昨日の「データが無い!?」で、
現在の抗癌剤治療のデータの意味を、
私なりの解釈で書きました。
まだ、書き足りないことがあります。
私自身の治療のデータです。
今年のはじめには、
データをまとめることが一つの目標でした。
しかし、いまだにいっこうにまとまる気配がありません。
言い訳は幾つかあります。
時間が無いことが最大の問題ですが、
それ以外では、
一つは、
私が、治療を開始する時の状態が、
個々の患者さんで、
あまりにも大きな開きがあるためです。
標準治療がまったく効かず、
治療方法はありませんと宣告され、
ボロボロの全身状態から治療を開始する患者さん。
標準治療でそこそこの延命は得られるも、
それが効かなくなり、
治療法無し宣告の、
比較的全身状態良好な患者さん。
再発確認後すぐに私のところへ来られた患者さん。
後者の患者さんが増えつつありますが、
まだデータが出せるほどの人数ではありません。
しかし、バラバラな患者さんを十把一絡げに統計を取ることはできません。
次の言い訳は、
乳ガン、胃ガン、肺ガン、大腸ガン、膵ガン、卵巣ガン・・・・
ガンの種類が多すぎることも原因です。
さらに、データが出てこない大きな理由は、
個々の患者さんで、
治療内容に大きな差があることです。
私は、個々の患者さんにあわせて治療をおこなうことを信条としていますので、
個人個人で治療がバラバラになるのは当然なのですが、
患者さんの経済格差によっても、
治療成績に大きな差が出てしまいます。
タルセバ、ハーセプチン、タイカーブ、スーテント、
ネクサバール、グリベック、オキサリプラチン、ゼローダ、
ソニフィラン、アルブミン、
その他、ふんだんなサプリメントやビタミンCなどなど、
さらに、免疫細胞療法、温熱療法などの代替療法など、
有効性が期待できるものを
すべて投入して治療をおこなっている患者さんもいます。
そこまでいかないまでも、
保険外の薬剤を使っている患者さんは少なくありません。
一方、経済的な理由により、
それがまったく許されず、
完全に健康保険の範囲だけの治療の患者さんもいます。
すべての武器を投入できる患者さんでは、
ほとんどの場合、
間違いなく、
大きな延命効果が期待できます。
勿論、保険外の薬剤などは使わなくても、
抗癌剤の点滴治療のたびに、
自費で腫瘍マーカーをチェックして、
その変動に合わせて抗癌剤治療の舵きりをするだけでも、
それをしないよりは、
当然、延命効果は大きくなります。
それができる患者さんと、
そうではない患者さんとの間で、
予後には大きな開きが出てしまいます。
標準治療だけしか、
おこなっていない施設や、
逆に、高額な自費治療だけをおこなっているクリニックなどでは、
均一な治療としてのデータを出すことはそれなりの意味はあると思いますが、
経済格差により、
治療効果、延命効果に差が出る状況で治療をおこなっている患者さんにおいて、
皆さん一まとめにして、
統計データを出すことが、
意味のあることなのか否か大きな疑問を持ち、
忙しいことを言い訳に、
なかなか重い腰が、
完全に椅子にへばりつき持ち上がりません。
様々な事情の患者さんを十把一絡げにして出したデータでも、
標準治療よりは、
延命効果においては、
大きな数字が出ることは間違いないと思います。
現在、抗癌剤治療をおこなっている患者さんでは、
はじめから標準的に大量の抗癌剤を使うことはしていませんが、
治療効果が十分ではなく、
副作用が無いような患者さんの場合、
効果と副作用を観ながら、
最終的に標準量まで、
濃度が上がる患者さんもたまにはいます。
多くの患者さんは、
標準的に大量の抗癌剤は不要だから、
少量で治療をおこなっているだけです。
個性豊かなすべての患者さんを
十把一絡げに扱う標準治療より、
一人一人に最適と思われる、
抗癌剤の種類・量を
手探りで決めていく治療のほうが、
長生きできるのは当たり前のことだと思います。
残念ながら、
今年中のデータの開示は難しそうな状況ですが、
昨日の「データが無い!?」
で書いたような、
「データが無いから信用できない」
と言ってくれる患者さんがいるほうが、
現在のほぼ満員状態を考えると、
私としてはラクです・・・・
