ガンと診断され、
これから治療が必要になった患者さんご家族に対して、
主治医は、
当然、その治療の内容について事前に説明します。
医者にはその治療の効果、副作用などについて説明する義務があります。
多くの場合その説明は、
文書をもっておこなわれます。
ある患者さんがセカンドオピニオンに来られ、
その病状・治療について説明を受けた時に、
主治医が患者さんに書いて渡した書類を持参されました。
某がんセンターでの説明書です。
それを見ると、
「無治療 → 予後不良」
「抗癌剤治療 → 延命 → 1年程度」
これを見たとき、
患者さんご家族はどのように感じるでしょうか。
なお、「予後不良」のその具体的な数字については、
説明は聞いていないそうです。
その患者さん、ご家族も、
他の患者さん同様、
その書類を見て、
「治療をしなければすぐにでも死んでしまう。」
「治療をすれば、何もしないより1年くらいの延命ができる。」
と信じておられました。
その上で、
その治療を受けようと決心しました。
しかし、周囲の人から、
標準治療での副作用の恐ろしさを聞き、
本当にその治療を受けるべきか否か悩み、
セカンドオピニオンに来られました。
説明文書は、
完全に患者さんの誤解を誘導するために書かれた内容であると思います。
その患者さんのガンでは、
無治療での生存期間中央値は6ヶ月、
辛い副作用に耐えて標準的抗癌剤治療を受けた場合、
生存期間中央値は8〜10ヶ月程度に延びる、
すなわち、2〜4ヶ月程度の延命効果が期待できる、
というエビデンスが出されています。
何回も書いているとおり、
標準的抗癌剤治療が、
すべての種類のガンにとって、
「受けるべきではない治療」だとは考えていません。
しかし、多くの場合、
受けない方がトクだと考えている種類のガンもあります。
その患者さんはまさにその種類のガンでした。
自覚症状もまったく無く、
ただ人間ドックで発見されたというだけでした。
病気を抱えていても、
まだ病人ではありません。
一見健康そのものです。
それが、勧められている標準的抗癌剤治療を受けるために入院したら、
その日から、
完全な一目で分かる病人になります。
そして病人状態は、
一生涯続きます。
その一生涯といっても、
無治療で健康人の時間を楽しんだ患者さんより、
2〜4ヶ月程度長くなる、
というだけです。
同様の数字・エビデンスしか出ていない標準治療は、
他の種類のガンでも、
たくさんあります。
これからご自身、ご家族が受けようとする治療の真実を
シッカリと理解してから、
治療を開始してください。
本日紹介した主治医が、
患者さんを欺くために、
前出のような、
書き方をしたのか否かは不明です。
「抗癌剤治療をしても、1年弱しか生きることはできない」
と言いたかったのかもしれません。
しかし、あの書き方では、
セカンドオピニオンの患者さんのように、
誤解するのは当然だと思います。
そもそも、
ガンなどという、
自分とはまったく関係の無い世界の話だと思っていた病気であることを
突然宣告され、
アタマの中は真っ白で、
何の知識も持たずに、
それについて説明を受けても、
医者の言うことを100%正確に理解できる
患者さん、ご家族はいないと思います。
多くのガンは、
患者さんが考えているほど、
急速には進みません。
一歩立ち止まって、
冷静に判断できる状態になってから、
医者の説明を受けてください。
同時に、一人の医者の説明で終わらせないで、
できる限り多くの考え方の違う医者の説明を聞いてください。
はじめに内科医から説明を受けたなら、
次は外科医や放射線科医の考え方も聞くようにされると良いと思います。
先日、
リクエストにお答えするつもりはありません。
時間のたっぷりあるガン患者さん、ご家族など、
そうそういるものではないと思います。
また、私も含めて、時間が十分にある医者などもいません。
すべての人間は平等に、
1日に24時間という時間が与えられています。
それを如何に上手に使っていくかが、
ガンとも上手く戦えるか否かの分かれ道にもなると思います。
安直にインターネットなどに頼らずに、
ご自身の足を使って、
お住まいの近くの幾つもの病院で
セカンドオピニオンをたくさんもらってください。
それが一番大きな知識、
すなわち力になります。
コメントを投稿されたかたは、
ご自身で努力してください。
ご家族の努力は、
患者さんの寿命と比例します。
以上 文責 梅澤 充
これから治療が必要になった患者さんご家族に対して、
主治医は、
当然、その治療の内容について事前に説明します。
