出ているようですが、
殺人的な暑さの続いた盛夏も終わったかのうような、
涼しく過ごしやすい日が続いています。
蝉の声よりも、
夜の虫の涼しげな声のほうが大きくなってきました。
今年も例年通り夏休みなどありませんでしたので、
チョット疲れが出てきました。
少し骨休めをしたい気分です。
体調も例年と少し違ってきています。
人間は1年経つと1歳をとるのですね。
例年今頃はまだまだ元気だったはずですが、
今年は、少々疲れました。
しかし、暑い夏には、
患者さんも疲れています。
夏バテは、
ガンの動向にもあまり良くないように感じます。
完全に病状が安定している患者さんでも、
酷暑の時期には、
少し悪化の方向に傾く傾向があるように見えます。
暑さで肉体的にもバテている患者さんもいますが、
抗癌剤治療が続き、
骨髄が疲弊してきている患者さんもいます。
暑さとはあまり関係はありませんが、
特に標準的に大量の抗癌剤を使った治療を、
続けてこられた患者さんでは、
それは、しばしば顕著に現れます。
チョットだけしか抗癌剤は使わないのに、
すぐに骨髄がストライキを起こしてしまう。
という患者さんも何人もおられます。
はじめて私のところへ来たのは、
「血小板がこんな数字では、もう治療はできません」
と言われてからという患者さんもいます。
せっかくアバスチンが使える社会的環境が整ったのに、
もったいないハナシです。
はじめてその患者さんが来られた数ヶ月前は、
血小板は4万前後をウロウロ、
無治療では、
確実にガンが悪化してきましたので、
だましだまし、治療を続け、
現在は、やっと8万を超えるまでになりましたが、
まだ、アバスチンを使うのは憚られます。
骨髄機能を温存していれば、
大きな武器を使えない悔しさを味わうこともありませんでした。
骨髄はガン治療を進めていくうえで、
貴重な財産です。
いくらでも白血球、血小板を供給してくれる
強靭な骨髄をお持ちの患者さんもいますが、
すぐにねを上げてしまうか弱い骨髄もあります。
強靭な骨髄なら良いのですが、
脆弱な骨髄しかお持ちでない多くの患者さんでは、
骨髄が疲弊していると、
ガンに対して手が出せなくなります。
抗癌剤が使い難くなってしまいます。
治療の手段が大きく狭められます。
丁度8月はお盆のシーズンで、
抗癌剤治療を1週間お休みしたという患者さんもたくさんいます。
そのため、私はチョットだけラクできましたが・・・・
1週間休むことで、
その間にガンが進んでしまった患者さんもいます。
しかし、骨髄が疲弊していた患者さんでは、
むしろ、休息が良い方向に作用して、
ガンが快方に向かっているかたもいます。
これは、普段の抗癌剤治療でもよく見かける現象です。
毎週だと骨髄抑制が大きくなり過ぎるため、
点滴治療の間隔を10日毎にすると効果が大きくなる・・・・
不思議な現象ですが、
押して、押して
責めまくるだけがガン治療ではありません。
時には、引いてみることも、
ガンという“生き物”との戦いには必要なようです。
特に、骨髄があまり頑丈ではない患者さんでは、
文字通り、
適当な骨休めも重要だと思われます。
以上 文責 梅澤 充