以上 文責 梅澤 充
現在の抗癌剤治療のデータの意味を、
私なりの解釈で書きました。
まだ、書き足りないことがあります。
私自身の治療のデータです。
今年のはじめには、
データをまとめることが一つの目標でした。
しかし、いまだにいっこうにまとまる気配がありません。
言い訳は幾つかあります。
時間が無いことが最大の問題ですが、
それ以外では、
一つは、
私が、治療を開始する時の状態が、
個々の患者さんで、
あまりにも大きな開きがあるためです。
標準治療がまったく効かず、
治療方法はありませんと宣告され、
ボロボロの全身状態から治療を開始する患者さん。
標準治療でそこそこの延命は得られるも、
それが効かなくなり、
治療法無し宣告の、
比較的全身状態良好な患者さん。
再発確認後すぐに私のところへ来られた患者さん。
後者の患者さんが増えつつありますが、
まだデータが出せるほどの人数ではありません。
しかし、バラバラな患者さんを十把一絡げに統計を取ることはできません。
次の言い訳は、
乳ガン、胃ガン、肺ガン、大腸ガン、膵ガン、卵巣ガン・・・・
ガンの種類が多すぎることも原因です。
さらに、データが出てこない大きな理由は、
個々の患者さんで、
治療内容に大きな差があることです。
私は、個々の患者さんにあわせて治療をおこなうことを信条としていますので、
個人個人で治療がバラバラになるのは当然なのですが、
患者さんの経済格差によっても、
治療成績に大きな差が出てしまいます。
タルセバ、ハーセプチン、タイカーブ、スーテント、
ネクサバール、グリベック、オキサリプラチン、ゼローダ、
ソニフィラン、アルブミン、
その他、ふんだんなサプリメントやビタミンCなどなど、
さらに、免疫細胞療法、温熱療法などの代替療法など、
有効性が期待できるものを
すべて投入して治療をおこなっている患者さんもいます。
そこまでいかないまでも、
保険外の薬剤を使っている患者さんは少なくありません。
一方、経済的な理由により、
それがまったく許されず、
完全に健康保険の範囲だけの治療の患者さんもいます。
すべての武器を投入できる患者さんでは、
ほとんどの場合、
間違いなく、
大きな延命効果が期待できます。
勿論、保険外の薬剤などは使わなくても、
抗癌剤の点滴治療のたびに、
自費で腫瘍マーカーをチェックして、
その変動に合わせて抗癌剤治療の舵きりをするだけでも、
それをしないよりは、
当然、延命効果は大きくなります。
それができる患者さんと、
そうではない患者さんとの間で、
予後には大きな開きが出てしまいます。
標準治療だけしか、
おこなっていない施設や、
逆に、高額な自費治療だけをおこなっているクリニックなどでは、
均一な治療としてのデータを出すことはそれなりの意味はあると思いますが、
経済格差により、
治療効果、延命効果に差が出る状況で治療をおこなっている患者さんにおいて、
皆さん一まとめにして、
統計データを出すことが、
意味のあることなのか否か大きな疑問を持ち、
忙しいことを言い訳に、
なかなか重い腰が、
完全に椅子にへばりつき持ち上がりません。
様々な事情の患者さんを十把一絡げにして出したデータでも、
標準治療よりは、
延命効果においては、
大きな数字が出ることは間違いないと思います。
現在、抗癌剤治療をおこなっている患者さんでは、
はじめから標準的に大量の抗癌剤を使うことはしていませんが、
治療効果が十分ではなく、
副作用が無いような患者さんの場合、
効果と副作用を観ながら、
最終的に標準量まで、
濃度が上がる患者さんもたまにはいます。
多くの患者さんは、
標準的に大量の抗癌剤は不要だから、
少量で治療をおこなっているだけです。
個性豊かなすべての患者さんを
十把一絡げに扱う標準治療より、
一人一人に最適と思われる、
抗癌剤の種類・量を
手探りで決めていく治療のほうが、
長生きできるのは当たり前のことだと思います。
残念ながら、
今年中のデータの開示は難しそうな状況ですが、
昨日の「データが無い!?」
で書いたような、
「データが無いから信用できない」
と言ってくれる患者さんがいるほうが、
現在のほぼ満員状態を考えると、
私としてはラクです・・・・
以上 文責 梅澤 充