医者にはその治療の効果、副作用などについて説明する義務があります。
多くの場合その説明は、
文書をもっておこなわれます。
ある患者さんがセカンドオピニオンに来られ、
その病状・治療について説明を受けた時に、
主治医が患者さんに書いて渡した書類を持参されました。
某がんセンターでの説明書です。
それを見ると、
「無治療 → 予後不良」
「抗癌剤治療 → 延命 → 1年程度」
これを見たとき、
患者さんご家族はどのように感じるでしょうか。
なお、「予後不良」のその具体的な数字については、
説明は聞いていないそうです。
その患者さん、ご家族も、
他の患者さん同様、
その書類を見て、
「治療をしなければすぐにでも死んでしまう。」
「治療をすれば、何もしないより1年くらいの延命ができる。」
と信じておられました。
その上で、
その治療を受けようと決心しました。
しかし、周囲の人から、
標準治療での副作用の恐ろしさを聞き、
本当にその治療を受けるべきか否か悩み、
セカンドオピニオンに来られました。
説明文書は、
完全に患者さんの誤解を誘導するために書かれた内容であると思います。
その患者さんのガンでは、
無治療での生存期間中央値は6ヶ月、
辛い副作用に耐えて標準的抗癌剤治療を受けた場合、
生存期間中央値は8〜10ヶ月程度に延びる、
すなわち、2〜4ヶ月程度の延命効果が期待できる、
というエビデンスが出されています。
何回も書いているとおり、
標準的抗癌剤治療が、
すべての種類のガンにとって、
「受けるべきではない治療」だとは考えていません。
しかし、多くの場合、
受けない方がトクだと考えている種類のガンもあります。
その患者さんはまさにその種類のガンでした。
自覚症状もまったく無く、
ただ人間ドックで発見されたというだけでした。
病気を抱えていても、
まだ病人ではありません。
一見健康そのものです。
それが、勧められている標準的抗癌剤治療を受けるために入院したら、
その日から、
完全な一目で分かる病人になります。
そして病人状態は、
一生涯続きます。
その一生涯といっても、
無治療で健康人の時間を楽しんだ患者さんより、
2〜4ヶ月程度長くなる、
というだけです。
同様の数字・エビデンスしか出ていない標準治療は、
他の種類のガンでも、
たくさんあります。
これからご自身、ご家族が受けようとする治療の真実を
シッカリと理解してから、
治療を開始してください。
本日紹介した主治医が、
患者さんを欺くために、
前出のような、
書き方をしたのか否かは不明です。
「抗癌剤治療をしても、1年弱しか生きることはできない」
と言いたかったのかもしれません。
しかし、あの書き方では、
セカンドオピニオンの患者さんのように、
誤解するのは当然だと思います。
そもそも、
ガンなどという、
自分とはまったく関係の無い世界の話だと思っていた病気であることを
突然宣告され、
アタマの中は真っ白で、
何の知識も持たずに、
それについて説明を受けても、
医者の言うことを100%正確に理解できる
患者さん、ご家族はいないと思います。
多くのガンは、
患者さんが考えているほど、
急速には進みません。
一歩立ち止まって、
冷静に判断できる状態になってから、
医者の説明を受けてください。
同時に、一人の医者の説明で終わらせないで、
できる限り多くの考え方の違う医者の説明を聞いてください。
はじめに内科医から説明を受けたなら、
次は外科医や放射線科医の考え方も聞くようにされると良いと思います。
先日、
もし記事内でなんらかの療法について触れられた場合には、
可能な限りその文献やらURLなどのソースを一緒に提示していただくと、
時間のない家族にとっては比較になり、大変参考になりやすいかと思います。
リクエストにお答えするつもりはありません。
時間のたっぷりあるガン患者さん、ご家族など、
そうそういるものではないと思います。
また、私も含めて、時間が十分にある医者などもいません。
すべての人間は平等に、
1日に24時間という時間が与えられています。
それを如何に上手に使っていくかが、
ガンとも上手く戦えるか否かの分かれ道にもなると思います。
安直にインターネットなどに頼らずに、
ご自身の足を使って、
お住まいの近くの幾つもの病院で
セカンドオピニオンをたくさんもらってください。
それが一番大きな知識、
すなわち力になります。
コメントを投稿されたかたは、
ご自身で努力してください。
ご家族の努力は、
患者さんの寿命と比例します。
以上 文責 梅澤 充



